彩りの大地 Final Fantasy III

ぺぇじへっどらいん

しろまどうし(白魔導士)

利用可能時期
「風のクリスタル」より利用可能
主な使用期間
回復量などその他諸々の事情で使い勝手が上がってはいるのだが、 それは白魔導士に限らずという相対的な理由により、結局無理に使うほどではないという結論でも変わらない。 さらに回復役だけに限定すれば浮遊大陸脱出後以降はまさかのライバルが登場することから意外と立場が厳しい。 無論、「ゴーレムのつえ」もあるにはあるのだが、 どんなに頑張っても少なくとも3回当てないと斃せなくなっているためいろいろと厳しくなっている。

白魔法の使い手。その基本は回復魔法による味方への支援にある。 攻撃系の魔法もいくつかあるものの 自慢できるほど強いわけではない。

言うまでもなく、回復魔法だけはきちんとそろえるべき。
昔ほど補助魔法が強くないので「サイレス」も「コンフュ」も微妙だが、 相変わらず「ヘイスト」は重要なので……最終的には白で使うよりは導師での活用になるだろうか。

白魔法の使い手というだけあって白魔法のパワーソースである精神の伸びが目立つ。それ以外は平均的。

コマンド効果
たたかう通常攻撃を行う
まほう魔法を使用する
アイテムアイテムを使用する。武器・盾の装備変更も可能

PR版でのjp(熟練度)はどのジョブでも一律で5回行動すると1レベル上がるようなので、 熟練度が非常に上げやすい仕様となっている。
また、「ぼうぎょ」「チェンジ」「にげる」がメインコマンドから別に引き離されており、 どのジョブでもこの3コマンドが実行できるようになっている。
なお、PR版では従来の逃げ腰状態によってダメージが増加するという仕様は削除されている。

レベル7までの白魔法が使える。 序盤は「ワイトスレイヤー使い」に譲ったとしても、それ以降から終盤の上位互換ジョブである導士が登場するまではお世話になる。

Lv 白魔法1白魔法2白魔法3 黒魔法1黒魔法2黒魔法3 白黒召喚合体召喚
1 ケアルポイゾナサイトロ                      
2 エアロトードミニマム                      
3 ケアルラテレポブライナ                      
4 ライブラサイレスコンフュ                      
5 ケアルダレイズプロテス                      
6 エアロガストナヘイスト                      
7 ケアルガエスナリフレク                      

時期装備/備考
祭壇の洞窟・封印の洞窟 革防具
火力のなさでイマイチ足を引っ張り気味。戦力が整っていない時期ゆえに、これは少々痛い欠点。 そのため回復は重要だが、時期的に「ワイトスレイヤー」を使いつぶすつもりで赤魔導士に役割を譲った方がいいかもしれない。 パワーアップして使い勝手も上がっている弓矢も扱えないため、その点でも割を食っている。
山頂に続く道・トーザス~ネプトの神殿 燃える杖、ミスリルの腕輪
山登りまでは赤でも白でも好きな方を。こびとダンジョンでは黒3枚白1枚の布陣で。 白なら「燃える杖」を通常戦闘の主力に、ボス戦では「エアロ」を攻撃手段として使う。
内海・オーエンの塔 魔導士の服
火力不足感は否めないが、それは赤でも同じのため、今後の事を考えても白を勧める。 無論、回復力は白のほうが優秀で、パーティの命綱たる役目を果たせる。
外海・地底湖・炎の洞窟  
回復力の都合もあって白を入れるのが推奨。 これならサラマンダー相手に何とかなるか?
ハインの城・浮遊大陸脱出・水の洞窟 学者の帽子、学者の服
ハイン戦あたりまではいてもいいのだが、それ以降はいなくても特に問題はない。 特定のキャラを白で役割固定にしてしまうと体力の問題でHPが伸びにくいため、 強い剣も十分そろっていることから思い切って全員ナイトにしてHPを伸ばす機会を作ってみるのも手である。
下水道~ゴールドルの館  
ずっと白を継続していても問題ないのだが、この頃になると対抗馬として吟遊詩人が登場する。 MPを消費しないで攻撃の歌・防御の歌で補助のみならず、 癒しの歌でPTをサポートしてしまえる強力ジョブゆえに白の役割を食ってしまっている。 無論、回復力では白優勢だが継戦力のほうが重要であり、そちらは吟遊詩人のほうが勝る。
サロニア~ダルグ大陸 ゴーレムの杖、ルーンの腕輪
雷帝様の前では無力なのは以前と同じ。 違うのは回復量だが、3D同様に即効命となる構図ゆえに結局攻撃役に充てたほうが良いという結論に。
潜水・各水中ダンジョン・古代遺跡 ダイヤの腕輪、白のローブ、守りの指輪
依然として敵を速攻で倒して被害を抑えていくスタイルのほうが優位なのでわざわざ編成するほどではない点は変わっていない。 そして継戦力で吟遊詩人という手強いライバルがおり、加えて回復力まで考えると「ハイポーション」で十分という考え方が。
山越え・暗黒の洞窟 ダイヤの腕輪、守りの指輪
魔剣士が白が使えなくなったが、継戦力的に「ハイポーション」があれば白はさほど重宝しないので無理に白の出番は作る必要がない。 そもそも白魔導士は手持無沙汰になりがち。。。
古代の民の迷宮・ドーガの洞窟・最後の戦い リボン
ここまでくれば他に選択肢があるため出番はない。

最初にも記したとおり、白魔法の使い手というだけあって白魔法のパワーソースである精神が高いが、それ以外が軒並み平均的。可もなく不可もなく。
それを補っても余りあるのが白魔法の使い勝手の高さではあるのだが、ジョブ自体の活躍に限れば少々怪しい。 というのも、何をするにしても対価(MP)を払わないと行かず、それをケチると今度は手持無沙汰となるのは必至。 このあたりはオリジナル版のそれと運用がほとんど変わっておらず、 白を運用するうえでは常に課題として付きまとう所である。

しかも、それでいて対抗馬がいるというのがPR版では向かい風となっている箇所。 その場合の対抗馬としては上にも挙げている通り吟遊詩人がいるのだが、 こちらはノーコストで回復技が打てるため、それと比べられるととにかく立場が危うい。 ノーコストというだけあって火力は推して知るべしだが、 いざというときは「ハイポーション」を使えばいいだけなので変えはいくらでも利いてしまう。
そして、補助魔法の成功率もオリジナルほどとは行かなくなっているところも悩みどころで、 これでは何のために白魔法があるのかわからなくなってしまっている。

ということで、総じて使い勝手が低下してしまっているのが実情である。 無論、序盤の浮遊大陸を脱出する前までであれば大活躍するのだが、 戦士や黒魔導士に並ぶ序盤専用ジョブというのがせいぜいといったところだろうか。