彩りの大地 Final Fantasy III

ぺぇじへっどらいん

くろまどうし(黒魔導士)

利用可能時期
「風のクリスタル」より利用可能
利用可能レベル
レベル1から利用可能
主な使用期間
最初~浮遊大陸脱出前後
こちらは白とは対象的に弾数と火力の両面から確実にハイン戦が最後と言えるレベルで以降はほとんど趣味の領域で扱うジョブ。 というより、黒魔法による攻撃が活躍するのは序盤の整っていない時期とこびとダンジョン、その後は物理が効かないハイン戦ぐらいしかない。

黒魔法の使い手。その基本は攻撃魔法や状態異常魔法による敵への弱体にある。

魔法を買わないとお話にならない。特にお株の攻撃系は重要。
補助系は地味に強力な究極封印魔法「シェイド」、序盤は代わりに成功率はともかくも「スリプル」が縛りに最適。
特に状態異常系の補助魔法は忘れられがちだが、「スリプル」「シェイド」を使うことである程度は無茶も可能。

非常に残念なお知らせだが、今作の黒魔法ははっきりいって弱い。 唯一強いのが、敵が使ってきた場合の各黒魔法で、その真骨頂と言えるのが「メテオ」。 自分で使ってもそれなりに強いと言えば強いけど、これぐらいだったらもっと別なものがある、わざわざ黒魔法を利用する意味がない。

そして、その対抗馬の1つが風水師の「ちけい」、ランダム性は多少あれど、火力とコストなしという便利性を考えると「ちけい」がライバルとして挙げられる。 「ちけい」でできないのが基本的に究極封印魔法「シェイド」。
と、「ちけい」はそれでもランダム性やデメリットを抱えているため、それならまだ黒魔法を使う利点もいくらかありそうなだが、 召喚魔法が登場すると黒魔法の存在が一気に霞む。
幻術士の白黒ランダム版と比べればまだ黒魔法のほうが有用だが、魔界幻士のそれが使えるようになると完全にお役御免状態、 黒魔法で削ったり封じたりするぐらいならば合体召喚で一掃してしまったほうがいいという結末が待っている。 というわけで、合体召喚までのつなぎとしてなら黒魔法を利用するというのがこの作品での通過儀礼である。

黒魔法の使い手というだけあって黒魔法のパワーソースである知性の伸びが目立つ。それ以外は平均的。

コマンドjp効果
たたかう4通常攻撃を行う
まほう12魔法を使用する
にげる0成功すれば戦闘から逃げ出せる。実行ターンは仲間全員が「逃げ腰」状態になる
アイテム4アイテムを使用する。武器・盾の装備変更も可能

レベル7までの黒魔法が使える。 序盤のこびとダンジョンでは主力、最後はハインに対して一泡吹かせる活躍場が設けられている。

Lv 白魔法1白魔法2白魔法3 黒魔法1黒魔法2黒魔法3 白黒召喚合体召喚
1              ファイアブリザドスリプル         
2              サンダーポイズンブライン         
3              ファイラブリザラサンダラ         
4              ブレイクブリザガシェイド         
5              サンダガキルイレース         
6              ファイガバイオデジョン         
7              クエイクブレクガドレイン         

時期装備/備考
祭壇の洞窟・封印の洞窟 革防具
武器の都合で打撃は白よりは僅かに上だが、白と違って初期装備が使いまわせるというのが何よりも大きい要素。
と言いたいところだが、この作品はよりにもよってこの時期が最大の山場となっていて、雑魚戦闘でも「ブリザド」を当てにしないと乗り越えられないほど苦しい。 それこそボス戦まで「ブリザド」を温存したって、数多の雑魚の山をかいくぐるよりもボス戦のほうがはるかに楽なので、温存する必要はない。
山頂に続く道・トーザス~ネプトの神殿 ミスリルの腕輪
こびとダンジョンでは黒3枚白1枚with後列の布陣で。ボス戦では中クラス攻撃魔法を使う。 こびと状態でも装備は魔法防御などは生きるので「ミスリルの腕輪」ぐらいはそろえておくと差が出る。
内海・オーエンの塔 魔導士の服
対陸上の敵では物理でも火力がイマイチな時期だが魔法でもそれは大して変わっていない。中クラス魔法なんかはもはや使う意味がない。 そもそもこの頃に出てくる陸上の敵は無茶苦茶強く、グリフォンぐらいしかまともに戦えないため、それ以外が出てきたらリセットと思って進んだ方が間違いない。 お誂え向きにこの作品の陸上のエンカ率はとても低いため、データロード直後はノーエンカで突っ切ることも余裕 (町・ダンジョンなどから出たばかり、乗り物から降りたばかりなどだと遭遇しやすいので一旦セーブをするのを推奨)。
一方でダンジョンの敵のほうははるかに押しやすいので鍛えるのならそちらで。 海も同様で、水棲モンスターなら単体「サンダー」で充分撃破可能だが、「サンダラ」は全体化をしてもまず倒しきれないので使うだけムダ。 つまり戦士が「サーペントソード」で斬るのと結果は同じということである。
外海・地底湖・炎の洞窟  
外海編でもやることはそんなに変わらないのでこれといった出番があるとは考えなくてよい。
サラマンダー戦では道中までは単体「ブリザド」で充分な火力を出せるが、 レベル・熟練度が足りないとそもそも魔法が通らない。弱点属性の冷気でも同じ、「ブリザガ」すらまともに通らない。 故に、ここではあえて黒を編成し、サラマンダー戦直前に白にスイッチして(MPはそのまま変わらず)白2枚で回復しながら戦うのがベスト。
レベル4魔法の「シェイド」が無茶苦茶強力なのだが使用回数があまりないので、使うのなら切り札的に使うしかない。
ハインの城・浮遊大陸脱出・水の洞窟 学者の帽子、学者の服
黒魔導士最後の活躍場、ハイン戦。 以降は「シェイド」などは役立つが、この頃だと使用回数的に当てにできず、ナイトなどに役目を譲った方がいい。
下水道~ゴールドルの館  
使用回数を削っているにも関わらずパワー不足。 使用回数を削らずにそれ以上の火力を出しているやつを見習ってほしい。
サロニア~ダルグ大陸 黒のローブ、ルーンの腕輪
装備だけはマトモにそろっているが、肝心の魔法が弱い。
更に最後のこびとダンジョンだが他にも選択肢がいるのが向かい風。 そもそも火力と使用回数的が釣り合っておらず、エンカするたびに弾数の不安しか残らない。
潜水・各水中ダンジョン・古代遺跡 ダイヤの腕輪、守りの指輪
「シェイド」が強い存在感を示してくれるがそれ以外で目立つ活躍はほとんどない。 暗黒モンスターも出始めて分裂しない攻撃としては使いやすいが火力が貧弱なので焼け石に水である。
山越え・暗黒の洞窟  
どう考えても暗黒剣様様です。本当にありがとうございましt
古代の民の迷宮・ドーガの洞窟・最後の戦い リボン
魔人や賢者が登場するため、もはや出番はない。 そもそも黒魔法自体が合体召喚の下位互換なので、もはやお話にならない。

Lv M1M2M3M4M5M6M7M8
010507031005 0800000000000000
101011081707 1304020000000000
201416122309 1607060503010000
301920173011 1910090807050400
402324223613 2113121110080700
502829264315 2315141312111000
603233314917 2517161514131300
703737365619 2719181717161500
804142406321 2921201919181700
904646456923 3123222121201900
995050497525 3324242322212100

最初にも記したとおり、黒魔法の使い手というだけあって黒魔法のパワーソースである知性が高いのはいいが、それ以外が軒並み平均的。
黒魔法は序盤の数合わせ、トーザス~ネプトの神殿攻略、ハイン戦の主力と何かと欠かせないポジションではあるものの、 それ以外では火力ジョブとしてやっていくのが辛く、立場が危うい。 そもそも浮遊大陸編でも上記以外の活躍場はほとんど保証されておらず、何魔法を使っても戦士やモンクとほぼ同じ火力とか目も当てられない、 あちらは使用回数を削らずとも同じ(またはそれ以上の)火力が出せるし、だからと言ってレベルの高い魔法となると使用回数のせいで使いにくいし……。
そのため、黒魔法は火力で勝負するものではないと考えるべきである。 特に風水師の「ちけい」によるローコスト(=反動)火力と召喚魔法の大火力とは比べられると辛いため、 (魔人の場合)レベル8×3種類=24個のバリエーションの豊富さで敵を翻弄していくスタンスに特化するポジションと思ったほうがいいということである、そこに見出すものはないが。。。