彩りの大地 Final Fantasy III

ぺぇじへっどらいん

あかまどうし(赤魔導士)

利用可能時期
「風のクリスタル」より利用可能
利用可能レベル
レベル1から利用可能
主な使用期間
最初
序盤のワイトスレイヤー使いなのだから、使用期間も序盤だけと決まっている。

白魔法と黒魔法の両方が使えて、専用の剣が使える文武両道な幅広ジョブ。

……とかいいながら、実はほとんど役に立たない。 使い道といえば、最初アンデッドに対して強いのがとりえの専用剣「ワイトスレイヤー」を装備するために使うぐらいで、これだけは譲らない
だけど、それ以降はまったく大きな見せ場がなく、どうにもならない。

能力値は素早さが若干高いぐらい。 打撃も魔法もほとんど使い勝手がよくないので、ほかのエキスパートジョブに転職したほうがいい。

コマンドjp効果
たたかう8通常攻撃を行う
まほう12魔法を使用する
にげる0成功すれば戦闘から逃げ出せる。実行ターンは仲間全員が「逃げ腰」状態になる
アイテム4アイテムを使用する。武器・盾の装備変更も可能

レベル4までの白・黒魔法が使える。 しかし、使用回数はエキスパートジョブに比べて少なく、威力も低い。 オマケにレベル3の魔法の使用回数が増えるのも遅いので、こびとダンジョンでも使い物にならない。
レベル4までということで、後半も使い物にならない。 最低でも「レイズ」といいたいところだけど、それすらも使えないのでもはや救いようがない。

Lv 白魔法1白魔法2白魔法3 黒魔法1黒魔法2黒魔法3 白黒召喚合体召喚
1 ケアルポイゾナサイトロ ファイアブリザドスリプル         
2 エアロトードミニマム サンダーポイズンブライン         
3 ケアルラテレポブライナ ファイラブリザラサンダラ         
4 ライブラサイレスコンフュ ブレイクブリザガシェイド         

時期装備/備考
祭壇の洞窟・封印の洞窟 ワイトスレイヤー、革防具
最初にも記載した通り赤魔導士専用剣の「ワイトスレイヤー」が強力で、 封印の洞窟の雑魚に特攻ダメージを与えるのが主なお仕事だが、序盤の能力故にミスも頻発し、 「ワイトスレイヤー」での打撃が当たらない事故が頻発する。 それでも有効な攻撃手段が他にないんだから仕方がないじゃないか。
そんなわけでこのジョブもまた序盤の数合わせ用という向きが強く、白魔法が使えるアタッカーという立ち位置だと思って問題ないのだが、 武器が「ワイトスレイヤー」というだけあってアタッカーの対応範囲はせいぜい封印の洞窟やこの後のミスリル鉱山あたりまで。 ボスはアンデッドではないので特攻こそ入らないが、そもそも弱いので気にするまでもない。
山頂に続く道・トーザス~ネプトの神殿 ミスリルの防具
鉱山もアンデッドの巣窟だが浅くてすぐに終わってしまうため、白でも赤でもどっちでもよい。 「ミスリルソード」すら装備できない困ったジョブなので、ほぼ白よりわずかに強くてかたい程度でしかない。 いずれこびとダンジョン編に差し掛かって編成の見直しが迫られるため、 その時までチェンジせずに進める手筈でも何ら問題ないのである。
しかし、その肝心のこびとダンジョン編ではボス戦の主力となるレベル3魔法を使うのに必要なレベルが足りず、 さらに火力の面でも劣るため赤じゃないほうがいい。
内海・オーエンの塔 魔導士の服
「ワイトスレイヤー」一本で勝負できるところがないので打撃では戦士には勝てるはずもなく、 黒魔法ならもちろん黒魔導士にも、白魔法も白魔導士にも勝てない。 てか、そもそも打撃偏重バランスゆえに打撃が頼れないのに魔法でも勝てなければ完全にお荷物でしかない。
外海・地底湖・炎の洞窟 ティルヴィング、アイス防具
どういうわけか赤魔導士専用剣「ティルヴィング」という武器が存在するが、同時に登場する「サラマンドソード」よりも低性能。 「ワイトスレイヤー」と違って活躍場を全く与えられていないのでだからどーしたでしかない。
とりあえず、魔法系の中では盾が装備できたりなど頑丈な魔導士としての枠割を果たせることもあってか、 サラマンダー戦に起用する人もいるのだが、残念ながら私は盾赤魔導士でこいつに勝つことができなかった。 原因は黒魔導士の場合と同じなので詳細はそちらに譲るが、基本的にはレベル上げや熟練度上げが大前提で、 それが赤の場合は地の能力の低さゆえにさらに作業量が必要というのが解となる――新ジョブのナイト解禁前に過度なレベル上げとかなんたる皮肉。
つまり、赤を長らくやるというプレイスタイルは個人的にはただのマゾゲーか縛りゲーでしかないので常人の使用はお勧めしない。
ハインの城・浮遊大陸脱出・水の洞窟 学者の帽子、学者の服
魔法自体がパワー不足なのにそれ以上に弱いって何をどうしたいのだろうか。 さらに弾数も少ないので盾赤魔導士の戦闘回数は限られてくる。
下水道~ゴールドルの館  
 
サロニア~ダルグ大陸 ゴーレムの杖、白/黒のローブ、ルーンの腕輪
 
潜水・各水中ダンジョン・古代遺跡 ダイヤの腕輪、守りの指輪
 
山越え・暗黒の洞窟  
 
古代の民の迷宮・ドーガの洞窟・最後の戦い リボン、クリスタル防具
あろうことかクリスタル防具だけは装備できるが結局だからどーした。 しかし安心していい、私個人としては既に「ワイトスレイヤー」の山場(封印の洞窟攻略時点)ですでに見切りをつけているから二度と日の目は拝めんよ。

Lv M1M2M3M4M5M6M7M8
010607050606 0400000000000000
101013081010 0904010000000000
201520101515 1207050400000000
301926131919 1510080700000000
402432152424 1712111000000000
502839182828 1915131200000000
603345203333 2117161500000000
703752233737 2319181700000000
804258254242 2521201900000000
904664284646 2723222100000000
995070305050 2924232200000000

戦士系にしても魔導士系にしても能力値は軒並み平均的で、武器も魔法も不ぞろいなので火力では完全に劣る。 素早さが若干高いようだけど、これだったら戦士のほうが高い値だし、あまり意味がない。
魔法は火力はもちろんだけど、使用回数もマイナスに受け止めるしかない。 白・黒魔導士がレベル2魔法の使用可能レベルが4なのに対して赤が一つ遅い5。 それだけならまだしも、大ネズミ戦でいかんなく威力を発揮するであろうレベル3魔法が使えるようになるのはレベル10だが、 黒魔道士だとすでにレベル8から使えているので、完全に魔導士としても出遅れてしまっている。せめて2回ずつは使いたい。 知性・精神の値も、レベル10では白・黒魔導士とは2倍近い差がついてしまっているため、もはや擁護すらできない。
FF1ではまだ有効的に使えた赤魔導士だったけど、FF3では御覧の仕様のため、「中途半端」の代名詞といえばこのジョブのことだった。 主に「中途半端」はファミ通では嫌われている傾向にあり、 FF1では逆にシステムに恵まれポイントを抑えた「中途半端」さ故に性能の見直しが進んでいく一方で、 FF3においては残念ながら覆ることはなく、実戦値が標準以下の困ったちゃんでしかない。 ついでを言うと、FF5では「試練」である。 それはとにかく、FF3で汚名返上するにはリメイク版でのそれに期待するしかない。
兎にも角にもオリジナル版FF3ではほぼ序盤の「ワイトスレイヤー」使いという立場でしかないため、余程のことでもない限りはさっさとこのジョブを卒業してしまったほうがいい。
体力の値は低いので、当然HP上げにも向いていない。