彩りの大地 Dragon Quest IV

第5章「導かれしものたち」

初期の頃から装備の質が高めであるものとして記載しているが、当然初期装備はそんなことはない。 というのも、勇者の章では基本的にエンドールに早々突っ込んでからは、 既にレベルがある程度上がって強さが整っているミネア・マーニャと徒党を組み、育ててもらう立場になるからである。 それと同時にお金を稼ぐか、 3章でトルネコが取らなかった宝箱をこの段階で回収してそれを装備品として充てるかという感じになるため、 いずれにせよ、超万全の状態で旅立ちを迎えられる環境下にあるのが第5章のスタートということである。 ゆえに、この頃のドラクエシリーズの中では稀に見るほどの、結果的に初期状態から強い勇者となるわけである。 エンドールに向かうまでの間のエンカは全逃げでもよい。
その後、裏切りの洞窟でのソロバトルが展開されることとなるため心細くはなるものの、 レベルが8もあれば十分勝てる。
このレベルなら3章で攻略するハズのダンジョンを一通り潜ることで十分達成可能。 というか、3章のダンジョンってトルネコが攻略するためというより勇者のために用意されたダンジョンだったりして……？　 いやいやいやそんなまさか。女神像もあるはずだし。。。

見ての通り、他のパーティメンバーではまず使うことがない「はがねのつるぎ」を唯一真面目に使うキャラでもある。 第1章では「はがねのつるぎ」が登場せずにいきなり「はじゃのつるぎ」が登場するし、 第2～4章ではそもそも装備できる人が登場しない。 さらにあろうことか第3章ではある意味イベントアイテムであり、しかもその目的は転がすため……

以降、ずっと「はがねのつるぎ」を使うこととなるが、そこからの武器変はトルネコと合流してから。 彼の得意武器である「はじゃのつるぎ」へと換装するわけだが時期的には「まどろみのけん」や「ドラゴンキラー」も購入可能。 だが高い……と思いきや、 プレイヤーによってはトルネコが加入＝金策という図式になるため、お金にさして困らないのである。 たとえそれで足りなくたって今度はサントハイムにミステリドールという貯金箱がいる、金策余裕なのである。 無論、時期によってはサントハイムの敵は少々厄介だが、 それならそれで当面はトルネコ加入で彼の持ち物を整理した分で工面すれば十分である。
しかも「ドラゴンキラー」を買えば物語の大部分で新しい武器を取らなくてもいいということであるため装備に困ることがないというのもメリット。 メンバーキャラが多いにも拘らず、本作ではドラクエシリーズの中でもお金に困らないといわれているのはこれが一因としてあるのだ。
無論、そもそも金欠になりにくいバランスでもあるのだが、それはやはり前作の反省もありそう。

そして、勇者と言えばお得意の天空セットがある。 いずれの装備も文句なく最終装備として差し支えないが、 くれぐれも手に入れたばかりの「てんくうのつるぎ」は無茶苦茶弱いので注意。 「ドラゴンキラー」のほうが強いぐらいである。
無論、ドラゴンがそこそこに配置されている本作でのドラゴン特攻効果は少々有利に働くため、 それはそれで用意しておくのもありである。
なんなら「きせきのつるぎ」を持たせてもいいのだが、 本作の「きせきのつるぎ」の回復効果は敵を攻撃してトドメを刺せなかった場合にのみ効果を発揮するという変な効果。 ゆえに長期戦ならともかく、あまり大きな恩恵を受けない印象が。 それに仲間は完全AI任せとなるためバイキが確実に勇者にかかってくれる可能性も低く、 その結果、回復効果は利用しがいがない気がしなくもない。
持たせるのであればむしろ「はぐれメタルのけん」である。