彩りの大地 Dragon Quest IV

第2章「おてんば姫の冒険」
第5章では「ミントス」でのイベントで仲間になる

完全な魔法系タイプの装備。重装備なんてもってのほか。

評価：気まぐれサポーター

第2章の間までは「ヒャダルコ」を覚えた途端に鬼と化す脅威なる使い手だが、 さそりアーマーやさまようよろいの痛恨を喰らって一撃で昇天するのはお約束。
それ以外でも序盤は「ヒャド」、MP節約のため「ブーメラン」や「どくがのナイフ」を手に入れてからはそれによる打撃、 必要に応じて補助呪文というラインナップである。
とまあ、それは第2章の間の話なのだが、「バイキルト」や「ピオリム」、さらには「ルカニ」といったサポート系呪文が充実している反面、 そこにAIという避けては通れない壁が立ちはだかっているせいで有効的に使えないと言うのがネック。 そのため、加入当初は「ヒャダルコ」の鬼として大活躍してくれるのだが、そこが最大の見せ場なのかもしれない。 それに攻撃呪文のラインナップでは結局マーニャにも負けているので立場が危うい。 となるとサポート呪文主体になるわけだが、要するに、AIによる気まぐれサポーターという評価がちょうどいい落としどころというわけである。
なお、第2章キャラの特徴らしく、素早さが順調な伸びを見せつつも最終的にはカンストしてしまうほど高い数値となる。

武器について。
マーニャ同様、第2章までの間は「どくがのナイフ」が最強装備。 だが、第5章になってもしばらく取り換える武器がない。 どうせ活躍は呪文によるそれなので、武器が貧弱だったところで影響はない。 そもそも最終的にはガス欠するような生半可なMPではないため、 自分にはできない属性の杖(てんばつの杖など)を持たせておけばいろいろと対応ができるハズである。
最終的には「マグマのつえ」が一番強いのだが、他に使うキャラがいなければの話である。 そもそもキャラ自身が打撃に期待するスペックではないし、「マグマのつえ」は「イオ」なので終盤では焼け石に水、ないよりマシでしかない。

防具について。
一番強化したい項目だが、838861技をいとわない場合に速攻で「はぐれメタルのたて」を与えるぐらいのことしかできない。
「まほうのほうい」も使えないので「みかわしのふく」か、道中で手に入れた「やすらぎのローブ」ぐらいしか装備できるものがないのである。 「みずのはごろも」を手に入れてからが転換期だが、これが手に入るまでが非常に長く、頭を悩ませる。

……のだが、本作はどうも最終装備が中盤真っただ中でそろってしまっているというこの不安感。 オムニバス形式故のストーリー進行のせいなのか、第5章に入ってまもなく一部のキャラが最終装備となってしまう。
そもそも第5章に登場する装備の大半が勇者かライアン専用となっていることもあり、それ以外のキャラについてはわりと置いてかれているのである。
このキャラの場合は活躍が呪文使いということもあり、武器については二の次三の次みたいなところがある。 防具もイマイチ感がぬぐえないのだが、そこは魔法使いポジのキャラである以上は仕方がない。