彩りの大地 Dragon Quest XI

序盤というより長らくこのスキルパネルの構成。 パッシブスキルの内容からもわかるように、火力に特化したタイプではないため、 ダメージはそこまでではない。 但し、固定ダメージ系の類を覚えるため、終盤でもある程度の火力は期待してもよい。
そして、本職はずばり完全支援タイプで、スキルによる敵への妨害に始まり呪文による仲間への支援という感じである。 さらに「ハッスルダンス」まで覚えるため仲間への回復行動もサポート。 なんだかんだで腐るところのない本作のキャラクターのバランスだが、 所謂イロモノキャラであるこのキャラとて例外ではなく、 そもそもこのキャラもイロモノキャラのイメージとは打って変わって騎士道真っすぐな”漢”だったりする。

スキルの種類が多い反面、どのスキルもそれなりというところで、とにかく浅く広くという印象でしかない。 はっきりいうと普通の人である。
しかし、このキャラの神髄はやはり最強サポート型である点これに尽きるため、浅く広くでも十分なのかもしれない。
ついでに「ツッコミ」で混乱や魅了を回復できたりと、痒い所に手が届くタイプのスキルも覚えるため、決して腐ることはない。
浅く広くという点を生かして複数のスキルを見据えて修得していくのがオススメ。

なお、キャラの全体的なスペックとしてはいずれもそつなくこなせるタイプといったところ。 そこまで強力な攻撃技を有しているわけでもなく、両手剣などの強力な武器が使えるわけでもないが、 盾が装備でき、一部の鎧も装備可能なため守備力は意外と保持できている。 能力も取り立てて強い能力がなく、パッシブスキルによる強化も取り立てて秀でている点はあまりない。 スキルが便利なため、能力よりもスキルタイプのキャラという感じだろう。

”過ぎ去りし時を求めた後”の例のイベントで騎士道スキルパネルが加わり、この形状となる。 このイベントは任意のなのだが、騎士道スキルは結構重要なスキルがあるので早めにイベントをこなしておきたい。

呪文はスキルではなくレベルによって修得する。 補助系呪文が多いのが特徴で、ベロニカも覚えるにしてもアイデンティティといえばやはり「バイキルト」だろう。 初期状態で「バイシオン」があるため、その時点から引き続いて攻撃力アップに貢献しやすいキャラといえる。

他のスキルと比べて珍しく火力全振りなラインナップ。 あまり強力なスキルがないけれども、本作では剣類が強いので、お世話にならないことはないと思う。
見ての通り「はやぶさ斬り」を覚えないので、その点でもあまり火力に期待できないということは言うまでもないが……。

状態異常を入れることに念頭を置いたラインナップ。 「状態異常成功率アップ」は最初から取得できるため、状態異常をいれるのなら貢献する。 短剣装備なら他の系統のスキルにも適用し、「ポワゾンキッス」「アモーレショット」などにも流用可能、 これらの固定ダメージとともに「タナトスハント」まで決まってしまう。 とにかく「状態異常成功率アップ」を最初から取得できる点を大いに利用しないことには始まらない。

こちらも短剣同様に搦め手重視なラインナップ。パッシブスキルが控えめなのはご愛敬。
きょくげいスキル側でもいいが、恐らく、おとめスキルの通り道として利用することのほうが多いかもしれない。 ムチスキルから経由するメリットは規定ダメージ系の「ポワゾンキッス」や「アモーレショット」が近いことがあげられる。

これぞ旅芸人のアイデンティティと言わしめるような感じのスキル群。 最初から持っている「火ふき芸」の火力もそこそこに高い。 そして終始活躍する「ツッコミ」の便利さは言うまでもないが、 他はほとんどパッシブスキルだらけというラインナップとなっている。
後は総ダメージの高い「キラージャグリング」。

規定ダメージ系の技が多いため、攻撃力の乏しいシルビアにとってはなかなか役立ちそうなラインナップの攻撃技。 消費コスト的には短剣スキルのほうがよさそうな気がしないでもないが、 規定ダメージ技なので敵の守備力に左右されないのが特徴で、追加効果も入れられるためなかなか便利。 特に「アモーレショット」のダメージは結構強いため、長い間使っていける。
序盤でも覚えられる「ゴールドシャワー」は消耗こそ厳しいが、中盤や終盤ほど使いやすくなる。 ダメージも高めなのでかなり重宝するだろう。
極めつけは「ローズタイフーン」で、マルティナが使うような似たような技やバギ系の呪文とは違い、 どういうわけか通常攻撃系の技。 そのため、装備武器によってダメージが変わるほか、「バイキルト」の効果が載るという特徴を持ち合わせている。 但し、通常攻撃系の技であるため、相手の守備力にも左右されてしまう点には注意。 もちろん、短剣なら「状態異常成功率アップ」の効果が乗り混乱が決まりやすくなる、その締めは「ヒュプノスハント」か。

”過ぎ去りし時を求めた後”のイベントによって短剣スキルの「ライトニングデス」と共に修得できるようになるスキル群。 やはり仲間の女性キャラにターンを回せる「レディファースト」が強力。
AIが良く連射しがちな「ジャスティス」は消耗こそ厳しいが、無属性の規定ダメージ系スキルの中でも破格の火力。

御覧の通り、数は非常に少ない。 但し、レベルで覚えられるグループ攻撃技ということもあり、 これと言ったスキルがなければAIに任せると結構多用している場面が見受けられる。 「ローズタイフーン」を覚えると取って代わられがちに。

「リベホイム」で回復量110に達するにはかいふく魔力900は必要。 シルビアのかいふく魔力はレベルで350程度と多くないため、あまり期待しないでよい。 というより、リホイミ系全般に言えることだけれども、 これで回復するぐらいなら「ハッスルダンス」や他のキャラが「ベホマ」等を使った方がまだマシである。 が、AIは結構使いたがるため、注意。
何度か書いていることだが、「バイキルト」役としても有用。