エンドレス・ロード ~ディクショナリ~

ぺぇじへっどらいん

リリアリス作特殊武器・通称”兵器”

項目情報
呼称”兵器” The Lunatic Weapon
正式名称リリアリス(リファリウス)作特殊武器
※基本的には正式名称なんてあってないようなもの
アイテムの種類不明

リリアリス、またはリファリウスがデフォルトで用いている武器、通称”兵器”。
通常の刀剣とは違って刀身自体に装飾やデザイン製を持たせているため、その分だけ幅も広く長さもあるのが特徴。
さらにそれだけでなく、この”兵器”は魔力を込めることで複数段形態に変化するという特異な機能を実装している。

刀剣モードと刀剣槍モードとでは結局”兵器”とか”キ○ガイ兵器”とか”キ○ガイ刀”とかでひとまとめにされがちゆえに、 その違いについてはほとんど描写されない。
言ってしまえば中剣と大剣ほどの違いはあるのだが、 基礎性能的にそんな些細な違いなどあってないようなものであるため、もはやどうでもいいことである。
ちなみに、それとは別に針刀剣モードというのがあり、 刀剣モードに比べて幅が狭い、通常の刀剣のようなものであるのが特徴。 言ってしまえば針刀剣モードは実は日本刀のような実装であり、それだけに精度が高く精密な代物であるのが特徴である。 このような実装なのは刀剣モードだと刃の幅が広いので納刀するときに困るため…… もっとも普通の納刀はしないので些細なことだが、概ね納刀向けゆえにこちらもあまり語られることはない。 とはいえ、その実装は紛れもない本物であるため使用者はそろいもそろって女流剣士である、 後述するが使い手は女性ばかりだ。

つまり、通称”兵器”として語られるのは基本的に刀剣か刀剣槍または針刀剣の場合のみである。 ただいずれも複数段形態に変化しているだけということから同じものであることに変わりないため、 ここではまとめて”兵器”として紹介する。

殺傷能力もさることながら、重量は見た目から予想できるようなそれにしては異常に軽く、 英語名”Lunatic(狂った、狂気じみた)”の通りまさしく”キ○ガイ”と言わしめるような性能をしている。 そのため、ほとんどの者からはそういう異常な性能を揶揄してか、 刀剣や銃などの相手を攻撃するための”武器”ではなく、 戦車やミサイルなどの軍用器と同列の扱いである”兵器”と呼ばれるようになり、 一般の武器の範疇では形容しがたい特殊な形状故か、そう呼ばれることで定着した。

見た目に反して重量が軽いため(想定重量のおよそ半分以下)、そこいらの鉱石で作られていないことは確かである。 そのため、その素材が気になるところだが本人の記憶が例によって例によるため、よくわからないままとなっている。

作り手はもちろん使い手本人というのが最大の特徴で、”キ○ガイ”と言わしめる要素もまさにここにある。 それは何といっても、この得物で一番最初に切ったのが使い手リリアリス本人のエピソードである。 これについてはリファリウスについてのエピソードがないが、 どちらも似たような性格で改良を繰り返しては実戦で確かめている当たり、 もしかしたら同様の系譜をたどっているのかもしれない。

また、槍としても機能していることも含めて本来の刀剣の製造工程では不可能な形状をしているため、 通常の刀鍛冶だけの作業では作成できない職人の所業。 しかし、性能は通常の刀剣以上という代物なので、 それこそ、もはや伝説クラスの武具に匹敵するほどの最高級の代物と言える。 そういったこともあってか一般ではまったく出回っておらず、基本的には作り手の専用武器という位置づけである。 作った本人からしても、使うにもそれなりの技量を要すると言っていることからそれは間違いない。

作り手本人が剣と槍とをマスターしていたことから、両方の要素を取り入れていた結果がこの武器ということだが、 通常の刀剣や槍とはまったく趣の異なる実装であるため、通常の刀剣および槍の使い手というだけでは扱うのが困難。
形状が特殊、重量が軽いなどといった特徴のため、これを扱うにはこれ専用の技術が必要となる。 そのため、この武器をマスターするにはこの武器専用の技術をマスターする必要があるなど扱いまでが特殊となっている。 言い換えればうまく扱うことができれば強いのだが、そうでなければわざわざ危険を冒してまで使うほどの代物ではない、ということでもある。

というより、この武器のプロトタイプ版を作ったのは実は幼少期であるということもあり、 その頃から使い慣らしていることを考えると、実装的にもある程度納得のいく話である。
……いや、そもそも幼少期に刀剣を作ったというのがよくわからんのだが。

なお、重量が軽いということからは基本的には女性向けという向きがある。 特に一番大掛かりなハズの刀剣槍モードだが、 同型の刀剣であればどう考えても5kg以上はあっても仕方がない実装であるところ、 スペックの通り、いずれも重量は通常の刀剣の重量(1kg)よりも少ない値、 または重くてもその程度の重量しか備えていないなど、もはやどんな作りなのかがわからないような代物となっている。 さらに長さも通常の刀剣(1m弱)よりもあえて長めに作られているのが特徴である。 余程研究に研究を重ねて作られた刀剣であると考えてもよい。
なお、女性以外で扱っているのはリファリウスぐらいのものだが、 力で押し込むよりも技を以て相手を圧していくというスタンスゆえにちょうどマッチしているようだ。

また、作り手自身はなんでも斬り飛ばしてしまうこの実装のために使用についてはちょくちょく自重している節が見受けられる。 ならばそもそも作らなければ……と言いたいところだが、 やはり作ったそもそもの経緯がそう言う発想に行きつくようなヤワなものでもないらしく、 どうしても必要だったようだ。 そういうこともあってか、どうしても必要なシチュエーションでは問答無用で一振りし、 どんなものでも一刀のもとに両断してしまう。 それこそ、それがたとえ鋼鉄製の戦艦の船体であろうとお構いなしである。

とにかく、今後の展開についても期待しておきたいところである。

使い手ごとに扱いが調整されている代物ゆえに、いずれも専用装備という向きがあるのが最大の特徴。 つまり、3人いれば3種類の系統の武器があるという理解になるのだが、 厳密には基礎となるエディションというのがあり、 誰が使う場合はどのエディションが適しているのかというところから定められており、 そのエディションを基礎に各人用へとカスタマイズ、そして実装へと落とし込んでいるらしい。
ったく、細かいやつだな。

また、エディションごとに針刀剣と刀剣と刀剣槍の他にもいくつかの形態がある。 その内訳は使い手によって異なるが、杖と物干し竿のごとく長い棒……棍、それからナイフなどもある。 ナイフについては使い手の理由からソーイングナイフのような小さなものとなっていて、 まさしく物理的法則を無視するような代物となっているのが特徴。寸法はもちろんだが重さも変わるってどういうことやねん。

使用者 使用エディション/実装形態と大きさ/解説
リファリウス通称”兵器”オリジナル・エディション(標準仕様)
針刀剣全長120cm、刀身長100cm、最大刀身幅4cm、重量380g
刀剣全長120cm、刀身長110cm、最大刀身幅20cm、重量460g
刀剣槍全長250cm、刀身長240cm、最大刀身幅32cm、重量740g
短剣全長22cm、刀身長10cm、最大刀身幅2cm、重量80g
全長160cm、持ち手幅3cm、メイスヘッド幅12cm、重量400g
全長180cm、最大幅3cm、重量480g
すべての祖となるオリジナルのエディション。 大きさ的なスペックはリリアリスのものとほぼ同じだが、そちらよりも重さが加えられているのが特徴。
オリジナルということは全エディションの中では最も性能が高いということであり、 真・キ○ガイ刀を名乗れるのはまさにこれだけと言っても過言ではないのである。
とにかく、全方面に向けて極悪性能そのものであり、 いい意味でも悪い意味でもイカレた武器……いや、”兵器”ということである。
リリアリス通称”兵器”オリジナル・エディション(標準仕様)
針刀剣全長120cm、刀身長100cm、最大刀身幅4cm、重量360g
刀剣全長120cm、刀身長110cm、最大刀身幅20cm、重量440g
刀剣槍全長250cm、刀身長240cm、最大刀身幅32cm、重量720g
短剣全長22cm、刀身長10cm、最大刀身幅2cm、重量80g
全長160cm、持ち手幅3cm、メイスヘッド幅12cm、重量400g
全長180cm、最大幅3cm、重量480g
やはりすべての祖となるオリジナルのエディション。 彼女はリファリウスの師になるのでこちらが正真正銘のオリジナル・エディションである。
ということはつまり、リファリウスなんざ話にならんほどの最強の真・キ○ガイ”兵器”ということである。 勘弁しろよ。
なお、杖形態については武器というよりも旅人がついて歩く杖としての用途が主である。 わざわざそのために1つのモードを設けるか。
アリエーラ通称”兵器”リフレイン・エディション(慎重版)
針刀剣全長100cm、刀身長80cm、最大刀身幅4cm、重量260g
刀剣全長100cm、刀身長90cm、最大刀身幅18cm、重量340g
刀剣槍全長200cm、刀身長190cm、最大刀身幅27cm、重量580g
短剣全長22cm、刀身長10cm、最大刀身幅2cm、重量80g
全長160cm、持ち手幅3cm、メイスヘッド幅16cm、重量400g
リフレインとは自制するなどといった意味。 つまり、やり過ぎリリアリスの自粛バージョン、通称”慎重版”である。
標準仕様を作成した際のエピソードからわかる通り自らを切り刻んでいるため、 そこまでに至らないよう、まさにアリエーラのために作られたエディションがコレであり、 大きさもオリジナルに比べるとなんとも大人しめ。
が、しかし、性能のほうはまったく自制しておらず、 相変わらずの極悪性能ゆえに敵をバラバラにするのは簡単な性能となっている。 また、使い手自身がどちらかというと魔法の力にたけていることから、普通のソードを使わせるよりも、 使い手自身のその力を生かした特殊能力を利用したこの武器を使ったほうが遥かに強いなどというオマケまであることで、 もはや彼女のための武器以外の何物でもないのがこのエディションと言える。 これについては他の武器も大体同じような実装である。
杖は魔法使い用の魔法増大装置としても利用するためメイスヘッド部分が特別大きく作られている。
プリシラ通称”兵器”オリジナル・エディション(標準仕様)
針刀剣全長120cm、刀身長100cm、最大刀身幅4cm、重量320g
刀剣全長120cm、刀身長110cm、最大刀身幅20cm、重量400g
刀剣槍全長180cm、刀身長170cm、最大刀身幅28cm、重量640g
短剣全長22cm、刀身長10cm、最大刀身幅2cm、重量80g
全長160cm、持ち手幅3cm、メイスヘッド幅10cm、重量400g
見ての通りリフレインでも何でもないまさかのオリジナル・エディションが基礎となっているザ・”兵器”……この娘何者!?
ということはつまりまさかのキ○ガイ”兵器”の申し子ということである。誰かなんとかしてくらはい。
形状以外はリフレイン・エディションに近しいゆえか、 ここでバランスをとっているらしい……だったらリフレイン・エディションで良くないか?
だがしかし、オリジナル・エディションを名乗る分の極悪さは兼ね備えているのでやっぱり手におえない……勘弁しろ。
シェルシェル通称”兵器”エレガント・エディション(流麗版)
針刀剣全長100cm、刀身長80cm、最大刀身幅4cm、重量200g
刀剣全長100cm、刀身長90cm、最大刀身幅15cm、重量300g
刀剣槍全長180cm、刀身長170cm、最大刀身幅20cm、重量500g
短剣全長22cm、刀身長10cm、最大刀身幅2cm、重量80g
全長160cm、持ち手幅3cm、メイスヘッド幅12cm、重量400g
エレガント・エディションはプリズム族の誘惑魔法をソースコアに添えた性能版となっているのが特徴で、 元々はリリアリスがララーナのために考えたのが基礎だったのだが、 ということはやっぱり娘にもということでほとんどもののついでに作ったのがコレである。
ただし、シェルシェルが扱うこれについてはリフレイン・エディションのそれからさらに改良を重ねたものとなっており、 全エディション中では最もサイズが小さいものとなっていて、重さも最軽量である。 しかし、それでも通称”兵器”であることを忘れてはならないぐらいのスペックはある。
メルルーナ通称”兵器”エレガント・エディション(流麗版)
針刀剣全長120cm、刀身長100cm、最大刀身幅4cm、重量320g
刀剣全長120cm、刀身長110cm、最大刀身幅15cm、重量380g
刀剣槍全長200cm、刀身長190cm、最大刀身幅20cm、重量580g
短剣全長22cm、刀身長10cm、最大刀身幅2cm、重量80g
全長160cm、持ち手幅3cm、メイスヘッド幅8cm、重量400g
プリズム族らしくエレガント・エディション。やはりララーナの娘向け。
重量はシェルシェルのそれとは打って変わって(あくまで通称”兵器”の中では)十分な重量感があるが、 彼女の得物は御覧の通り、幅がシェルシェルの得物並みに細いのが特徴。 つまり、彼女の得物については全エディションの中でも全体的に細いのが特徴である。 彼女の戦いのスタンスがよくわかるようだ。
ララーナ通称”兵器”エレガント・エディション(流麗版)
針刀剣全長120cm、刀身長100cm、最大刀身幅4cm、重量360g
刀剣全長120cm、刀身長110cm、最大刀身幅20cm、重量560g
刀剣槍全長180cm、刀身長170cm、最大刀身幅32cm、重量880g
短剣全長22cm、刀身長10cm、最大刀身幅2cm、重量80g
全長160cm、持ち手幅3cm、メイスヘッド幅12cm、重量400g
エレガント・エディションの祖となる種類。
見ての通り大きさもオリジナル・エディションほどはあるのだが、 重量はオリジナル・エディションのそれよりも多く、 リリアリスやリファリウスが扱うそれよりもさらに重量があるのが特徴。
やはり、”白薔薇のララーナ”としてやってきた際の得物の扱いがそうさせているのだろう、 なんともパワフルなお母様である。
フロレンティーナ通称”兵器”ダークネス・エディション(妖艶版)
針刀剣全長100cm、刀身長80cm、最大刀身幅4cm、重量260g
刀剣全長100cm、刀身長90cm、最大刀身幅15cm、重量340g
刀剣槍全長220cm、刀身長210cm、最大刀身幅32cm、重量700g
短剣全長22cm、刀身長10cm、最大刀身幅2cm、重量80g
全長160cm、持ち手幅3cm、メイスヘッド幅8cm、重量400g
ピアス全長6cm、重量3g
ほぼ彼女専用のエディション。 基本的にはエレガント・エディションの発展版であり、ピアス形態を実装しているのが最大の特徴。 まさにアクセサリは女の武器。
それゆえに、全体的に小型サイズとして実装しているのだが、 刀剣槍モードだけは例外的に大きなサイズとなっていて、 リリアリスさながらの凶悪っぷりを発揮……せんでよろしいんだが。
カスミ通称”兵器”カスミ・エディション(妖刀版)
カスミ専用のエディション。
他がアクセサリ用途を主軸に置いているものとは打って変わり、 こちらは正真正銘の刀剣そのものであるのだが、 それでも扱いに関しては特殊な調整が入っている都合でほぼカスミにしか扱えない。
形態変化の実装がほぼないためサイズ固定であり、 風精かまいたちは85cmと刀にしてはほぼ標準サイズではあるのだが重量はやはり軽くなっている。 サイズの詳細については個別のページにて。
ただし、剣神・天地二分については形態変化を実装しており、150cmの大刀と220cmの超ド級刀の2パターンに変化する。 特に超ド級刀については作中でも大きな魔物を両断するという芸当を披露しているとおり、 通称”兵器”の名に恥じない変わらずの性能である。