エンドレス・ロード ～ディクショナリ～

元はディスタード本土軍に所属していた生物兵器。
ラミキュリアやフラウディアと同じく、プリズム族式性別適合術を受けて本物の女性となっているが、 使用している臓器はロミアンというラミア族のものであるため、彼女らとは少しだけ異なる。
とにかく、ラミア族というだけあってか妖艶さでは一位二位を争うほどのポテンシャルを秘めており、 常にいい香りを漂わせているこのお姉さまを相手にたいていの男たちはほぼ彼女に見惚れている。

だがしかし、そんなポテンシャルを持っているにもかかわらず、 普段の彼女はというとセクシーな着こなしをしつつも割と甘え上手ではあるが、 その対象は男に媚びを売るどころか女性陣の間で仲良しこよしの光景。
そもそもの生い立ち故に寂しがりで精神年齢もフラウディアよりもやや上のお姉さんという程度でしかなく、 リリアリスという圧倒的な御仁が前では彼女の取り巻きの一部で収まっているところが見受けられる。
アリエーラのような落ち着いた女性のような雰囲気を併せ持ちつつ、それでいて何とも気が強い性格の持ち主。 妖艶な要素とこれだけのものを併せ持っているため、男にとってはなかなかたまらない魅力的な女性として映ることだろうが、 さらには年齢的にもかなり背徳感が強いほうにあるため、たまらないことだろう。 ラミアクイーンの座を冠するのは彼女である。 ただ――ラミキュリアというマジの大人の女性がいるので、彼女がいるのならラミアプリンセスに落ち着くところか。

如何にもフラウディアの保護者的なポジションの彼女だが、 本土軍への攻撃を決行している間に秘められた力を解放する。
それこそ、かつては”常闇”と呼ばれて恐れられたドズアーノことディブラウドの力を凌駕するほどの腕を持つなど、とてつもない力を秘めている。
だが、当の本人はそれがどういうことなのか全く分かっていない。

メレストス姓は父方のもの。両親は離婚しており、母はストラルーチェ姓に戻している。 母が健在ということもあり、今後はストラルーチェ姓を名乗っていくことに決めている。

――私の魅力、もっと魅せてあげるわ♥

――この私がイイコトをしてア・ゲ・ル♥

――私がアンタの能力についていってるんじゃなくて、アンタが私の能力に必死に食らいついてきているだけでしょ？　 バカも休み休みにしときなさいよね？

――何言ってるのよ、あんたまだ若いんだから言ってないであちこち走り回って汗水垂らしながらがんばりなさいな

――あーら、頭悪そうだなんてずいぶんじゃない。 でも、私は寛容だから許してあげる、人間ができてる器の広い私に感謝することね。 だけどこの子を殺そうなんてことだけは許せないわ、 だから私に殺されないうちにとっととどこかに消え失せなさい、そうしたら許してあげるわ♪

妖艶なセリフが多いが、いずれも彼女のリップサービスでしかない。 そもそも気が強い性格ゆえにリップサービスだけでなく檄を飛ばすようなセリフも見受けられる。
さらに毒も強く、リリアリスをリスペクトしているだけあって、まるでリリアリスかというような妙な言い回しも多い。

いろんな女性キャラがいる中でも割といそうなキャラ。 本当にいるかどうかは別だが、変わり者のリリアリス、世界遺産クラスのアリエーラと比較すると、割と普通の人。 生い立ちから当時に至る背景まではむしろいそうにないキャラでしかないのだが。
妖艶な女性キャラでありながら妖艶さをそこまでウリにしているわけでもなく、 むしろしっかり者のキャラとして成立しているのが特徴。 そういったこともあってか、リリアリスからは超デキる美人秘書と称えられ、 以後はそのポジションを努めている。
……こんなキャラをも丸め込むなんて……むしろフロレンティーナよりもリリアリスのほうが魔女だな。。。

さらには甘え上手であり、この手の女性キャラとしてはありがちな”お局様”気質もなく、 むしろアリエーラや特にリリアリスを超リスペクトしており、 いつかは2人のようになりたいなど何気にミーハーな面も持ち合わせている。 もちろん、リリアリスとしてはそんな彼女を自分の右腕として、 そして自分と肩を並べるような存在としてうまく成立させている。
そう、リリアリスのいる群れの中ではリリアリス一強の図式が成立しているのが様式美なのである。 やっぱりこの女こそが本物の魔女である。。。

しかしそれでも彼女のリリアリスへのリスペクトについては依然として続投中。 そもそもリリアリスとしてはフロレンティーナは部下ではなく、自作の品のモデルとして扱っている。
フロレンティーナといえば、 清楚でおしとやかそうなシルエットにセクシーで男がたまらなそうなエロチックさを演出させた服装が印象的だが、 それゆえにスタイル抜群なのも特徴的。 これはクリエイター・リリアリスとしては逃す手はないだろう……ということで、 まさしくリリアリスにとってのショーウインドウは常に超デキる美人秘書として男からは当然のこと、 女性たちからも羨望のまなざしを受ける事となり、これは完全にリリアリスの思うつぼではないですかね？　 つくづく恐ろしい女である。

さらに彼女の妖艶気質はラミア族の血が流れていることに由来するため、 男がたまらなく好きになりやすい女ランキング系の常連である。
女性人気のほうも高く、しっかり者のお姉さん気質でリリアリスを意識しているほどのキャラということもあってか、 なりたい女ランキングでもリリアリス・アリエーラと比肩するほどの存在としての地位を確立した。

戦闘ではリリアリスに似たウィング・マスター・クラスの使い手で、 リリアリス同様に身のこなしとスピードに長けた戦いが得意のようだ。 しかしそれとは裏腹にガードも硬いなど、戦う相手としては一癖二癖あるお方。
反面、魔法の性能はそれなりにそれなりと、平たく言うとリリアリスから魔法性能を差っ引いた能力者という感じであり、 魔法依りのアリエーラとは対極を成す。
だが、魔法剣士としての才も開花しているため、まったくの苦手というわけではない。


◆RS魔法剣・FT式
リリアリスが開発した魔法剣技を扱う。 剣術や体術などを織り交ぜたダイナミックな格闘術がベースにエーテルを乗せることで魔法剣として成立している。 誘惑魔法の使い手であることもあってか魔法剣にも応用している。
得手不得手がはっきりしているキライがある使い手だが、 彼女のように、どこかしらが欠けていても使い手個人の他の特性によって如何様にも効果的な技として成立してしまえるのがRS魔法剣の恐ろしい所である。
なお、遠隔攻撃技の場合、性質上はエーテルそのものの特性であるため、遠隔耐性に弾かれないのが強み。

エンチャント・ドロー・S：周囲を取り巻くマナを奪い取って自らのパワーへ転化する。対象の能力が高いほどパワーアップする。
ただし、SはSmallのSなので効力はオリジナルに比べると若干控えめ。 他の使い手もそうだが、RS式魔法剣を志したものはたいていはこの手の技を持っている。

ソニック・セイバー：貫通力に優れた風の刃を繰り出し、前方に発射する。 貫通力もさることながら、発生スピード・弾速と共に超高水準の極意。
リリアリスの使うソニック・シェイドの初期型というべきものがコレ。 性能が性能なので既にリリアリスもマジメに使っていない。 のだが、それでも基礎スペックが非常に高い技なので十分である。

アクア・ブースト：貫通力に優れた水の刃を繰り出し、前方に発射する。 貫通力もさることながら、発生スピード・弾速と共に超高水準の極意。
ソニック・セイバーの水属性版で、リリアリスの使うアクア・ソニックの初期型。 そちらに比べると単発威力は高めだが、硬直があるので連射精度は抑えめ。

ベーゼ・インパクト：範囲上一帯を巻き込む絶大な炎上ダメージを与える。
プリシラの使うそれを踏襲して扱っているのが特徴。

フリージング・キッス：範囲上一帯を巻き込む絶大な凍結ダメージを与える。
プリシラの使うそれを踏襲して扱っているのが特徴。

フリージング・チャーム：範囲上一帯を巻き込んで一度に突き上げ、絶大な凍結ダメージを与える。
フリージング・キッス同様にプリシラの使うそれと同じ誘惑魔法によるアレンジ版だが、 元の技はフリージング・インパクトではなく、フリージング・サークルのほうである。 つまり、こちらは多段ヒット技である。

ライトニング・ブースト：雷魔法を繰り出し標的に対して電光石火のごとく必殺の一撃を浴びせる。

ドリアード・ロンド：大地を揺るがす木の根っこを召喚し、範囲を巻き込んで敵に絡みつかせる。
アリエーラの編み出したそれも扱える。超デキる女秘書の名は伊達ではなく、サポート範囲が広いということだ。

イービル・インパルス：暗黒の力を用いて凄まじい衝撃波を発射する。
邪悪さ・妖しさを兼ね備えた存在ということで闇属性の能力を意識的に扱っている。


◆エーテル、魔法型はラミアン・テンプテーション型
つまり誘惑魔法型なので異性に対する効力が高くなる性質がある。

スタン・ハザード：水系のスタン魔法。 一定範囲の足元に激しい水流を巻き起こして対象の出鼻をくじくことができる。
火力は致命的に期待できない性能でスタン効果もそこまで強くはないが、 対象の移動速度を下げる効果があるのが強み。

ヒール・ウォータ：水系の回復魔法。癒しの水で対象の体力を回復する。水系はシンプルに回復量が大きい。

レガシー・テンプテーション：ラミア族の女性の間で伝統的に紡がれてきた誘惑魔法。 標的は使い手に見惚れてしまう。

超デキる美人秘書と言われているだけのことはあってか、 リリアリスに言われたことはそつなくこなしているところが見受けられる。 男共を手玉に取って会場での作業の指揮を執るなど、自らのポテンシャルをフルに活用しているところも。

どういうわけか”兵器”使用適性があるようで、アリエーラの使っていたそれを見事に使いこなしているという特殊能力持ち。 後に彼女仕様のそれを作ってもらい、”兵器”妖艶版(ダーク・エレガント・エディション)として実装された。

シンプル・ピアス：あらゆるものをぶった切ることを可能にした、最兇最悪最期の兵器の試作型。 装飾もなくカラーリングもほとんどなされていないが、それでもアクセサリだと言われても通用するレベルである。 まさに女の武器そのものを体現しているかのような代物である。

カラフル・ピアス：フロレンティーナのために調整された綺麗なデザインの美しい兵器。 美しさと艶やかさを兼ね備えた逸品で見た目は装飾品に近いが、 武器とは思えないその造形であらゆるものをイチコロにする。

ミスリル・メッシュ：フロレンティーナ自身が身にまとっているミスリルの金属繊維の布。ほぼ下着代わり。
彼女の場合はプリシラ同様の上下で別れたセパレートタイプ。
しかもセクシーさも追及しているが故に露出面ではほぼギリギリを攻めている……それで防御力は保てるのだろうか、謎である。

フロレンティーナ解析度：37%
謎を秘めた、文字通りのミステリアスな女として君臨する。

★フロレンティーナ解析項目
・ネームレスの真実
・そもそもロミアンって何者？
・強さの秘密
　→やっぱりネームレスだから？

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