アーカイバを紹介。
データをなるべく小さなサイズにして転送するため、データを圧縮してみたり、
逆に圧縮ファイルを解凍したりという代物のことです。
もののついでにシステムに関するユーティリティツールも紹介。
ほとんど昔の遺物ばかりだが。
知名度はどうなんだろう。それはさておき、ノアと読みます(しきたり)。ノアは例の方舟のお話のノアです。
kmonos.netやVectorなどから落とせます。
通常、アーカイバといえばDLLによるコマンドラインで行うというのが一般的(?)だったようですが、
それを関連付けなどしてワンクリックで行えるような時代となりました。(といいつつ、私も昔は知らなんだが)
しかし、ほとんどのアーカイバではコマンドラインで行っていた際に使用していたDLLを別途入手する必要があり、
このアーカイバも例外なく別途DLLを必要とします。
とはいえ、このアーカイバは親切なことに、必要なDLLを一度にまとめて取得してくれるCaldixというアプリケーションを同梱している為、
導入にはさほど手間がかからないのが特徴です。
更新は停止しておりますが、致命的な問題が有った場合は修正するということのため、
要は機能面のアップデートはしないだけで、バグフィックスなどの類はちゃんするという方針のようです。
そういうことで、使い続けて大丈夫だということらしいです。
また、Caldixが取得するDLLについては統合アーカイバプロジェクト(Common Archivers Library)で配布しているもので、
こちらのDLLは別の方がせっせと更新している為、DLL側に致命的な問題が有った場合でもすぐに修正されそうです。
結果、使い続けて大丈夫だということらしいです。
DLLに更新があった場合や更新チェックしたい場合はCaldixを実行すればいいだけの話なので、面倒もありません。
いろんな意味で息の長いアーカイバになりそうなので、今後ともよろしくねということで。
大多数の企業も採用しているアーカイバ。ほぼ一般的な存在となっているラプラスです。
hoehoe.comやVectorなどから落とせます。
知っている人ならすぐにピンと来るとは思いますが、
ネーミング的に明らかに+Lhaca、Lhasaの流れを汲んでいるようなソフトですね。
(作っている人は全部別の人ですが)
ということで大昔のソフトである
+Lhacaと
Lhasaも併せて紹介。
※+Lhacaのページの方は文字コード対策出来ていないのでVectorなどあたりでレビューを見た方がいいかもしれません。
Lhasaは世界的に普及していたzipと、日本人が考えて日本で普及していたlzhの解凍のみを行うソフト。
+LhacaはLhasaの機能に加えて圧縮まで行えるソフトだが、デラックス版というのが別にあり、
他の圧縮形式の解凍にも対応している。
だが、Lhaplusのほうが高機能で、さらに多圧縮形式の圧縮解凍の両方をこなす代物ということで、
いずれもLhaplusにとってかわられることとなっていくのだった。
ということで、話は戻ってLhaplusに。
2015年のバージョン1.74から更新がほぼ止まっていますが、特段、致命的な問題がないのでしょう。
あった場合は1.70の時の様に慌てて対処しているところを見かけるので、問題無いと思います。
とか言いながら、2019年に発覚したACE形式のパストラバーサル問題については未解決のまま。
しかし、これはEXE本体ではなく、同梱されているDLL(unaceV2.dll)単体に潜んでいる問題であるため、
少なくともACE形式の圧縮・解凍をしなければ大丈夫である。
気になるようなら問題のDLLを削除してしまえばいい。
削除してもLhaplus側でただaceが認識されず、aceが使えなくなるだけの話である。
先に書いたように、アーカイバはDLLによる圧縮・解凍なのだが、
こちらは同梱されている独自のDLLによる圧縮・解凍を実現している為、
インストールしただけですぐに使えるというのが言われている。
なお、同梱物には個別のDLLもあり、問題未解決のunaceV2.dllもそのうちの一つである。
いくつかの企業も採用しているアーカイバ。セブンジップ。
日本語公式やSourceForgeリポジトリなどから落とせます。
Winをターゲットにして開発されたアーカイバですが、
なんといっても超高圧縮な7z形式が有名。
アルゴリズムはオープンアーキテクチャなため、どこそかのrarとは異なり、
ほかのフリーソフトでも使用が制限されていない。
つまり、私が愛用しているNoahでも実現できるアーキテクチャでもあるというわけである。
中にはこれでないと解凍できないファイルもあったりなど、なんだかんだでお世話になっておりまする。
アーカイブについてよくある質問で、圧縮してもあまりデータサイズが縮まらないという内容。
解としてはたいていの場合、元々圧縮形式であるメディアファイル系を圧縮しようとしているところがあげられる。
jpg、png、gif、mp3……そして、後述するdocxやxlsxなどは元々サイズが大きいファイルであることから独自の方式でサイズを縮めて保存している為、
ここからさらに圧縮をかけてもそこまでサイズが縮まることは無い。むしろ、ファイルによっては圧縮しているつもりが逆にサイズが大きくなるケースもなくはない。
圧縮ファイルをさらに圧縮すること自体がナンセンスということである。
(それでも圧縮するケースはPassword-Zipのように暗号化を施したい場合か、複数のファイルを1つにまとめたい場合ぐらい)
実行ファイルやテキストファイルなんかは基本的に無圧縮であるため、こういったものであればほとんどの場合は大幅に縮む。
アーカイブファイルの圧縮形式については幾つかあるが、一部を紹介。
実際には圧縮形式に加え、圧縮アルゴリズムというのが存在し、アルゴリズムごとに圧縮の状態が異なる。
拡張子 | 簡単なお話 |
---|---|
zip | 元々は複数のファイルをまとめて格納するだけの形式で、アーカイバ「PKZIP」の標準形式として登場したもの。
zipバージョン2.0より、データの圧縮を行うオプションが使用可能となり、現在においては代表的な圧縮形式の1つとして数えられている。
というか、この形式しか知らないという人の方が多いかもしれない。。。 なお、先に圧縮アルゴリズムの話をしたが、Password-Zipというのがその圧縮アルゴリズムの種類の1つである。 ちなみに、最近のWindowsでは標準的にzip形式によるデータの圧縮解凍が出来る様になっており、 オフィスソフトの保存形式でもzipの圧縮形式を採用している。 (docx、xlsxといったように、拡張子の接尾語にxが付く保存形式のもの) |
lzh | 日本人が考えた保存形式。日本では割とメジャーな形式だったが、現在はzipが主流となり、ほとんど使われなくなっていった。 元々は保存用のデータ単価の高い時代に登場したもの。 このころは特に圧縮形式ごとに圧縮可能なデータの得手不得手があるとされていて、これは主にテキストファイルの圧縮に特化していると言われていた。 最近は端末スペックも高くなり、技術の進歩の後押しもあり、圧縮可能なデータの得手不得手を意識することは少なくなった。 |
cab | キャビネット形式。 Windowsインストーラに採用されている形式で、高い圧縮率を誇る。 |
7z | 「7-Zip」の標準形式。オープンソース。データの内容にかかわらず、非常に高い圧縮率を誇る。 |
rar | 「Winrar」の標準形式。プロプライエタリのため使用に制限があり、ほとんどのアーカイバで解凍は可能だが、圧縮については「Winrar」でしか使用できない。 圧縮ファイルの破損を修復するリカバリレコードを含んでおり、圧縮ファイルの分割も可能。 高い圧縮率を誇るなどと至れり尽くせりだが、やっぱりライセンスの問題が高いハードルか。 |
dgc | gca圧縮形式を考えた人が考えた圧縮形式。正式にはDGCA形式、通称”でじこアーカイバ”で、考えたのは日本人。
7zやrarと比較しても非常に高い圧縮率を誇るのが特徴。
しかし、圧縮には「DGCA」のexeが必要だが、公式が現在無くなっている為、開発の継続状況については不明。
ただ、exe自体はVectorなどからも落とせる。 マイナーな形式であるがゆえに解凍できるソフトもあまり多くないため、DGCA形式で圧縮したものを配布するのなら自己解凍形式にして配布するのがいいだろう。 インストーラのような動作をするものも作れる。 個人で作成しているフリーのソフトではよくこれの自己解凍形式で配布しているものを結構見かける。(青い丸い球のアイコンが特徴的) |
tar.gz | Linuxでよく使われる形式。 tarは複数のファイルを1つにまとめるだけの機能しかなく、gzip(gz)は1つのファイルしか圧縮できないという問題がある。 つまり、tarでファイルを1つに固めgzipでその1つにまとめたファイルを圧縮と、組み合わせて使うのが一般的となっている。(ソリッド圧縮方式) |
Windows 11 のタスクバー周りのレイアウトを Windows 10 のレイアウトに限りなく近いインタフェースにしたい場合のパッチ。
Windows 11 のインタフェースになってから作業効率が大幅ダウンして頭にきたという人にうってつけのユーティリティ。
Githubから落とせます。
UIが英語ですがTanweb.netなどで日本語で解説されている。
なお、この手のツールを使用しているためにWinUpdate実行後のPc再起動で再起動できなくなってしまったなどの問題が報告されていたりするものの、
基本的にはツールのほうのアップデートを欠かさずしていれば大丈夫である。
このパッチの場合は自動アップデートが付いているので、そのあたりの設定を変えなければ問題ない。
心配ならWinUpdateする前にはこのパッチ一旦アンインストールしてから実施する手もある。
Pcの古いキャッシュファイルなどのゴミファイルをはじめ、レジストリ最適化などを行うユーティリティツール。
CCleaner
定番のお掃除ソフト。
問題の多いアプリとしても知られているが、あろうことか、Microsoft Storeに登録されたという意外な展開に。
そういう意味では安心して使っていられるのが特徴。何かあったらStoreから抹消されるもんね。
窓の杜の記事
めもりーくりーなー
Winに常駐し、めもりーの監視・お掃除を行うソフト。
これまで使ったことがあるものを一気に紹介。いずれも過去の遺物。
窓の手
Win 7 までの環境設定を変更する中では超有名なソフト。更新停止につき、最新Win に対応していない点に注意。
Comfortable PC
Win 8 までの環境設定を変更するソフト。やっぱり更新停止につき、最新Win に対応していない点に注意。
Win高速化
Win 7 までの環境設定を変更するソフト。
やっぱり更新停止につき、最新Win に対応していない点に注意。
WinDNA
Win 8 までの環境設定を変更するソフト。Win 8 対応版まで存在している。
Windows Vista UAC RELEASED
今更Vistaもないが、Vista の UAC (User Account Control) の動作をカスタマイズをすることができるソフト。
Vista Home Premium Edition は UAC における振る舞いを一切変更できないので便利。