彩りの大地 Final Fantasy XII

ぺぇじへっどらいん

はじめに

ADBについて
Final Fantasy 12では「ADB(Active Dimension Battle)」と呼ばれる独自の戦闘システムを採用する。 従来の「ATB(Active Time Battle)」では、「入力」→「実行発動」→「待機時間」という流れの戦闘システムだったが、 今作の「ADB」では「入力」→「準備時間」→「実行発動」という流れで進行する。 つまり待ちの時間が行動の後でなく前に来ているという違いがある。
武器のダメージ依存パラメータについて
Final Fantasy 12では武器毎に採用されている能力値が異なる。
基本ダメージは[(攻撃値-防御値)*倍率]となっている。各値はそれぞれの項目を参照。
CTについて
CTとは、上記の「準備時間」の値。つまりCTの値が多いほど行動するまでに時間がかかる。
この値はキャラのスピードと武器・魔法・わざが持つ固有のCT値に依存する。 基本的にキャラのスピードよりも武器・魔法・わざの値の影響のほうが高い。
CTは武器ごとに異なる。
「ヘイスト」状態になるとCTが1/3倍になる。
「スロウ」状態になるとCTが2倍になる。
「狂戦士」状態になるとCTが1/2倍になる。
モーション遅延について
CTとは別に「たたかう」実行からダメージ判定が発生するまでの間にキャラごとに僅かなラグが潜んでいる。
ラグは武器とキャラごとに決まっているため、純粋にキャラごとの得意武器・苦手武器といった意味合いになる。
ラグはフレーム単位(1/30秒)の微細なものであるため特段気にする必要はないのだが、 連撃や戦闘時間が長引くほどその差は顕著に現れてくるため、気にする人は注意である。
ここのページでは相性ということで記載する。
連撃・クリティカルについて
ずばり「クリティカルヒット」のようなもの。 各武器にはこれらの発生率が設定されていて「たたかう」でのみ発生することがある(敵の場合は「ひっかき」なども含まれる)。
接近攻撃武器すべてに「連撃値」が設定されていて、 その値から算出された数値の確率で数回連続ダメージを与える。
遠隔攻撃武器すべてに「CR(クリティカル)率」が設定されていて、 その値の確率でクリティカルダメージを与える。
「エクスカリパー」は「接近攻撃武器」だが「CR率」が設定されている。 クリティカルが発生した場合は3ダメージになる。
連撃の場合は攻撃回数はランダムだが通常は最大で4~5回。 瀕死の場合はさらに攻撃回数が増え、HP少ないと攻撃回数も増える。攻撃回数の上限は12回(HPが1/16未満の場合)。
連撃の発生する確率:武器の連撃値*0.7%、「源氏の小手」装備時:武器の連撃値*1.8%
「飛行タイプ」の敵について
遠隔攻撃武器は「飛行タイプ」の敵を「たたかう」などでも直接攻撃することができる。
接近攻撃武器で「飛行タイプ」の敵を「たたかう」などで攻撃しても必ず「ミス」する。
ゾディアック版では新たに槍・棒・ロッドで「飛行タイプ」に設定されている敵を「たたかう」などで直接攻撃ができるようになった。
魔法や消費アイテムでも「飛行タイプ」の敵を直接攻撃することも可能。 わざにも「飛行タイプ」の敵に対応したものがある。
遠隔攻撃武器には4種類の系統が存在する、ただしそのすべてが「両手専用」武器。 また、接近攻撃武器とは違って矢・弾と一緒に装備しないと使用することができない。
たたかうの命中について
いずれの武器のたたかうの基礎命中率は基本的には一律100で、 盾などの物理回避率やオプション「見切り」でのみ「ガード」「パリイ」が可能。
天候が強風の場合、弓は基礎命中率が80、自動弓は50になる。
使い手が「くらやみ」状態の時は基礎成功率を0.5倍。 さらに相手の各物理回避率を2倍にして命中計算される。
自動弓は「パリイ」を無視する。
銃、計算尺、「癒しのロッド」「フェイスロッド」「ぐりぐりばんばん」は「ガード」「パリイ」を無視する。 ただし、オプション「銃・計算尺耐性」を得ている相手にはダメージが1/8倍になる。
オプション「回避無視」を得ている場合は必中になる。
たたかうのダメージについて
倍率は武器ごとに違う。
防御値は基本的に物理防御力だが棒の場合は魔法防御力、 銃、計算尺、「癒しのロッド」「フェイスロッド」「ぐりぐりばんばん」の場合は防御を無視する。
使い手が「狂戦士」状態の時は計算結果を1.5倍。
使い手が「ブレイブ」状態の時は計算結果を1.3倍。
使い手が「HP満タン攻撃力UP」を得ている状態の時は計算結果を1.5倍。
使い手が「瀕死攻撃力UP」を得ている状態の時は計算結果を2.0倍。
対象が「プロテス」状態の時は計算結果を0.75倍。
対象が「オイル」状態かつ攻撃の属性が「火」属性の時は計算結果を3倍。
攻撃が属性強化の効果を得ている場合は計算結果を1.5倍。 複数の属性強化を得ても1.5倍のまま。
対象の弱点属性を突いた場合は計算結果を2倍。
対象の半減属性を突いた場合は計算結果を0.5倍。
地形や天候補正で計算結果は0.5~1.2倍。 与ダメ側または被ダメ側のいずれかがオプション「天候&地形無視」を得ている場合は1倍に固定。

各種データ

素手

倍率:力*(レベル+力)/256
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125)-物理防御力)*倍率
回避値:0、連撃値:5、CT:30

ライセンス「格闘」セットなし時の素手
・攻撃力:11
ライセンス「格闘」セットあり時の素手
・両手専用
・攻撃力:(レベル+力)/2

相性
※「格闘」ありだとモーションが遅くなる
得意:ヴァン、バルフレア、アーシェ
普通:バッシュ、フラン
苦手:パンネロ

ライセンス「格闘」を覚えるジョブ:
モンク・シカリ
もののふ(要:カオス)

レベルと力が上がるごとに攻撃力が増える特殊な武器系統。 なのだが、FF5などとは違って攻撃力は最大でも99が限界。 CTも連撃も標準的で、特に強みとなる点が見当たらないのがネック。
言ってしまえば装備にお金がかからないのが僅かな利点で「格闘のアンバー」さえあればジョブに関係なく利用できるのもあるが、 その分回避値も0で「格闘のアンバー」を使えば当然アクセ枠はそれだけに取られてしまうなど、メリットとはいいがたい点である。

今作では大して活躍を見せることはないだろう。

名前攻撃効果ライセンス
ミスリルソード14 --------
ミスリルブレイド23 --------
ブロードソード14 剣装備1
ロングソード20 剣装備2
アイアンソード25 剣装備2
ゾーリンブレイド30 剣装備3
古代の剣3515%の確率で「石化中」の追加効果剣装備3
ブラッドソード38100%の確率で「スリップ」の追加効果ブラッドソード装備
ローエングリン40 剣装備4
フレイムタン45「火」の属性攻撃剣装備4
エビルスレイヤー51 剣装備5
アイスブランド55「氷」の属性攻撃剣装備5
プラチナソード61 剣装備6
バスタードソード67 剣装備6
ダイヤソード73 剣装備7
ルーンブレイド78 剣装備7
デスブリンガー8312%の確率で「即死」の追加効果剣装備8
ブレイクブレイド95 剣装備8
デュランダル99 剣装備9
ブラッドソードA92100%の確率で「混乱」の追加効果ブラッドソード装備(2)
デュランダルA103 剣装備9
トランゴタワー153 --------

片手専用
倍率:力*(レベル+力)/256
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125)-物理防御力)*倍率
回避値:5、連撃値:5、CT:32

ミスリルソード・ミスリルブレイド
・CT:30
ブラッドソードA
・回避値:16、連撃値:7
デュランダルA
・回避値:15、連撃値:10
トランゴタワー
・回避値:0、連撃値:30、CT:25

マサムネIはデータ上は剣扱いだが刀の項目を参照。

相性
得意:ヴァン、バルフレア、バッシュ
普通:フラン、アーシェ
苦手:パンネロ

剣装備系のライセンスを覚えるジョブ:
ナイト
時空魔戦士:剣装備7~8(要:アルテマ)、剣装備9(要:ゾディアーク)
もののふ:ブラッドソード装備(1~2)(要:ザルエラ)

ゾディアック版については主にナイトの装備武器となる。
特段これといって目立った特徴はないのだが、やはりというべきか、 「暁の断片」入手後に早々に「デスブリンガー」を手に入れることができるのでこれが最大のウリと言ってもいいかもしれない。
あとは確率100%で混乱を与える「ブラッドソードA」なんかも凶悪。
それ以外では特段目立ったものは見当たらないか。 そもそも次の騎士剣のつなぎでしかないきらいがあるのでせいぜいこんなところだ。 騎士剣との違いは盾が使える点だが、DPS的には同じ片手武器のダガー系に負け気味。 装備者が違うとはいえ、なんともあんまりな仕様である。 それに盾装備たって、回避無視オプションを積んでる敵には通用しないし。

他のジョブへの流用だが、時空魔戦士は重装備なので一応剣装備は相性はいいのだが、 元の武器が両手専用武器(ボウガン)故か装備できる盾が透明盾しかないのがネック。 しかも時空魔戦士はHPオプションが少ないので前衛に出すと耐久面の問題で悩みがちに。 それに橋渡しに必要な召喚ライセンスが激戦区なので修得は厳しめ。
もののふは力補正が乏しいのでせいぜい「ブラッドソード(A)」の追加効果だけが目的となりがちに。 攻撃力が90あってもダメージにはほとんど期待できない。 ただ、召喚ライセンスは取り合いになりにくいのでその点では取りやすいほうだろう。 TZA版では重装備ジョブと組み合わせて力補正すれば火力も生かせる。

「トランゴタワー」なんかはもはや剣というより別カテゴリの武器と思っていいので割愛。

騎士剣

名前攻撃効果ライセンス
クレイモア83 騎士剣装備1
ディフェンダー90 騎士剣装備2
セーブザクイーン92 騎士剣装備2
アルテマブレイド109 騎士剣装備3
ラグナロク11725%の確率で「ドンムブ」の追加効果騎士剣装備4
エクスカリバー127「聖」の属性攻撃聖剣装備
エクスカリパー1 聖剣装備(2)
トウルヌソル138 最強剣装備
覇王の剣53 --------
契約の剣67 --------
トロの剣131「聖」の属性攻撃 「ブレイブ」「フェイス」の永久効果--------

両手専用
倍率:力*(レベル+力)/256+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125)-物理防御力)*倍率
回避値:20、連撃値:8、CT:35

覇王の剣
・回避値:0、連撃値:25、CT:30
契約の剣
・回避値:30、連撃値:20、CT:30
ディフェンダー
・回避値:37、連撃値:5
エクスカリバー
・回避値:25
トウルヌソル
・回避値:30、連撃値:10
トロの剣
・回避値:50、連撃値:80、CT:99

エクスカリパー
・「パリイ」「ガード」「カウンター」されない
・オプション「銃・計算尺耐性」持ちにはダメージが1/8に低下する
・倍率:(攻撃力*(1~1.125))
・ダメージ:(攻撃力*(1~1.125))*倍率
・回避値:20、CR値:20、CT:20

相性
得意:ヴァン、バルフレア、バッシュ
普通:
苦手:フラン、アーシェ、パンネロ

騎士剣装備系のライセンスを覚えるジョブ:
ナイト(聖剣装備(2)はカオス・ゾディアーク・ミストナック125のいずれかを修得)
白魔道士:騎士剣装備1(要:ゾディアーク)、騎士剣装備2(要:カオス)
赤魔戦士:騎士剣装備1~2(要:アルテマ)、騎士剣装備3(要:ゾディアーク)、騎士剣装備4(要:カオス)

やはりナイトの専売特許。 攻撃力が高く、最終武器としても申し分ないレベル。 回避無視オプション持ちのせいでその手の相手には盾が機能しないとはいえ、 それでも「ディフェンダー」の回避の高さは十分強みになる。

だが、なんといっても「エクスカリバー」これ然りである。 イヴァリースでは獅子戦争時代でもそうだが、どうも「ラグナロク」よりも「エクスカリバー」のほうが有能らしい。
というのも、本作では聖属性の武器には非常に大きなアドバンテージがあり、それは得てして最強種族アンデッドの存在のせいである。
オリジナル版では属性吸収を活用した回復アイテムとしてもフル活用できたのだが、 ゾディアック版では限界突破仕様の影響で終盤のアンデッドさえも確殺してしまうほどのポテンシャルを秘めるようになり、 いずれにせよ、かなり強力な武器となっているのである。

他のジョブへの流用だが、白も赤も扱いづらいのが難点。 一応白に関しては攻撃に参加させたければ「セーブザクイーン」が扱えるし、 「ディフェンダー」で同時に回避を取ることも可能なので面白いかもしれない程度。橋渡しの召喚ライセンスも可能なら取っておいてもいいぐらいのもの。
その一方で、赤のほうは橋渡しに必要な召喚ライセンスが激戦区なのに加えて能力とのかみ合わせがすこぶる悪い。 魔力補正ばかりのジョブであり力補正に乏しいため、相性は上記のもののふに剣を使わせるレベルよりも悪い。素直にメイスで殴らせたほうが大きなダメージが出せる。

ライセンス不問の中でもストーリー入手の2種がオリジナル版に比べると妙に活躍してくれる性能へとなっている。 攻撃力はいずれも少々抑えめなのはあるが、それでもオリジナル版よりも攻撃力自体は増えており、 連撃値も高めなため意外と火力は出る。
さらに「トロの剣」だが、相変わらずのトロさゆえにDPSでは劣性組。その分連撃はいいのだが。 そして唯一の永久フェイス武器なのでやっぱり魔法(主に補助魔法)ジョブ用の武器として使用するのが賢いやり方か。
TZA版ではさらに「トロの剣」をトライアルで量産することができてしまっている。。。

名前攻撃効果ライセンス
虎徹16 刀装備1
備前長船26 刀装備1
小烏丸40 刀装備2
孫六兼元50 刀装備2
村雨62「水」の属性攻撃刀装備3
菊一文字71 刀装備3
邪迎八景8310%の確率で「猛毒」の追加効果刀装備4
雨のむら雲96「風」の属性攻撃刀装備4
ムラマサ104 刀装備5
マサムネ111 マサムネ装備
マサムネI117 マサムネ装備(2)

両手専用
倍率:力*(レベル+魔力)/256+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125)-物理防御力)*倍率
連撃値:20、CT:31

回避値
・虎徹:15、備前長船:17、小烏丸:19、孫六兼元:21、村雨:23、菊一文字:25
・邪迎八景:27、雨のむら雲:29、ムラマサ:31、マサムネ:33、マサムネI:40

マサムネ
・連撃値:30
マサムネI
・連撃値:35
・片手専用(データ上は剣の分類)

相性
※「マサムネI」はモーションも剣準拠
得意:バルフレア、バッシュ
普通:ヴァン、フラン、アーシェ
苦手:パンネロ

刀装備系のライセンスを覚えるジョブ:
もののふ

武士にのみに与えられた専用武器。 他のジョブのボードには一切存在していない系統。 攻撃力はそこまで高くはないが、連撃値の高さをもって絶大なダメージを当てることを可能とする。 FF5の頃からそうだが、確率クリティカル的な要素をもって真の実力を発揮する系統らしい。流石はジャパニーズブレードである。

だが、その扱いには微妙にクセがあり、パワーリソースとして力と魔力を要求する。 このせいである程度は力と魔力を両立しなければならない。
それなのに、もののふといえば屈指の魔装備ジョブであり、補正も魔力補正だらけと力を上げる要素が少ない。
ゆえに透明武器2種との食い合わせは魔導士ジョブ同等程度と良くない。
しかも刀自身も力*(レベル+魔力)=力*レベル+力*魔力という計算式からもわかる通り力に対する比重のほうがどうしても大きくなるため、 TZA版では力補正が生きるジョブと組み合わせるのがベターだろうか。 力は高いが武器のダメージがバラついて安定しないブレイカーあたりが好相性と言えそうだ。

もちろん、刀と言えば最後はマサムネこれしかりである。 オリジナル版の頃から超絶連撃武器として頭角を表し、RTAによるヤズマット撃破記録もマサムネ2本による記録であることでも知られるほどの強武器だが、 ゾディアック版では、いわゆる片手で扱えるマサムネ(つまりマサムネI)が登場したため源氏の盾との併用が可能という優遇措置まで受けられている。 もはやこれは使えと言っているようなものであるのだが、その際の入手経路は基本的に交易品のため若干面倒するだろうか。

他のライセンスボードに存在しないため流用はTZA版で組み合わせるしかない。 ただ、武器の都合上、魔力補正はもののふで十分なため、力補正の生きるジョブとの組み合わせとなりそう。 その場合、中途半端な武器のジョブだと結局刀を持たせることになるためもののふにしかならないわけだが。 あえてアタッカーにせず、力補正を生かさずとも軽装備系などの耐久型にしてタンク運用するのもありだろうか。 軽装備なら最終ブレイブスーツが生かせる。

忍者刀

名前攻撃効果ライセンス
阿修羅725%の確率で「くらやみ」の追加効果忍刀装備1
桜囀り778%の確率で「スロウ」の追加効果忍刀装備1
影縫い8110%の確率で「スロウ」の追加効果忍刀装備1
甲賀忍刀87「土」の属性攻撃忍刀装備2
伊賀忍刀87「水」の属性攻撃忍刀装備3
おろち9410%の確率で「ドンアク」の追加効果忍刀装備1
柳生の漆黒98「闇」の属性攻撃 20%の確率で「死の宣告」の追加効果おろち柳生装備
おろちN10220%の確率で「猛毒」の追加効果おろち柳生装備

両手専用
倍率:力*(レベル+スピード)/218+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125)-物理防御力)*倍率
CT:22

回避値
・阿修羅:10、桜囀り:12、影縫い:13、おろち:18
・甲賀忍刀:15、伊賀忍刀:15、柳生の漆黒:24、おろちN:32

連撃値
・阿修羅:12、桜囀り:15、影縫い:18、おろち:25
・甲賀忍刀:22、伊賀忍刀:22、柳生の漆黒:28、おろちN:32

相性
得意:バルフレア、バッシュ 、パンネロ
普通:ヴァン、フラン、アーシェ
苦手:

忍刀装備系のライセンスを覚えるジョブ:
シカリ:忍刀装備1(要:ミストナック50)、忍刀装備2(要:ミストナック75)、忍刀装備3(要:ミストナック100)、おろち柳生装備(要:ミストナック125)

忍びのための武器。 FFの忍者といえば二刀流スタイルがセオリーなので1つの武器を二刀で扱うのかと思いきや、 潔いほどの一刀流扱い……両手専用じゃなかったっけ? 片手が遊んでいるのは?

ということで、改めてシカリにのみ与えられた武器。 刀と似たような説明をすると、 他のジョブのボードには一切存在していない系統……と言いたいところだが、 その当のシカリでさえ扱いに際しては少々特殊。
それもそのはず、シカリについては標準の武器はダガー系であるのだが、 こちらはいずれもミストナックライセンスの橋渡しでしか修得することができない。 だったら他ジョブ同様にミストナックライセンスを取ればいいだけじゃないかと思いきや、 あろうことか、それがミストナック4つ全ライセンスの奥に1つずつこれがあるという始末である。
ミストナックライセンス自体はどれをとっても同じなので効率で言えば橋渡しライセンスとポイントを少ないものを選ぶだけでいい話なのだが、 橋渡しが4つとなると事情が変わり、3つまでしか修得できない都合からどれか1つを諦めなければいけないという問題が発生しうる。 シカリをやる場合はここがどうしても悩みどころなため、最初から3つに絞ってやっていくのがベターである。

他のライセンスボードに存在しないため流用はTZA版で組み合わせるしかない。 ただ、その場合に修得するミストナックライセンスは上述の理由から生かすところは希少な土属性と水属性の攻撃手段、そして対ヤズマット戦でいかんなく威力を発揮する闇属性の攻撃手段である甲賀忍刀、伊賀忍刀、そして柳生の漆黒を使えるようにするのがベターと言えそうである。
また、おろちNは英文字付き武器の中でも入手が楽な方なので、柳生の漆黒も扱えるようになるミストナック125は確実に覚えてもいい。それによって無印おろち(忍刀装備1)が不要になる。

何気に近接武器の中では唯一パンネロが得意な武器であることも特徴。この子なんなんだ。

名前攻撃効果ライセンス
ジャベリン16 槍装備1
スピアー26 槍装備1
パルチザン34 槍装備2
ヘビーランス4210%の確率で「スロウ」の追加効果槍装備2
雷の槍53「雷」の属性攻撃槍装備3
オベリスク68 槍装備3
ハルバード75 槍装備4
トライデント85「氷」の属性攻撃槍装備4
ホーリーランス91「聖」の属性攻撃槍装備5
グングニル95「火」の属性攻撃 10%の確率で「ドンアク」の追加効果槍装備5
竜の髭10015%の確率で「ドンアク」の追加効果竜装備
最強の矛14120%の確率で「ドンアク」の追加効果最強矛装備
竜の髭L10850%の確率で「ドンアク」の追加効果竜装備(2)

両手専用
飛行タイプに攻撃が当たる
倍率:力*(レベル+力)/256+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125)-物理防御力)*倍率
回避値:8、連撃値:4、CT:28

竜の髭L
・回避値:40、連撃値:10

相性
得意:バルフレア、バッシュ
やや得意:ヴァン、アーシェ
普通:フラン
苦手:パンネロ

槍装備系のライセンスを覚えるジョブ:
ウーラン

槍使いのための武器。 FFで槍と言えば竜騎士の専売特許だが、今作ではそのようなジョブは存在しない。 それにそのジョブ得意技であるはずのジャンプは、今作では敵専用の強化攻撃だ。

ということで、改めて槍使いこと、ウーランにのみ与えられた武器。 ウー(=戦士)ラン(=ランサー)といったところだろう。 やはり他のジョブのボードには一切存在していない系統。 武器全体としての性能はおしなべて攻撃力重視であり、 CTが短く連撃値が低いなど、とにかく一撃のダメージを重視するタイプ。 連撃が苦手故にCTで行動回数を回してダメージを稼いでいくスタイルが主流と言えそうだ。
だが、攻撃力重視というのは伊達ではなく、 雷の槍が登場する頃にはちょうどマティウスなどの雷に弱い敵が控えていること、 ソーヘン地下宮殿前後に控えている氷属性弱点が比較的多い頃にトライデント、 エクスカリバー同様に聖属性のアドバンテージが取れるホーリーランス、 そして何より、オイルとの併用によって常に3倍ダメージが保証されるグングニルと、 属性特攻が刺さりやすいところが目立つ。
無論、透明武器を除けば最大の攻撃力を誇る最強の矛もオリジナル版の頃から健在である。 それだけ攻撃力に特化した使い勝手だが、ウーランの補正の方も重装備かつ全ジョブ中随一の力補正のため、単発火力最強のジョブと考えて良い。

他のライセンスボードに存在しないため流用はTZA版で組み合わせるしかない。 ただし、ウーラン自体が力全振り性能ゆえに、無駄をなくす場合の組み合わせジョブは力とは無縁なジョブを選ぶ必要がある。

なお、長物武器の宿命か、相性が良いと言ってもいずれのキャラも多少のラグは前提となるためそこは注意。その分の過剰なCTの短さと考えて良いだろう。 とはいえ、そこで相性悪いとなるとDPS的には最悪である。

名前攻撃効果ライセンス
樫の棒15 棒装備1
サイプレスパイル22「土」の属性攻撃棒装備1
バトルバンブー34 棒装備2
麝香勺39 棒装備3
鉄棒4610%の確率で「スロウ」の追加効果棒装備3
六角棒59「水」の属性強化棒装備4
ゴクウの棒72 棒装備4
エアリアル77「風」の属性攻撃棒装備5
象牙の棒83 棒装備5
櫂棒88 棒装備6
八角棒91 棒装備6
鯨の髭108 鯨装備
鯨の髭N11210%の確率で「ドンムブ」の追加効果鯨装備(2)

両手専用
飛行タイプに攻撃が当たる
倍率:力*(レベル+力)/256+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125)-魔法防御力)*倍率
回避値:30、連撃値:15、CT:25

鯨の髭N
・回避値:35、連撃値:35

相性
得意:フラン、バッシュ
やや得意:ヴァン、バッシュ
普通:バルフレア、パンネロ
苦手:アーシェ

棒装備系のライセンスを覚えるジョブ:
モンク

棒術使いのための武器。 同じイヴァリースワールドのFFTでは魔法系の武器だったが、今作ではモンクの武器となった。 モンクと言えば格闘なのだが、素手のところにも記載の通り、今作の格闘はイマイチなのでこちらメインとなる。

そしてモンクなので当然攻撃力は高いのだろうと思うところだがそんなことはなく、 今作のモンク立ち位置はむしろ膨大なHPによるタンク役か、高位の白魔法が使えるようになることから回復役にいずれかの立ち回りが主流である。
ゆえに、力補正がイマイチなモンクのため棒の威力も割と標準と少々物足りなさを感じるかもしれない。

ただ、見ての通り連撃値が高いため、力さえなんとかなればもののふに並ぶ連撃アタッカーとしての役割が約束される。 その際のキャラは棒とは最も相性が良いフランに決まりである。 もともと能力的にもサポート主体になりがちな彼女だが、今作のモンクも割とその傾向にあるため、もし火力が稼げなくてもタンクとしての役割であれば好都合と言える。

他のライセンスボードに存在しないため流用はTZA版で組み合わせるしかない。 記載の通り、モンクはHP補正こそ随一だが力は軽装備であることも含めてイマイチなため、 アタッカー起用するのであれば力補正を重視するジョブにすべきだろう、このあたりももののふによく似ているが連撃武器使いゆえの制限みたいなものなのだろうか。

唯一の魔法防御抵抗型武器ではあるが、それが活かせる場面は恐らくない。

名前攻撃効果ライセンス
ショートボウ15 弓装備1
銀の弓19 弓装備1
エイビスキラー25 弓装備2
キラーボウ36 弓装備3
ロングボウ48 弓装備3
エルフィンボウ54 弓装備4
ロクスリーの弓60 弓装備4
石の弓73 弓装備5
バーニングボウ77「火」の属性強化弓装備5
裏切りの弓82 弓装備6
与一の弓89 弓装備6
ペルセウスの弓92 弓装備7
アルテミスの弓94 弓装備7
宿命のサジタリア97 サジタリア装備
宿命のサジタリA109 サジタリア装備(2)
ザイテングラート224 --------

名前攻撃効果
オニオンアロー1 
パラレルアロー2 
炎の矢1「火」の属性攻撃
バンブーアロー225%の確率で「猛毒」の追加効果
雷の矢2「雷」の属性攻撃
一撃の矢325%の確率で「即死」の追加効果
凍て雲の矢4「氷」の属性攻撃
アルテミスの矢5「土」の属性攻撃

両手専用
遠隔攻撃、飛行タイプに攻撃が当たる
「カウンター」されない
屋外エリアで風が強い場合、基本命中率が80%となる
倍率:力*(レベル+スピード)/218+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125)-物理防御力)*倍率
回避値:0、CR値:5、CT:36

宿命のサジタリA
・回避値:10、CR値:20
ザイテングラート
・回避値:75、CR値:25、CT:10
・射程が長い(通常の遠隔武器の2倍)

相性
得意:ヴァン、バッシュ、アーシェ、パンネロ
苦手:バルフレア、フラン

弓装備系のライセンスを覚えるジョブ:
弓使い

弓使いのための武器。 弓は遠隔攻撃武器の中ではもっともバランスの取れた武器であり、 遠隔攻撃武器の中ではもっとも威力が出るのもこの系統である。 それが表すように付属武器のアローも属性付きが多く、弱点の敵に対して大ダメージを与えることが宿命となる。
その中でも真打ちと言えるのがサジタリアではなくてバーニングボウであり、 早めに入手できる割には超強力と名高い。
それもそのはず、弓には槍のグングニル同様にアローにも炎の矢があるためオイルの敵に超絶特攻ダメージを与えることを可能にするわけだが、このバーニングボウにいたっては名前の通り炎強化がついている。絶対に使えってことである。
サジタリアなどは他の属性矢や次点ってことになるわけだが、購入可能なのにここまで強い武器というのはなんとも手軽である。

なお、この武器の炎強化だがTZA版においては赤魔との組み合わせが推奨されている。 赤魔と黒魔だとライセンスかぶりをしてしまうため赤魔に属性強化杖を流用し難いが弓使いだとライセンスかぶりしにくいため、その際にこのバーニングボウの炎強化が流用可能。
そう、属性魔法の中では最大最強を誇るアーダーを属性強化して使えるため弱いわけがないのである。

と、いうことで………見ての通り公式チートとも名高いヤバイ武器はこの系統に含まれているが、省略することに。

ちなみに……弓といえばフランの公式標準装備であり初期装備もそうなのだが、その相性は最悪。 苦手というよりは、よくあるキャラクターイメージからくる専用装備の一種として専用のモーションがあてがわれているというそれに該当するのだが、 実用の面ではそれがかえって邪魔になってしまっているという事の顛末。。。いいんだか悪いんだかである。

自動弓

名前攻撃効果ライセンス
ボウガン21 ボウガン装備1
クロスボウ31 ボウガン装備1
パラミナボウ42 ボウガン装備2
クロスリカーブ57 ボウガン装備2
ハンティングボウ70 ボウガン装備3
ペネトレータ79 ボウガン装備3
ガストラフェテス84 ボウガン装備4
ガストラフェテS91 ボウガン装備4

名前攻撃効果
オニオンシャフト1 
ロングシャフト125%の確率で「スロウ」の追加効果
ストーンシャフト125%の確率で「ドンアク」の追加効果
鉛のクォーラル225%の確率で「ドンムブ」の追加効果
ブラックシャフト225%の確率で「くらやみ」の追加効果
タイムシャフト225%の確率で「死の宣告」の追加効果
アガザイ325%の確率で「スリップ」の追加効果
グランドボルト4 

両手専用
遠隔攻撃、飛行タイプに攻撃が当たる
「パリイ」「カウンター」されない
屋外エリアで風が強い場合、基本命中率が50となる
倍率:力*(レベル+力)/256+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125)-物理防御力)*倍率
回避値:5、CR値:7、CT:24

相性
得意:ヴァン、フラン、バッシュ、アーシェ
苦手:バルフレア、パンネロ

ボウガン装備系のライセンスを覚えるジョブ:
時空魔戦士

弓使いではなく時空魔戦士のための武器である。 ボウガンは遠隔攻撃武器の中ではダメージはイマイチだがCTが短いためファーストタッチに最適である。 ゆえに、HP満タン攻撃力Up持ちとのシナジー効果が強力で、敵をサクサクと片付ける場合は重宝するのだが、 肝心の時空魔戦士はHP補正が少ないため本格的にタゲ受けしてはならないことに注意したいところ。
更にいうと攻撃力もおしなべて低く、大火力を生み出す武器としては不適切。属性をもつシャフトも存在しない。
但し、時空魔戦士の特性が表しているとおりか、ボウガンのシャフトは追加効果を持つものだらけのため、要は仕事が違うだけのことである。

TZA版で他のジョブと組み合わせることを考えるのはせいぜい遠隔攻撃ができる武器を流用する程度のもの、ボウガン単体で見れば。 ジョブで見るとモンクと組み合わせが強力らしい。

名前攻撃効果ライセンス
アルタイル6 銃装備1
カペラ8 銃装備2
ヴェガ13 銃装備2
シリウス17 銃装備3
ベテルギウス22 銃装備3
ラス・アルゲテイ29 銃装備4
アルデバラン33 銃装備4
スピカ38 銃装備5
アンタレス41 銃装備5
アルクトゥルス45 銃装備6
フォーマルハウト53 銃装備6
アルデバランY66 銃装備7

名前攻撃効果
オニオンバレット1 
サイレント弾125%の確率で「沈黙」の追加効果
アクアバレット3「水」の属性攻撃
ナパームショット3「火」の属性攻撃
ソイルショット2「土」の属性攻撃 25%の確率で「くらやみ」の追加効果
風のペネトラテ4「風」の属性攻撃
ダークショット4「闇」の属性攻撃
石化弾325%の確率で「石化中」の追加効果

両手専用
遠隔攻撃、飛行タイプに攻撃が当たる
「ガード」「パリイ」「カウンター」されない
オプション「銃・計算尺耐性」持ちにはダメージが1/8に低下する
倍率:(攻撃力*(1~1.125))
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125))*倍率
回避値:10、CR値:5、CT:50

アルデバランY
・回避値:25、CR値:10

相性
得意:ヴァン、フラン、バッシュ、アーシェ
苦手:バルフレア、パンネロ

銃装備系のライセンスを覚えるジョブ:
機工士
シカリ:銃装備5~6(要:シュミハザ)

概ねそのとおり、機工士のための武器である。 銃は遠隔攻撃武器もとい全武器の中でも特殊な性能で、 ほぼ攻撃力の値だけでダメージが決定し、相手の防御も関係しないという代物である。 そのため使い手の能力には一切依存せず、 そのことからレベル縛り系の特殊攻略においてはほぼ標準装備として扱われている。
ちなみに、このような特異な性能をしている武器は他にもあるのだが、 銃以外の武器については概ね仲間に追加効果を与えるためにあえてダメージを抑えているきらいがあるため、 むしろこの性能をダメージソースとしてウリにしている銃はそれだけに特異な武器と言えることだろう。
お誂え向きに属性弾まできちんと完備しており、やはりというべきか、ナパームショットとオイル状態の相乗効果も高い。

攻撃力を見てわかるとおり、基礎ダメージは攻撃力*攻撃力である、なんともわかりやすい。 無論、HP満タン攻撃力Upや瀕死攻撃力Upも効くのでダメージは上げられるが、 能力は一切依存しないため力補正や魔力補正は無意味である。
そのため、力の低い魔法タイプのキャラとの組み合わせが相性がよく、 ことTZA版では白魔か黒魔のたたかう用武器という使い方ができる。
無論、能力依存なしゆえに軽装備でHP重視が一番相性がいいとも言えるし、 「ブレイブ」などによる物理ダメージアップ効果も乗せられるためブレイブスーツとも相性がよい。
TZA版なら黒のローブとダークショットを併用すればヤズマット相手に素晴らしいダメージも出せる。

惜しむらくはCT50という遅さにあり、一定の敵であれば攻撃前に敵が倒れていることなどはザラである、 これ故に加ダメージチャージやターミネートチャージとは相性が良くない。
また、攻撃力*攻撃力という組み立てやすい計算式からダメージ予測がしやすいのも特徴だが、 いくつかのサイトでも言われているとおり、ダメージが結構バラつく。
見ての通り実際の計算式は攻撃力のバラつき分も含めての2回乗算のため攻撃力の低いアルタイルならともかく、 攻撃力の高いフォーマルハウトやアルデバランYほどバラつき幅が広くなるのである。

バラつきについてはそういうものだと思ってもらうしかないのだが、CTについてはバーサクの一言で簡単に片付く。 というのも、特にオリ版ではバーサク併用との運用が普通(?)であり、 能力に依存しないためダメージが増やしにくい点もブレイブ同様にバーサク状態ゆえの特性で強化できてしまうのである。
魔法系ジョブの運用でMPが枯渇した場合にも活かせるため、その場合はバーサク運用に転じるにも手である。 その際は魔法バーサクではなくアクセのバーサーカーが手軽である。

そして、シカリもシュミハザを経由することで銃のライセンスを修得できる。
何気に旧最強銃であるフォーマルハウトがラインナップされているため、レベル縛りでシカリをやっているのならシュミハザはシカリに譲るべきだろう。

なお、最強銃アルデバランYだが、交易品「土色の銃弾」で入手可能……なのだが、オリ版のそれとは違って素材入手が一筋縄では行かなくなっている、何故とは言わない、言わんでも死ねる。
とにかく泣かされる仕様のため、可能な限り別の方法でなんとかうまく採集したい。

弓のフランと同じく、銃のバルフレアも主人公補正による主人公モーションが邪魔をする。 そもそもバルフレアは遠隔攻撃武器とは食い合わせが良くないので接近武器を推奨したい。

名前攻撃効果ライセンス
ハンドアックス17 ブレイカー装備1
ブロードアックス36 ブレイカー装備2
スラッシャー54 ブレイカー装備3
ハンマーヘッド81 ブレイカー装備4
フランシスカ88 ブレイカー装備5
グレートアックス110 ブレイカー装備6
ゴールドアックス120 ブレイカー装備6

片手専用
倍率:力*(レベル+活力)/128
ダメージ:(攻撃力*(1~1.111))*倍率
回避値:6、連撃値:6、CT:29

相性
得意:バルフレア、バッシュ、アーシェ
普通:ヴァン、フラン
苦手:パンネロ

ブレイカー装備系のライセンスを覚えるジョブ:
ブレイカー

名前のとおり、ブレイカーのための武器である。 ブレイカー特有のダメージのばらつき加減こそあるものの倍率が特殊で、 活力依存なのはともかく分母が128と少ない都合、 期待ダメージ自体は同じ攻撃力の剣より一応高くはなるのだが、正直、だからどーしたである。 そもそも活力は上がりにくいのでそんなに大きく差は出ない。
あまり語ることがないのが残念だが一応書いておくと、一介のハンマーよりはこちらのほうが強いのは主にCTの都合である。 攻撃力など性能がそこまで大きく変わらないのにダメージがバラつくということは期待値に寄せるべく数をこなすしかないことになるわけだが、そうなると少しでもマージンタイムの短いほうが得をする、という算段である。

名前攻撃効果ライセンス
フレイル24 ブレイカー装備2
ウォーハンマー42 ブレイカー装備3
スレッジハンマー6620%の確率で「ドンアク」の追加効果ブレイカー装備4
モーニングスター100 ブレイカー装備5
蠍のしっぽ124 ブレイカー装備7
蠍のしっぽF133 ブレイカー装備8

片手専用
倍率:力*(レベル+活力)/128
ダメージ:(攻撃力*(1~1.111))*倍率
回避値:2、連撃値:8、CT:32

蠍のしっぽF
・回避値:5、連撃値:20

相性
得意:バルフレア、バッシュ、アーシェ
普通:ヴァン、フラン
苦手:パンネロ

ブレイカー装備系のライセンスを覚えるジョブ:
ブレイカー

名前のとおり、ブレイカーのための武器である。 ダメージもモーションも斧と同じのため特段語ることはなさそうだが、 特にCTが違うので勝手が少々異なる。
が、残念ながらCTは斧のほうが上なのでそちらの方に分があるようだ。

そこから一転して頭角を表したのは蠍のしっぽFであり、攻撃力はともかく連撃値を盛ったことで僅かに優勢になった。 ここまでしないと斧を超えられなかったというのか。。。

短剣

名前攻撃効果ライセンス
ダガー14 ダガー装備1
メイジマッシャー1815%の確率で「沈黙」の追加効果ダガー装備2
アサシンダガー315%の確率で「即死」の追加効果ダガー装備2
チョッパー4010%の確率で「スリップ」の追加効果ダガー装備3
マインゴーシュ46 ダガー装備3
グラディウス56スピード+1 「風」の属性攻撃ダガー装備4
アベンジャー6610%の確率で「狂戦士」の追加効果ダガー装備4
オリハルコン7910%の確率で「スロウ」の追加効果ダガー装備5
プラチナメッサー8310%の確率で「ドンムブ」の追加効果ダガー装備5
ゾーリンシェイプ87「風」の属性攻撃ダガー装備6
シカリのナガサ90 ナガサ装備
シカリのナガサF10470%の確率で「即死」の追加効果ナガサ装備(2)

片手専用
倍率:力*(レベル+スピード)/218+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125))*倍率
回避値:5、連撃値:12、CT:21

マインゴーシュ
・回避値:50、連撃値:5
ゾーリンシェイプ、シカリのナガサ
・回避値:10
シカリのナガサF
・回避値:25、連撃値:15

相性
得意:バルフレア、アーシェ
やや得意:バッシュ
普通:ヴァン
苦手:フラン、パンネロ

ダガー装備系のライセンスを覚えるジョブ:
シカリ
白魔道士:ダガー装備5(要:ファムフリート)

ということで、シカリの標準装備である。 これまでのFFシリーズにおいてはないよりマシとか、買うぐらいならないほうがマシとか、散々な言われようだったこの系統だが、 流石に使用ライセンスを要するというだけのことはあってか、これまでも使えたと言っても特殊効果だけだった過去作とは一転して強武器の一角として存在感をあらわにした。
それはやはり、全武器中でも随一のCTの短さにある。 大体の武器が30あたりであることに比べると、向こうは2回殴っているところ、こいつは3回も殴れている計算である。 銃だったら1回打っている間にこっちは2回確実に殴れている。 ったく、とんでもない実装を得られたもんである。
その分だけ流石に攻撃力は自重しているが、 だからといって半分とかそんな性能ではない。
そして、相変わらず特殊効果だが、マインゴーシュの回避50とは一体どういうことだね?  とはいえ、今作には回避無視オプションというのがあるため案外うまく行かないのだが。それにシカリがいないと使えないというのもネックである。

オリジナル版のダンジューロだがゾディアック版ではシカリのナガサに置き換えられている。 が、オリ版のそれと同じ鬼畜難易度の入手経路の武器としてシカリのナガサFというのがあるのだが、その性能がまた邪悪。 なんと、70%という超高い確率でセーフティなしに対して一撃必殺を決めてしまうのである。 この際MPチャージの効果の類は発揮されなくなるのだが、むしろ早く倒すことでMPの使用機会が減らせるためどうでもいいことでしかない。
そして、即死が決まらずとも高い攻撃力と短いマージンタイム、そして少々高めの連撃値によって最強の1つに数えられてもおかしくはない性能として君臨してしまっているのである。
但し、シカリ自体が力補正がそこまででもないため、マジメに火力を発揮するのであればTZA版などでは組み合わせジョブによるテコ入れは必要である。
さらに手数も必然的に多くなるため、中途半端に火力を盛ってもやられてしまっては元も子もない。 タンク運用としても中途半端なところがあるジョブのため、何をさせるにしても対策必須である。

流用ジョブについては白魔が召喚ライセンスによる橋渡しで利用可能だが、白魔なので当然火力には期待できない。 つまり、スロウかドンムブを入れるための運用になる程度なので、他に優先したいものがあれば覚えなくても良いと思う。
TZA版の組み合わせならダガー装備だけでなく、忍刀装備の流用も視野に入れるよう。

名前攻撃魔力効果ライセンス
オークスタッフ152 杖装備1
サクラの杖203「風」の属性強化杖装備1
魔法使いの杖264 杖装備1
炎の杖344「火」の属性強化杖装備2
雷の杖364「雷」の属性強化杖装備2
氷の杖385「氷」の属性強化杖装備2
ゴールドスタッフ426 杖装備3
裁きの杖48715%の確率で「ストップ」の追加効果杖装備3
雲の杖497スピード+3 「雷」「風」「水」の属性強化杖装備4
賢者の杖538活力+5 「氷」「風」「聖」の属性強化賢者の杖装備

両手専用
倍率:力*(レベル+魔力)/256+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125))*倍率
回避値:8、連撃値:0、CT:34

相性
特になし

杖装備系のライセンスを覚えるジョブ:
黒魔道士

これまでのシリーズとは逆で白がロッド、黒が杖装備となっている。 つまりFF9と一緒ということである。

杖の特筆すべき点は当然魔力強化ではなく属性強化杖。 ただ、オリ版と違って風と雷と氷については上位の杖が登場しているためそっちに切り替えてもいい一方で、 炎強化だけは炎の杖オンリーのため、この杖の存在は重要である。
その重要さは序盤から始まっており、 序盤から戦える超強敵のダスティアが低確ドロップするためまさに狙い目である、ただゾディ版はフェニ尾が……

ロッド

名前攻撃魔力効果ライセンス
ロッド162 ロッド装備1
蛇のロッド252「氷」の属性攻撃ロッド装備1
癒しのロッド72100%の確率で「リジェネ」の追加効果ロッド装備2
大地のロッド432「土」の属性攻撃ロッド装備2
パワーロッド563 ロッド装備3
天空のロッド602 ロッド装備3
ホーリーロッド634「聖」の属性攻撃 「聖」の属性強化ロッド装備4
フェイスロッド21660%の確率で「フェイス」の追加効果フェイスロッド装備

両手専用
飛行タイプに攻撃が当たる
倍率:力*(レベル+力)/256+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125))*倍率
回避値:6、連撃値:0、CT:33

癒しのロッド、フェイスロッド
・「パリイ」「ガード」「カウンター」されない
・オプション「銃・計算尺耐性」持ちにはダメージが1/8に低下する
・倍率:(攻撃力*(1~1.125))
・ダメージ:(攻撃力*(1~1.125))*倍率
・CR値:0

相性
特になし

ロッド装備系のライセンスを覚えるジョブ:
白魔道士

これまでのシリーズとは逆で白がロッド、黒が杖装備となっている。 つまりFF9と一緒ということである。
ロッドの特筆すべき点は特にないと言っていいだろう、その程度の扱い。 ただ、一応飛行タイプには攻撃が届くので、参加できなくはない……積極的に殴らせるほどではないが。

そして、銃と同じ性質のロッドが2種類あるが、見ての通り追加効果狙いである。確率も高い。
フェイスロッドについては使い方は様々だが、与ダメ発生故にHP満タン魔力Upと併用する場合にジレンマを抱える。 魔法タンクとして運用するのであればなくはないが、FFTみたく装備者永久フェイス効果はないので運用には工夫が必要である。
一方で癒しのロッドだが、登場時点ではリジェネもないため地味に役立つ……え? リジェネがって? そうだよ、スリップを上書きするんだよ。

メイス

名前攻撃効果ライセンス
メイス17 メイス装備1
ブロンズメイス24 メイス装備1
ブージ34 メイス装備2
マイター42「水」の属性攻撃メイス装備2
棘のメイス5315%の確率で「猛毒」の追加効果メイス装備3
錯乱のメイス6915%の確率で「混乱」の追加効果メイス装備3
時限のメイス7515%の確率で「死の宣告」の追加効果メイス装備4
メイスオブゼウス81「闇」の属性強化メイス装備4
グランドメイス88 メイス装備5
ビブロスの骨100 メイス装備5
ぐりぐりばんばん10100%の確率で「スリップ」「ウイルス」の追加効果--------

片手専用
倍率:魔力*(レベル+魔力)/256+1
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125))*倍率
回避値:4、連撃値:5、CT:30

ビブロスの骨
・回避値:10
ぐりぐりばんばん
・「パリイ」「ガード」「カウンター」されない
・オプション「銃・計算尺耐性」持ちにはダメージが1/8に低下する
・倍率:(攻撃力*(1~1.125))
・ダメージ:(攻撃力*(1~1.125))*倍率
・回避値:30、CR値:0

相性
得意:ヴァン、バッシュ
普通:フラン、アーシェ
苦手:バルフレア、パンネロ

メイス装備系のライセンスを覚えるジョブ:
赤魔戦士

赤魔戦士用の打撃武器。 刀のように力と魔力が依存ということはなく、見た目完全な鈍器であるにも関わらず、 依存能力はレベルと魔力オンリーという潔い、由緒正しき魔法武器である。
ビブロスの骨とかもはや完全に骨ままなんですが、それは……
そして魔力武器であるのとは裏腹に魔力が苦手なバッシュが得意とはこれ如何に……。 魔力が高いということなら殿下に持たせてみるのも一興か。

性能としては魔力さえ重視していれば完全なる凶器にしかならないひとつの武器と言えるもの。 連撃性能はショボいが単発火力は間違いないのでその分には頼ってもいい。 特に骨は見た目こそネタ武器に近しいそれでしかないが、実用面はなかなかエグい。
それに特にメイスオブゼウスはダーク系を使う赤魔とのシナジーが強力。 最初からゾディアック版の仕様ありきでFF12が開発されていたとしか思えない。

そして、ぐりぐりばんばんという名前からふざけ倒した代物であるが、 実はこの武器、何気にチートに数えられるようなヤバめの武器である。
が、ニホパラ万能薬(知識3)でも同じことが可能。できない人のための救済措置といったところか。
もっとも、ニホパラ万能薬自体がほぼ救済措置みたいなもんだが。

計算尺

名前攻撃効果ライセンス
計算尺5「氷」の属性攻撃 50%の確率で「プロテス」の追加効果計算尺装備1
バルガースケール10「水」の属性攻撃 50%の確率で「シェル」の追加効果計算尺装備2
マルチスケール13「火」の属性攻撃 50%の確率で「ブレイブ」の追加効果計算尺装備2
クロススケール16「雷」の属性攻撃 50%の確率で「透明」の追加効果計算尺装備3
千分のノギス19「風」の属性攻撃 50%の確率で「ヘイスト」の追加効果計算尺装備3
ユークリッド定規24「聖」の属性攻撃 50%の確率で「バブル」の追加効果計算尺装備4

片手専用
「パリイ」「ガード」「カウンター」されない
オプション「銃・計算尺耐性」持ちにはダメージが1/8に低下する
倍率:(攻撃力*(1~1.125))
ダメージ:(攻撃力*(1~1.125))*倍率
回避値:35、CR値:0、CT:32

相性
特にない

計算尺装備系のライセンスを覚えるジョブ:
機工士

機工士が扱える、盾にもなる追加効果用武器。 癒しのロッドやフェイスロッドの仲間といえば用途はわかりやすいだろう…… そもそもあちらがこいつらの仲間というのが正確かもしれないが。
ゾディアック版では属性が追加されているが、だからといって敵を殴るために有効活用されることはあまりない。
ということで、まったくないと書かなかった理由としては唯一ユークリッド定規だけが武器としての活用もあるため。 こいつに追加されたのは絶対的アドバンテージを誇る聖属性のため、活用の余地がある。 しかも敵にバブルはかからないため、純粋な聖属性ダメージ源としての道が開けているのである、 それでも攻撃力24でしかないため縛りプレイ専用といったところだが。

ハンディボム

名前攻撃効果ライセンス
ブリニートロイデ66 ハンディボム装備1
ペジオニーテ71「水」の属性強化ハンディボム装備2
アスピーテ76 ハンディボム装備2
マールコニーデ83 ハンディボム装備3
ブルカノ式90 ハンディボム装備3
ブルカノ式T96 ハンディボム装備4

名前攻撃効果
オニオンボム1 
ポイズンボム225%の確率で「猛毒」の追加効果
スタンボム225%の確率で「ストップ」の追加効果
オイルボム325%の確率で「オイル」の追加効果
混乱玉425%の確率で「混乱」の追加効果
悪臭ボム225%の確率で「スリップ」の追加効果
ウォーターボム5「水」の属性攻撃
キャステラノース6 

両手専用
遠隔攻撃、飛行タイプに攻撃が当たる
倍率:力*(レベル+活力)/128
ダメージ:(攻撃力*(1~1.111))*倍率
回避値:0、CR値:0、CT:33

相性
特にない

ハンディボム装備系のライセンスを覚えるジョブ:
ブレイカー
機工士:ハンディボム装備3(要:シュミハザ)、ハンディボム装備4(要:ゼロムス)
黒魔道士:ハンディボム装備2(要:アドラメレク)、ハンディボム装備3(要:マティウス)、ハンディボム装備4(要:ハシュマリム)

見ての通り、投げるブレイカーである。 つまりはトールハンマーとかトマホークとかの親戚ということか。 奇しくもトマホークという名の兵器が実在するのだが、 この系統の武器の性質もそっちのトマホークのほうに性質が近いのは運命か。
正直、普段の攻撃手段がバラつくこと前提のブレイカーならともかく、銃安定の機工士や黒魔法一強の黒魔でわざわざ召喚ライセンスで橋渡ししてまでほしいものではない気がする。
取り敢えず、ペジオニーテの水属性強化こそあるが、あくまでウォーターボム用である。 これで黒魔のアクアを強化するぐらいなら杖を使わせるべきだし、そもそもそこまでして使うような魔法ではない。

さらに遠隔武器のくせにただバラつくだけでクリティカルもないし、 カウンターされない特性もないなどほとんど近接武器じゃあないんですかねこれ?

ということで改めて言うが、ブレイカーが飛行タイプを殴りたい場合以外に出番はない武器である、その用途ですら危ういのに。