彩りの大地 スーパーファミコンウォーズ

今作では、レベルアップモードをONにした場合に限ってEXP(経験値)を取得して、ユニットがレベルアップするというシステムが存在する。
通常、生産したばかりのユニットはLv.0の状態だけれども、 司令官がミスターヤマモトの場合はレベルアップモードの有無にかかわらず、初期状態でユニットがLv.2の状態となる。
レベルは最大で4まで上がる。

レベルによる補正は以下の通り。

与ダメージ＝補正前与ダメージ×(20×Lv)%
レベルが3以上の場合は被ダメージ補正＝補正前被ダメージ×(-20×(Lv-2))%

ダメージ補正は最大80%増し。
ほぼオーバーキルも同然なダメージを与えるられる列車砲や爆撃機は言わずともがな、 中戦車や攻撃機、戦闘ヘリなどといった中途半端な火力兵器は特に脅威な存在と化す。
ついでに、戦闘機Lv.3となると、敵戦闘機が攻撃を躊躇うほど。
ロケット砲や戦艦などの間接攻撃兵器ももちろんのこと。

レベルを上げるために必要なEXPは以下の通り。

EXPのほうは、ユニットを破壊しただけで貯まる。
ただし、破壊するユニットによって貯まる量が異なる。
それについては以下の通り。

EXP蓄積量＝破壊するユニットごとのEXP係数×破壊したユニットの台数

つまるところ、ロケット砲や輸送船は格好の餌食になるわけだ。
そして、ほぼオーバーキルも同然なダメージを与えることが可能な列車砲や爆撃機はEXPをためやすい。
半面、どのユニットに対しても満足にダメージを与えられず、そのうえ、守りも脆い歩兵はEXPをためにくい。

そして、ユニット破壊が肝心なシステムのため、攻撃手段を持たない補給車、輸送ヘリ、輸送船はレベルを上げることができない。

今作では、FCWにはなく、今後のシリーズに搭載されたランダムダメージというものが存在する。 これは、通常の相性によるダメージとは別に存在しているもので、一律で、以下のダメージ補正がなされる。

与ダメージ＝補正前与ダメージ＋ライフ×(0～0.9)
キャロライン使用時の場合の与ダメージ＝補正前与ダメージ＋ライフ×(0～1.4)
※相手がキャロラインの場合、計算結果から−0.5する

新型戦車や戦闘ヘリなどで格下ばかり撃っていたとしても、 ほかの司令官使用時の場合は徐々に摩耗し台数を減らされるけれども、 使用司令官がキャロラインの場合、被ダメージが0.5減るため、 こういったケースでも被害はほとんどなく、基本的にユニットは長持ちする。

後攻が不利なのは、ゲームの仕様上仕方がないことだけれども、この作品では、それ以上に後攻を不利にしている仕様が含まれている。
掲題の通り、2Pマッププレイ時にCPUが先攻(RS軍かGE軍)の場合、全中立拠点分の収入を支度金として先攻側のみにプラスするという、 どうとち狂ってこうなったのかわからないような謎の仕様が存在する。
特に、この仕様のせいで、マップによってはいきなり戦艦や戦闘機が登場することもあるので、注意が必要。

今度の条件はプレイヤーが先攻(RS軍かGE軍)というもの。プレイヤーが後攻で支度金ボーナスがないのは何気につらいところがある。

それはさておき、掲題の通りの条件の場合、一定の額を支度金として先攻と後攻の双方にプラスする。 今度は後攻側にも入るのね、しかも同じ額。。。
基本的に鉄道駅が存在するマップが対象ということからもわかる通り、 たいていの場合は列車砲を作れということなんだろうけれども、攻め方によっては、ほかに回すことも可能だろう。

ちなみに、鉄道駅のないパックンランドにも、このボーナスが入る。

また、この仕様の対象はニュー2Pマップだけでなく4Pマップにも存在している。 4Pマップの場合の条件は、鉄道駅が存在することはともかく、RS軍がプレイヤーの場合となっている。 RS軍さえプレイヤーなら、ほかの軍にもプレイヤーがいれば、そちらにも支度金ボーナスが入るし、 当然、CPUにも支度金ボーナスは入る。
逆に、RS軍がCPUなら、支度金ボーナスはどの軍にも一切入らない。

なお、4Pマップの場合はCPU先攻の場合の支度金ボーナスに当たる仕様は存在しない。