今作の特徴として、MPが0になっても行動不能(戦闘不能)となる特徴がある。
これは敵も同じで、特定の敵を除くとMPダメージを与えてMPをなくしたほうが倒しやすい敵などもいる。
これまでは技を使うのにMPを消費していくスタイルだったが、
戦士系の場合は一部を除いて基本的にはHP消費、紋章術についてはMP消費という感じになっている。
いずれにせよ、HP・MPを回復すればよいという話になっている。
参考として、HPはアイテムや術で回復しやすいが、MPはHPに比べて全体回復のようなことができず、当然のごとく術での回復は不可。
代わりにMPはHPと違って自動回復の恩恵を受けやすいという特徴がある。
また、MPが0になっても行動不能となる特徴故か、行動不能を回復する手段はアイテム・術ともにHPとMPの両方を回復する効果がある。
本作のウリでもある攻撃における3すくみの関係。
・小攻撃は発生が早いため、大攻撃よりも早くダメージが与えられるが「プロテクト」にはじかれてしまう。
・大攻撃は威力が高いので「プロテクト」を打ち破って(プロテクトブレイク)ダメージを与えられるが小攻撃より遅いので先に打たれてしまう。
・「プロテクト」は攻撃ではないのでダメージは与えられないが、小攻撃をはじき、大攻撃には弱い。
攻撃技・バトルスキルについての物理攻撃についての項目にも書かれているのでそちらを参照。
攻撃技には、キャンセルをすることで切れ目なく攻撃ができるという仕様がある。
DC版の場合、キャンセルをすることで「キャンセルボーナス」という仕様により、次に使用するバトルスキルのダメージが増加する。
キャンセルが発生する条件は以下の2パターンのみ。
・通常小攻撃→バトルスキル小攻撃→バトルスキル大攻撃→バトルスキル小攻撃→バトルスキル大攻撃→......
・バトルスキル小攻撃→バトルスキル大攻撃→バトルスキル小攻撃→バトルスキル大攻撃→......
※いずれにしても小攻撃が起点となっているため、敵のプロテクトに注意。
また、キャンセルボーナスのレートは、キャンセル1回目で175%、2回目で200%、3回目で250%、4回目以降は300%。
ヒートアップゲージは敵にダメージを与えると上昇する。
上昇する量は、表示されているRATE(ゲージの上昇率)に依存し、この値が高いほど上昇量も増える。
RATEは時間とともに(3秒おきに)10ずつ減少する。
RATEの初期値は敵とのレベル差によって増減し、敵が強いとRATEが増え、敵が弱いとRATEが減り、最低で0ということもある。
ヒートアップゲージがMAXになると、ボーナスバトルが開始される(中身は普通のバトルだが戦闘終了時にボーナスが発生する)。
ボーナスの内容は4種類あり、最後にゲージをMAXにした攻撃方法でボーナスの内容が決定する。
通常小攻撃……取得経験値3倍が発生。
通常大攻撃……入手フォル2倍が発生。
バトルスキル……勝利時回復率UPが発生。
紋章術……アイテム入手率UPが発生。
ラッキースターを取る……上記いずれかのボーナスがランダムで発生する。
※ラッキースター:サポートスキル「ラッキースター」の効果で、被ダメージ時に一定確率で使い手の頭上から★が降ってくる。
これを取ると、ヒートアップゲージがRATEに関係なく固定で30%増加する。敵とのレベル差で、周りが弱い敵ばかりの場合に使うと効果的。
ヒートアップゲージがMAXの状態で次の戦い、つまり、ボーナスバトルが続くとチェインが発生し、
チェイン数が5、10、15の時に、ほかのボーナスも追加される。
この時に追加されるボーナスはランダムで決定する。
そんなおいしいボーナスバトルでも、ヒートアップゲージが破壊すると途端に終了してしまう。終了条件は以下。
・操作キャラがクリティカルを受ける……そもそも被ダメージをなくせば回避可能。紋章術はクリティカルが出ない。
・操作キャラが行動不能(戦闘不能)に陥る……既に行動不能の場合は問題なし、あくまで被弾時に行動不能に陥った場合。やはり被ダメージを抑えることが必須。
・戦闘から逃走する……敵と対峙したら、どんな敵であっても倒すべし。
・セーブデータをロードする……ヒートアップゲージはセーブデータに記録されない。
主に、操作キャラの被ダメージが原因でゲージ破壊が発生するため、
攻撃を回避する手段よりも操作キャラを遠隔タイプにしたほうが無難。必然的に遠隔タイプのマリアが操作キャラか。
また、戦闘メンバーを少なくしてもいいのであれば、
最初から石化または行動不能となっているキャラを操作キャラにすることでも被ダメージを防ぐことができる。
「うさみみの聖杯」のFactorのコマンド入力というのは通称”コナミコマンド”のこと。
具体的にはその”コナミコマンド”たる元ネタと同じく、装備者が自爆をする効果がある。
この自爆によって、敵にダメージを与えることができるようになっている。
レシピ指定前のFactor「コマンド入力で…?(1)」では、「↑↑↓↓←→←→×○」と入力することで、自分の現在HPの1/2のHPダメージを与えることができる。
レシピ指定後のFactor「コマンド入力で…?!」では、「↑↑↓↓←→←→○×」と入力することで、自分の現在HPの1/20のMPダメージを与えることができる。
ダメージが固定威力でやろうと思えば調整も可能なため、一部のバトルコレクション(HPダメージのほう)を獲得するのに役立つ。
「ド根性バーニィ」のFactorには、敵の能力を上げることで、獲得経験値を増やす効果がある。
具体的には、HPが2倍+1000、MPが2倍+100、そのほかのパラメータもそれなりに上昇する代わりに獲得経験値が300増えるだけのため、さほど増えるわけではない。
(一応、エリクール編で獲得経験値+300は一応高いほうではあるのだが。)
ただ、バグのせいか、オリジナル版(青いの)では、これをセットした場合の敵の最大HPは9999999、最大MPは99999に再設定されるため、
一部の強敵(フレイなど)のように、この値を超える能力を持つ敵に利用すると、ステータスダウンが起こる。
(装備を変えても能力が下がったままになるので、戦闘中に再度装備を変えても構わない。)