彩りの大地 天穂のサクナヒメ

ぺぇじへっどらいん

米作り

悪いな、新潟県民だが米農家じゃあないんだ。 本作の二本柱のうちの1つ、米作り。
やり方にはこれ正解というのはなく、現在の米農家だって試行錯誤やっているんだぞということを声を大にして言いたい。 あ、でも、米農家じゃあないんで。JAの回し者でもないです。。。

とかく、今作の米作りにおける再現度は非常に高く、令和の米騒動などとも呼ばれ、売り切れ続出が相次いでいる模様。

ゲーム内で語られている基本だけでも。

時期作業備考
田植え期種籾期限:冬3~春2。泥水か塩水を使ってより品質の高い稲を選別する作業
田植え期播種期限:冬3~春2。種籾選別の後に実施。苗の間隔を空けずに育てる厚播きでは面積当たりの苗の数が多くなるので収量が増える。一方で薄播きはその逆のため収量は減るが、1本の苗に対する土の面積が増えるためその分栄養が回ることで品質が向上する
田植え期田起こし期限:冬3~春2。礫がなく、田起こし具合が完ぺきなほど良い。土をひっくり返すため、雑草が育ちにくくなる
田植え期田植え期限:冬3~春2。稲の密植度を考えて植える。考え方は播種と同じで密度が高いと量が増えるが、適度に間隔があいているとそれぞれの稲に対する栄養分が回りやすくなって品質が向上する。但し、密植過ぎると稲に栄養が回りにくくなり、逆に疎植過ぎると気温などに弱くなってしまうのでほどほどに。てか、まったく触れられていないんだが、田植えって普通水入れてからやりません? 畑じゃあないんだからさ
育成期・出穂期水管理浅水だと気温の変動を受けやすく、深水だと受けにくい。浅水は多くても大体2割強までが適量、深水は多くてだいたい4割程度、それ以上は大杉。かけ流しという手法もある。分けつ期3は根腐れ抑止のため水を一旦抜いて中干しを、ゲージがMAXになれば多分変動がないと思うので、あとは出穂期に向けて肥料や水などの調整を
育成期・出穂期肥料根・葉・穂の3種類の肥料。「落ち葉」「獣の蹄」「獣の糞」のテキストの通り、田植え期には根肥を、育成期は葉肥を、出穂してからは穂肥を与えるよう
育成期・出穂期雑草対策土が肥えすぎると雑草が生えやすくなり、返って養分を持っていかれてしまう。雑草は害虫の住処ともなり、稲の倒伏の要因にもなるため、見かけ次第抜いてしまうこと
育成期・出穂期益虫益虫の存在によって雑草対策や害虫対策にもなる
収穫期稲刈り期限:夏3~秋2。稲が熟してきてまさに収穫そのものを行う作業。水を抜いて行うこと。晴天の日に行うのがベストかと
収穫期稲架掛け期限:~冬2。稲を稲架木に掛けて乾かす作業
収穫期脱穀期限:~冬2。稲から米となる実(籾)を取り除く作業
収穫期籾摺期限:~冬2。籾から籾殻を取り除く作業。要は精米

それぞれの米の品質のパラメータがサクナヒメの能力と連動している。
育てたいパラメータを見極めて育てるようにしていきたいところ。

時期作業備考
田植え期種籾量:軽め、それ以外:厳しく、美:泥水
田植え期播種量:厚播き、それ以外:薄播き
田植え期田起こし田起こし・礫の撤去は十分にやる、美:元肥なし、それ以外:元肥あり
田植え期田植え量:標準~やや密植、香:やや疎植~疎植、それ以外:標準~やや疎植
育成期・出穂期水管理基本:浅水、量:出穂期に深水、美:育成期は合鴨と深水、出穂期はかけ流し
育成期・出穂期肥料適度に
収穫期稲刈り基本的に乾燥した晴れの日に
収穫期稲架掛け乾く分にはよさそうだが、水分量が極端に少ないと胴割米の原因にもなり、ある程度水分があったほうがいいと思うので「そろそろ」でもいいんじゃないかな
収穫期籾摺基本:涼しい日の夜で白米、美:玄米でも可、香:玄米を選択

薬でも解決するものもあるが省略。どうしても薬でしか治せそうにない場合は記載。

項目種類備考
合鴨稲作における本作唯一の獣にして、益獣。一部の雑草や一部の虫を除去する。が、肝心な益虫まで食するのでもどかしい。苗や登熟し始めてきた実を食べてしまうのもリスク。
田螺益虫。青味泥の発生を抑える。が、正直メリットは薄い。
蜘蛛益虫。合鴨や蛙が食べてくれない稲苞虫を食するため、一番田んぼに放し飼いにしたい虫。が、合鴨と蛙が食べてしまう。。。
益虫の頂点に立つ存在。だが、稲苞虫も椿象も食べてくれなし、蜘蛛を食べてしまう。雨だと増えるが乾燥や暑さに弱く、合鴨も食べてしまう。
稲苞虫害虫。収穫量に影響を与える。夏場に増え、さらに密植ほど増える傾向があり疎植ほど控えめ。夏増えるため、田植えが遅いのも危険。益虫では蜘蛛だけが唯一食するため、合鴨農法では駆除が難しい。
椿象害虫。斑点米の原因になり、特に収穫量に影響を与える。田犬稗が住処にもなっており、さらに出穂し始めたころから増え始める。益虫では蜘蛛と合鴨が食べる。
浮塵子江戸時代に発生した飢饉の主な原因という深刻な害虫。縞葉枯病・煤病・坪枯と言った病気を引き起こす。出穂の頃に警戒する必要があり、雨だと増えるのは蛙と同じだが、こちらは蛙とは反対に暑さを好む模様。蜘蛛や蛙の食料になるほか、肥料に油を混ぜるだけでも効果あり。
秋の害虫として有名なバッタの仲間。純粋に収量に影響を与える。雑草が住処でサイズのため蛙も食べず、蜘蛛すらも唯一食べない害獣だが、時期的にさっさと刈り込むのが吉か。
青味泥雑草雑草だが倒伏リスクがやや増えるぐらいで害は少ない方。なんだけれどもご存じ、”死んでる池”の主要な原因を作っているやつがこいつであり、こいつが水を殺している限りはすべての雑草に抑制がかかるということである。”死んでる池”ということは水がないところや流動的なところには生きられないということ。しかも天敵も多いのでなかなかお目にかかれない。雑草対策になるため、もし、生息が確認できるようなら若干の倒伏は必要経費ぐらいに考えておこう。
田犬稗雑草我が物顔で堂々と生えていることが多い雑草。無論、こいつがいるということは土が肥えている以外の何物でもないということである。つまり、米の品質に直接影響してしまう。合鴨も食べないため、手で抜くしかない。水棲のため、水を抜くことが対策となる。
子水葱雑草稲苞虫とは反対に疎植ほど増える傾向にあり疎植ほど控えめという、少数に対してマウントを取りたがるいじめっ子気質の存在。背が低いので深水だと生えづらく、合鴨もムシャムシャ食べる。水棲なので水を抜くことでも対策可。
黒慈姑雑草常に水田から目を出そうとたくらむ地下茎が長い雑草。その通り、倒伏のリスクがデカイ存在である。常に防草対策を施していれば生えにくい。カギを握るのは、やはり完璧に田起こしをすることである。
水蚊張吊雑草晴れの日が続くと出現する。栄養をがっつり持っていくので稲に影響を持っていく。やはり完璧に田起こしをすることである。水の名が含まれている通り、水分がないと生きられない。
中干し病気無効分けつ期(分けつ期3)で水を抜くこと。病気の項目一覧に出るのであえてここに。中干ししないと過剰生育やしらた米の原因にもなる。
徒長病気日照不足で、さらに穂肥を過剰に上げすぎると苗が細くなり、出すくみや倒伏などのリスクが高まる。薬以外での対策が難しいようなので、壮盛の妙薬を与えた方が早く解決する。
出すくみ病気養分不足のために稲の成長が損なわれている現象。純粋に養分不足や徒長などによって起きている。育成時期を取り戻すことはできないため、壮盛の妙薬を与えて解決させる。
倒伏病気読んで字のごとく稲が倒れて伏している光景で、一番あってはならない状態。しかし、実際に見ることができない模様。しかし、米には大きく影響し、もはや目も当てられない状態だと思われる。取り戻すことは困難だが稲の重量を支えるにも、まずは水を入れて安定させよう。
塩害病気肥料や種籾に塩を使い過ぎて起こってしまった問題で、米の品質に影響する。流石にしょっぱいお米というのは……。剪枝の妙薬を与えて解決させる。また、落水やかけ流しも効果的なので、時期前でさほど多い量ではないのなら中干しをするついでに対処できると思えばいい。
高温障害病気気温が高く、日照りが続くと発生する。米の品質に影響する。流石に回復しようがないので、天候と水の管理にはくれぐれも注意。
過剰生育病気肥料が過剰だったり中干しをしなかったりすると発生し、米の品質に影響する。雑草も生えて養分自体も減少するので、結果的に養分不足に陥ることにつながる。剪枝の妙薬を与えて解決させる。
しらた米病気お米が白く濁ってしまう現象。米の品質に影響する。中干しをしなかったり、暑い時期が続くと起こるが、回復できないため、発生しないように水のコントロールを。
胴割米病気米がもろくなり、籾摺り時に米が割れてしまう。稲が乾燥しすぎるのが問題なので、適度な水分を。
稲熱病病気日照過多によって稲が焼けたようになる。葉肥のやり過ぎに注意。塩水選なら引き起こされにくい。
縞葉枯病病気葉が枯れたように見える。一部の雑草により引き起こされやすく、葉肥のやり過ぎに注意。回復は困難というか多分無理。
煤病病気煤で黒ずんでいるような現象。主に浮塵子が原因なので油で駆除を。
坪枯病気これも主に浮塵子が原因なので油で駆除を。
斑点米病気椿象が原因で引き起こされやすい。
馬鹿苗病病気塩水選なら引き起こされにくい。