ゲームBGMと言えばまず真っ先に候補が上がる(かもしれない)作品群。
グラフィック含めて不思議系・癒し系の広がるファンタジーワールド。
聖剣伝説2OPデモで流れるBGM。
OPの映像とシンクロしたBGMを作ろうという当時としては画期的な考えの元で作られた名曲。
初めのあたりはなんとももの寂し気な美しくも神秘的な旋律だが、
次第に大いなる大樹(マナの樹)の偉大さを見せるような展開と共に壮大になっていくのが特徴。
OPだけで癒される。
そして、3作目は2作目のそれからアレンジが加えられたものが2種類あり、
片方はOPで流れているが、別物になっている。
一方でもう片方は主旋律だけのもの寂しいものになっていて、主にイベントで流れる。
いずれにせよ、2作目のそれが最も評価が高いことには変わりないのだが。
ちなみに、聖剣伝説は元々ファイナルファンタジーシリーズの外伝として作られたのだが、
2作目以降はFF外伝の1作目の設定のみ引っ張ってきてFFとは完全に独立した感じになっている、平たく言うとだが。
もっとも、FFシリーズのそれをみるなり、何の外伝なんだかさっぱりわからないんだが。
2つの曲の紹介だが、大体似たような感じなのでここではあえて一緒に紹介することにした。
少年は荒野をめざす のほうは序盤の草原フィールドなどで流れる曲であり、
まさに少年が荒野をめざして冒険を始めている感を出している。
全体的な曲調の印象がかっこよく、これからの冒険のワクワク感を助長させる。。。
ってか、最初の村を追い出されるストーリーなんだが。
一方の君は海を見たかのほうは終盤のダンジョンで流れるBGMとなっていて、
イントロ部は同じだが、テクノ風アレンジが成されている。
終盤のダンジョンで疾走感を出すような状況にマッチしている。
タイトル名からしてなんだか危なそうな曲だが、
実際に聴いてみるとマジでやばそうな状態の曲。
ボス戦の曲であり、戦い方をちゃんと把握していないとわけもわからぬままじり貧になり手も足も出ないというのが今作の特徴だが、
そんな背景も後押ししてまさに文字通り危機感を増長させる曲。
病みつきになること請け合い。
なんか評価そこまで高くない……えー? ダメー?
何を隠そうラストダンジョンのBGM。
他にも紹介したい曲はいくらでもあるのだが、それはまた時間があるときにでも。
聖剣シリーズのイメージにもれず、どことなく不思議な印象のする曲調はラスダンにも現れている。
ラストダンジョンの曲だけあってキャラ強化やレアアイテムの稼ぎを思い浮かべる人もいれば、
逆に敵(特にマスターニンジャ)の強烈な攻撃によってトラウマを植え付けられた人もいるなどさまざま。
そしてこれも何を隠そうラスボスのBGM。
危機と同じく最後のボスもやっぱりハイテンポの曲が待ち受けている。
また別途解説するが、3作目については子午線(Meridian)つながりの曲がプロローグで使われるが、
その曲はこの曲のフレーズが一部使われている。
さらに3作目にはこの曲のフレーズがほぼそのまま使われている曲もある。
どちらも Secret of Mana シリーズだからつながりがあるのは仕方がないんだろうね。
※聖剣伝説2:Secret of Mana、聖剣伝説3:Secret of Mana 2
黄金の街道とモールベアの高原のBGM。聞くからに楽しそうな音調。
やっぱり笛の音による民族音楽的な音色が不思議な感じを出しているのは聖剣伝説の特徴。
3作目については路線はそっちじゃあないらしいんだが。
ラビの森と月夜の森のBGM。
シンプルな曲調で、なんだか不思議な感じを醸し出している。
聖剣伝説において不思議と隣り合わせな要素として可愛らしいもあるのだが、
ラビの森で流れる場合は魔物のラビの巣窟ゆえにまさにそちらのイメージのほうが強い。
対して、月夜の森は名前の通りの月明りに照らされた夜の森であるため、
むしろ神秘性のほうが際立っているが、くれぐれもウェアウルフにボコボコにされないように。。
3作目に関しては前作と違ってボス戦の曲がいくつかあるのだが、
そのうちの1つはこれでタイトルが「核融合」と、平和を訴えるこのご時世で少々危険なにおいのするタイトル。
そして、この曲を訊くと前作の 子午線の祀り を思い浮かべる人多数。
そう、子午線の祀り のところで記した通り、その曲のフレーズをほぼそのまま使っている曲というのがコレ。
ほぼ最序盤に近しいボスのカニ(フルメタルハガー)がこの曲であり、
やはり前作とのつながりを思わせ……ないか。
3作目に関しては前作と違ってボス戦の曲がいくつかあるのだが、
そのうちの1つはこれでタイトルが「黒いスープ」と、なんでこんなタイトルなんだろう。
黒い汁……墨汁?イカ墨?
前作の危機同様になんともやばそうな現場を彷彿させるような曲調で、一部で根強い支持を受ける。
3作目に関しては前作と違ってボス戦の曲がいくつかあるのだが、
そのうちの1つはこれでタイトルが「高圧線」と、だからどういうことやねん感満載。
ああそっか、今作の曲のコンセプトはなんか変な曲だからタイトルも必然的にそうなるのか。
アップテンポな疾走感あふれる曲調ゆえにその際のバトルもイベントの展開も激アツである。
子午線の子というタイトルの通り、前作のラスボス戦のBGMを感じずにはいられない曲で、
やはりその前作のラスボス戦のBGMのフレーズが使用されている。
今作は主人公を6人から選んで物語を展開するストーリーなのだが、
いずれの主人公で始めた場合も大体同じぐらいのタイミングでOPムービーが流れ、
その際の曲はこれである。
ムービーでは冒険のために各々船に乗って出航しているのだが、
1人だけは泳ぐというネタは定番。いくら何でも海を泳いで渡るのは……
これから冒険が始まるぞというなんとも勇ましいメロディが特徴。
聖剣シリーズではお馴染みの場所であるマナの聖地で流れるBGM。
今作ではラストダンジョンなのだが、中盤でも1度やってくる場所。
が、ラストダンジョンでは装いが少々変わっており、道程は短めだが簡単に死ねる。
神秘的な場所というだけのことはあってまさに神秘的そのものな印象の曲。
聖剣伝説3のラストバトルで流れる曲。
タイトルの意味は生贄・第3楽章といったところか。
Sacrifice Part One、Sacrifice Part Twoからの三部構成となっており、
第1楽章がラストバトルの導入歌で、まさに強大な敵に立ち向かうようなおどろおどろしい印象で、
第2楽章はラストバトルの前半で主旋律があってないような打楽器だけの不気味な曲(?)、
そしてラスボスのHPがある程度減るとハイテンポでテンションの上がる勇壮な曲であるこの第3楽章が、
まさに最後の大詰めという展開で流れてくる。
前作のラスボスの曲調も似たような曲調ゆえのまさにここ一番といった感じである。