かくして……
探求の旅が始まった。
無数のユーザーは光の戦士として、
自らに与えられた(戦士を育てて世界を救うという)使命の大きさと、
待ち受けるであろうナンバリング作品だけでも16個(2024年現在)という数の多さに、
めまいさえおぼえるのであった。
無数のユーザーが、
その意味さえ知らずにたずさえた
4つのクリスタル……
ある時は光を取り戻し(FF1,3)、
ある時は奪われ(FF4)、
そもそも4つじゃなくて8つだったり(FF3,4)、
そしてぶっ壊され(FF5)、
忘れた頃に出ることもあれば(FF9)、
戦士たち自らぶっ壊すことも(FF16,ブレイブリーデフォルト)……
この次に紹介しているのはOPだが、こちらもOP曲としては有名な曲。
それもそのハズ、特にFF1-3では電源を投入して一番最初に聴くことになるのがこのBGMだから。
そう言う意味ではこの曲こそが真のOP曲ということになる。
見ての通り、発売タイトルごとにリンクを用意しているのだが、
基本的には機種はもちろん発売タイトルごとに異なるアレンジであるため。
プレイヤーからしたら当然の話。
そのため、どうせだったら全アレンジを聞く比べてみるのもいいかもしれない。
なお、最後のYoutubeのリンクは公式チャンネルの動画(宣伝PV)。
後述のOPのと一体化しているが実際のBGMの流れがこれであるため問題はない(サントラへの収録曲としては別になっているだけ)。
FFシリーズを代表する名曲の一つであり、国歌とも呼ばれるその曲。そして……たんきゅうのたびははじまった。
シリーズによってはOPでなかったりそもそも採用されていなかったりワンフレーズが別の曲で使われていたりといろいろだが、
明確にOPとして採用されているのは上述の1,3,4,12の4つのみ。13以降はやったことないので知らん。
前述した通り、プレリュードのほうを先に聴くことになるが、
こちらは物語が始まって最初のイベントあたりに使われるという一つの節目的なところがある。
中でも12のは秀逸。ループデモからこの曲に移行していく流れはその際の画面の演出も相まってワクワク感を増長させる。
最後のYoutubeのリンク(公式チャンネルの動画)がそれである。
確かにいい曲ではあるのだが、なんでこの曲が選ばれているのだろうと小一時間。
そういうこともあってあえて掲載させていただいた。
所謂ダンジョン系BGMに当たるのだが、何を隠そうこの曲、
FF1では知る人ぞ知るトラウマの聖地・氷の洞窟に使用されている曲だったりする。
なお、類似BGMはFF14にも採用されている。
FF2を語る上では欠かせない屈指の名曲。合言葉は”のばら”。
えっ?知らない?貴様ら帝国軍だな!
前奏曲(?)である”再会”からの流れで聴くのが通らしい。
FFシリーズ史上で初めてのボス曲。
1作目はラスボスでさえも通常のバトル曲と同じだった。
2作目ではラスボスもこれだがベヒーモスなどの節目の大ボス(?)などもこの曲が採用されている。
大ボスとの対峙かつ疾走感あるBGMということもあり、何気に人気が高い。
リメイク版以降に収録されているBGM。
元は戦闘シーン1(通常戦闘)とシーン2(ボス曲)しかなかったところ、
リメイクによってシーンAとBが新たに収録された(但し、元々はシーン3というのがあり、リメイクでシーンBとして再編された)。
その結果、リメイク版以降は元々ボス曲だったシーン2はラスボス戦のみの曲ということに。
曲調からしてかなり激熱の曲であり、リメイク版の曲の中でも上位に食い込むほどの人気の高いBGMである。
こっ……これがファミコン音源のなせる業だというのか……!?
言わずと知れたFF3の屈指の名曲であり、完全なる耳泥棒。
FF3のテーマBGMであり、贅沢にもフィールド上を旅しているときに聴くこととなる曲である。
そのため、聴く機会は多そうなものだが、残念なことに今作では序盤から終盤にかけて乗り物移動をすることが多く、別BGMにとってかわられてしまいがち。
意図的に聴いてほしいところである。
特にPR版。モンスター図鑑を埋めるのに結構あちこち散策することとなるため、ぜひこの曲と合わせて楽しんでほしいところである。
なお、上記の後者”風の追憶 ~悠久の風伝説~”はDS版で挿入されたOPムービーの際のBGM。
導入から大部分までは悠久の風のオケアレンジとなっているが、
最後部分は”水の巫女エリア”のフレーズとなっている。
FF3もうひとつのフィールド曲で、完全なる耳泥棒。
こちらは”悠久の風”と違って乗り物に乗っていても長らく聴く機会がある。
それもそのハズ、浮遊大陸から外の世界に出た途端にBGMはこれに切り替わり、何もない、文字通りの”果てしなき大海原”に放り出されるからである。
本当に何もなく、僅かな拠点がポツンポツンとあるだけなので、
初見は”サイトロ”や”こびとのパン”などでマップを見ないことにはただ当てもなくさまようだけであること請け合いである。
但し、その状態から話を進めてしまうと”果てしなき大海原”から世界復帰の刻が訪れることとなり、
この曲を聴く機会がなくなってしまう。つまり時期限定の何とも儚い曲である。
FF3のボス戦の曲。
今作のボス戦は妙に癖が強く、メデューサのような”ボスw”もいる中で、積みボス1のサラマンダーや、
積みボス2にして全滅という名の約束の地とも称される全滅の雷帝ガルーダ様、
果ては強制送還2ヘッドドラゴン様をはじめとするその他闇の世界のメテオ狂方など、
初見殺しとかそんなちゃちな言葉では片付けることができないようなヤバイやつも多く、
良くも悪くもBGMと共にプレイヤーの印象に残る。
FF14でも使用されている。
FF3の特定の町(村)のBGM。いずれも特定ジョブに関連した町(村)。
いずれの町(村)も物語中盤以降の一大拠点であるサロニアから近い場所にある。
”ファルガバード”の名を冠しているが、隠れ村というとおり、それは同作に登場する村の名前。
ちなみに、
レブリト:召喚魔法の里、サロニア北西
ダスター:風水師・吟遊詩人の里、サロニア南東の島
ファルガバード:暗黒剣の里、サロニア南西の山の中
以上3つでこのBGMが使われている。
だが、レブリトとダスターは時期的に同時期に訪れることができるが、
肝心のBGM名にもなっているファルガバードは必然的に後になっているという罠。
曲調は癒し系。
こっ……これがファミコン音源のなせる業だというのか……!?(2回目
FF3の実質的なラストダンジョンに相当する場所の曲。
実際にはさらに先の闇の世界がラストダンジョンであるのだが、
クリスタルタワーの頂上でのイベントでそのまま寄り道も許されず、
セーブもできないまま闇の世界へと直行するため、
実質的にクリスタルタワーの入り口がラスダンの入り口なのである。
と、軽くセーブできないと書いたのだが、これがまた鬼門となる要素。
それもそのハズ、この塔、順当に行っても頂上のイベントにたどり着くまでには大体1時間はくだらない。
この段階で、1日のゲーム時間は1時間までと定められていたチビっこたちはこのゲームのクリアを諦めなければならないということになる。
しかも一旦脱出しようにもクリタワ内では脱出魔法による脱出は不可能と、
宝だけあさって帰ろうと考えているプレイヤーにとっても非常につらい仕様。
いやいや、1時間とちょっとの時間があればクリタワのボスも倒せるじゃないか、
それなら……と、そう思いの保護者の方々、世の中そんな甘くはない。
最初にも記した通り、”クリスタルタワーの頂上でのイベントからそのまま寄り道も許されず、セーブもできないまま闇の世界へと直行するため”、
つまり、後半戦の闇の世界での戦いが待ち受けているのである。
そしてクリタワでも闇の世界でもマジでセーブできる場所がないので、一旦電源を切って別の日に再開ということが一切できない。
そんな状態でまた約1時間闇の世界を彷徨いつつラスボスへと直行しなければならないため、
このゲームをクリアするうえで最大の敵は親と時間だったとも言われているほどである。
へ?うち?うちは……両親ともにゲームする人で、そもそもメインにFF3やっていたのが母親なので。。。
よしんばそのクリタワをクリアーできたとしても、
今度は闇の世界のキ●ガイ級の積みボス3の2ヘッドドラゴン様(通称クリタワ前強制送還量産器)や、
得意技が”バックアタックメテオ”のお方がいらっしゃったり(バックアタックでなくても平然とメテオをぶっ放してくる目玉とか)など、
とにかく闇の世界での全滅エピソードときたらきりがないほど。
もちろんクリタワでもそうだが、闇の世界で全滅した場合もすべては水の泡、最終セーブポイントであるクリタワに入る前からのやり直しである。
と、そんな過酷なエピソードの詰まったダンジョンの曲ではあるのだが、
曲自体はシリーズ全体でも屈指の名曲としても知られるほど。
ラスダンに相応しい素晴らしい曲である。
ラスボスのBGM。
曲としては3部構成であり、最初のおどろおどろしい印象のパートとそのアップテンポバージョンがあり、どちらも前奏扱い。
そして実際の戦闘で流れるパート3で構成されている。
前作のラスボス曲はボス曲汎用の曲だったのだが、今作ではボス戦用の曲としてこれがあてがわれている。
ラストなのでこれ以上は言うまい。
なお、ここまでくればいうほどの事ではないが、FF14にも採用されている。