「如何でしょうか! 我々の薬の成果、ネストレール様、そして、ベイダ・ゲナ様もさぞご満足頂けることでしょう!
そして、リオメイラの女狐を葬り去るため、必ずやフラウディア様の力となることでしょう!」
研究所員が歓喜しながらそう言うと、フラウディアはその発言を色っぽい口調で一蹴した。
「あらぁ、そうかしらぁん? それは本当に効果を確認してのことかしらぁん?」
えっ、それはどういったことだろうか、研究所員たちはフラウディアの変貌ぶりに困惑していた。
以前はブースターの力を借りなければ豹変することがなかったフラウディアだが、
身体に染み付いたブースターの効力を任意に引き起こすことが可能となっていた――
「も、もちろんでございます、それこそフラウディア様、今しがた効果を確認されたばかりでは?」
研究所員たちはうろたえながらそう言うと、フラウディアは――
「ええ確かに、それは確認したわ、それについてはアンタたちもよくやってくれたと思うわねぇん♪
けど、それはアタシをこの身体にするための効果の確認であって、
アタシの身体の効果を確認したわけではないわよねぇん?」
えっ、それは――研究所員たちは戸惑っていた。
「それに――もう一つ、確認しなければいけないものがあるわよねぇん?」
それは一体!? 研究所員たちはさらに戸惑っていた、すると、フラウディアは言った。
「うふふっ、そ・れ・は――アンタたちがこのアタシのために選んでくれたこの、
ドスケベでドヘンタイな18禁のピンクのセーラー服に決まっているでしょぉん♪
まったくもう、こんなのをこのアタシに着せるだなんてぇ、アンタたちも好きよねぇ、
このほ・し・が・り・さん、いやぁん♥」
フラウディアはとてもセクシーに男たちを誘うように振舞うと、研究所員たちは――
「フ、フラウディア様!?」
狼狽えていた。
「ネストレール様はアタシにおっしゃったわ、
お前自身の手でリオメイラをきちんと支配できるのか前もって確認してこいってね。
そして、それを確かめる場所として、その実験施設を提示されたわ――」
フラウディアはそう言った、その実験施設とはやはり――
と、その時、フラウディアは副所長めがけて女豹のごとく襲い掛かった!
「ウフフっ、確かに、すぐに効果が表れたわよぉん♪
アンタたち流石ねぇ、このアタシで楽しみたいからってネストレール様に言い寄って、
そしてホントにアタシのためにこの薬を作り、こぉんなドスケベな服を着せてくれたワケでしょぉん♪」
……室内にフラウディアの色香が充満し始める――フラウディアは次の男に襲い掛かった……
「ウフフっ、だったらいいわぁ、アンタたちのおかげでアタシの夢がかなったんだしー、
アンタたちにも夢をかなえさせてあげるわよぉん♪」
美しき麗しき女神フラウディア様は、次の男、そして次の男も誘惑し――
「ウフフフフフ――そうよ、私の名前は夢魔妖女フラウディア、
すべての男を悩殺し、アンタたちの理性を粉々に破壊し、自らの虜とするために遣わされた破壊の使者よぉん♪」
その後は研究所内にいる男たちに次々と襲い掛かり、自分の色香を感じさせると、すべての男たちは興奮し、そして幸せにしていった。
「どぉ? 見てごらんなさぁい、この女のボディのどこが男だと言えるのかしらぁん?
さあ、ほーらぁ、このアタシの美しくて麗しい本物の女のカラダを感じさせてア・ゲ・ル・うっふぅん♥」
そして男たちは、ベイダ・ゲナの侍従であるまがい物の女フラウディアではなく、
れっきとした本物の女である夢魔妖女フラウディアとして彼女を崇めたのである。
「いやぁん♪ もう嬉しいわねぇん、帝国兵もアンタたちもこのアタシが初体験のドーテーばっか♥」
それはもう、フラウディアとしては願ってもない状況であり、
ブースターの効果もあってか、一度女を味わうと、最早留まることを知らなくなっていった。
そして当然のごとく――
「このアタシを感じたら他の女で満足できなくなるわよぉん♥
だから別の女がいる男はアタシに改心なさぁい♪
この世で一番美しき麗しき女神フラウディア様がみんな幸せにしてあげるわよぉん♥」
その男に別の女がいようがいまいが関係なくすべての男に襲い掛かっていった――
「ウフフフフ、それよりも先に新鮮なオトコ――まずはドーテーを皆殺しにしてあげるわ……うっふぅん♥」
その結果、彼女の悩みはどこ吹く風か、夢魔妖女フラウディアは淫らな行為を平然と行い続けると、
すべての男たちは彼女に身も心も捧げ、次々と彼女の従順なる下僕として呑まれていった。
そして、その能力を以てリオメイラ国へ裏から侵入、リオメイラ女王の側近である男たちに次々と襲い掛かると、
男たちをけしかけてあっという間に女王を拘束。
そして、新たなリオメイラの女王として君臨することになった夢魔妖女フラウディアが、
ディスタードのためにリオメイラを滅茶苦茶にしたことは容易に想像がつくだろう。