そして、フラウディアは別室から出てくると、
これまで着せられていたエロいセーラー服よりもさらに露出の激しいセーラー服を着せられていた。
スカート丈はさらに短い上に、透け感の強いシフォン生地で中が見えること上等というものである。
そしてトップスはさらに過激で、下腹部も胸の谷間もしっかりと見えるという、ある意味ほぼ下着に近い感じである。
フラウディアは持ち合わせていた薬を一気に飲み干すと、その服に着替えたのである。
「おお! よく似合うではないか!」
そう言われたフラウディアは楽しそうに答えた。
「嬉しい――ロシュム様に気に入っていただけてすごく嬉しい――」
そんな彼女に対し、ロシュムは――
「フヘヘヘヘ、フラウディア……いや、フラウディアちゃん!
フラウディアちゃんは俺の女なんだよな!?」
期待していた。それに対してフラウディアは恥ずかしそうに言った。
「はい、私の愛するロシュム様はこの世に1人しかおりませんわ。
それにロシュム様はヘンタイだって聞いて――」
なんだと!? ロシュムは焦っていた。
「聞いたって、誰だ!? ネストレールのやつか!?」
フラウディアは楽しそうに答えた。
「はい、おじ様からお聞きしました。
それに、ロシュム様はおじ様の女を寝取ったって聞きましたわ――」
それを聞いたロシュムは呆気に取られていた。
「ああ、そういえばそんなこともあったな、あの野郎、まだ根に持ってやがったのか。
確かに、あれはイイ女だったから俺の女にしてやった。
しかし残念なことに、あの女からは子供は生まれんでな、流産した挙句、すぐに死んじまいやがった。
だが――にしても、フラウディアちゃんってイイ女だなあ!
あのネストレールの孫ってことはやつの遺伝子を引き継いでいるってわけか?」
ロシュムはさらに考えていた、ネストレールの子供とはいえ女、
しかもこの女を生み出した女ということになると――
「ヤツめ――俺に女とられてもまたイイ女と巡り合ったってはらか。
なんとも女運に恵まれたヤツだな、ちったあ恵んでもらいたいもんだぜ。
ん? まてよ? てことはこの女はまさか、そういうことか?」
ロシュムは深読みしていた、これはネストレールのお情けってやつか!?
なんとも屈辱的な――いや、だが、ロシュムの中でそんな問題はすぐに解決した。
「だが、んなこたぁどうだっていいぜ。そういうことならお言葉に甘えてやるぜ。
でも、お前の言う通り、俺はヘンタイだぜ! ネストレール!
テメェの可愛い孫娘がどんな姿になるか――後悔しても遅せぇからな!」
それに対してフラウディアは嬉しそうに答えた。
「いやん♪ ロシュム様ったら本当にヘンタイなんですね!
よかった、私、ヘンタイさんが大好きなんです♪」
なんと!? ロシュムは大いに喜んだ――
「ええ、ヘンタイさんに身体を滅茶苦茶にされたいんです♪
身も心もヘンタイさんに奪われてあなた色に染まりたいわ♪
そして、ロシュム様の妻になって、アナタと一緒にディスタードをやっつけるのが私の野望なの♥」
フラウディアはそう言いながら背中を向け、ムチの痛々しい傷を見せつけた。
すると、ロシュムは納得した、そうか――この美しい背中にムチによる痛々しい痕をつけられたのが許せないということか。
だが、ロシュムとしてはそんなことはどうでもよく、目の前の女で早く”楽しみ”たかったのである。
「フヘヘヘヘ! 前置きはもういいよな、フラウディアちゃん!
そういうことならば望み通り、さっそくお前をこの俺の女にしてやるぜ!」
ロシュムはフラウディアに襲い掛かった――
「ウフフっ、楽しみだわ、ヘンタイさん♥」
ロシュムはフラウディアの上に乗り、とても楽しんでいた。
だがしかし――それは当然、フラウディアの手の内に遊ばされていただけである。
そう、フラウディアの誘惑魔法、彼女の身体に触れようものならたちどころに彼女の虜となるのである。
しかし、それだけでは表面的、さらにもっと、ロシュムの心の奥底に深く食い込むため、
フラウディアは自らの身体を抱かせ、ロシュムはフラウディアの色香に包まれると、
もはや完全にフラウディアの虜と化していた。
「ほらほらぁ、ヘンタイさん♪ どうしたのよ、アタシでちょっと楽しんだだけでもうおしまいかしらぁん?」
フラウディアは邪悪な笑顔をしながら楽しそうにそう聞いた。
「ふあっ、フラウディアちゃん……いや、フラウディア様――美しい、素晴らしい女神様――
グヘヘヘヘ! 女神様ァ! もっともっと犯らせてくだせぇ!」
すると、フラウディアはロシュムの頭をなでながら猫なで声で言った。
「あらぁ、アタシのことを女神様だなんて――嬉しいわ、
アンタのような女好きのヘンタイさんにそう言われるだなんて――まるで、本物になった気分♥」
ロシュムとの”行為”の後、フラウディアは帰路についたが、彼女は泣いていた。
ネストレールに対して特に何を言うこともなく、ただただ泣いて帰ってきただけだった。
その際、フラウディアはネストレールにカードのようなものを渡すと、そのまま何も言わずに帰っていった。
「ちと衝撃が強すぎたようだな……まあ、今回は特別だからな。さて、確認しようか――」
すると、ネストレールはフラウディアから渡されたものを機械に取り付け、内容を確認すると――。
「なっ! こっ、これは! ロシュムのやつめ! とうとう落ちるところまで落ちたな!
よもや男にうつつを抜かすのみならず、男の証たるそれに対してこんなことをするとは!
もはやプレイボーイで浮名を流したというのも過去の話ということか! フハハハハハハ!」
その映像は明らかに障りのあるものだが、フラウディアとロシュムが夜を共にしたあの映像である。
だが、ロシュムは最後にフラウディアのスカートの中の”とんでもない物体”で……
もういやだ。こんな話するんじゃなかった。
とにかく、結論から言えば、フラウディアは男ということである。
彼女は特定エリート女人プロジェクトの成績最優秀者、だが、特定エリート女人プロジェクトとは、
まさに魔女と言わしめるほどの美貌とその能力を備えた男を作り上げるための計画だったのである。
そして、そのフラウディアを使い、
かつてプレイボーイで浮名を馳せていたロシュムに酷い辱めを受けさせようというのがネストレールの目論見であり、
ロシュムが言っていたことの仕返しでもあった。