”邪悪なる者”に挑んでいるフレアたち、そろそろその力も――
「ほらほらどうしたぁ! このアバズレがぁ!
もうじき腹もすいてくるころだろう! 遠慮はいらぬ!
さあ、この世界のすべてを貴様の狩場とするがよい!
貴様の主食はそこいらにゴロゴロと転がっておるだろう!
そうと決まったら、この闇をすべて吸うがよい!
わかっているだろう……この闇を吸うことが世界を統べる近道と!
そして貴様はこの世界の真の支配者となれ! そして好きな時に好きなだけ好きなことをすればよかろう!
フハハハハハハ! フハハハハハハ!」
”邪悪なる者”は倒れているネシェラに向かってすべての闇をぶつけていた!
「うわああああ! やめてぇ、やめてぇええええ!」
ネシェラは激しく訴えていた!
「やめろ……ネシェラに何をするんだ貴様――」
フレアは気力を振り絞ると、そのまま”邪悪なる者”に突撃――
「邪魔だ、退け! フハハハハハハ!」
だが、フレアは軽くあしらわれた……。
「これ以上、どうにもならないの!?」
ディウラは狼狽えていた。
そして……闇をまとったネシェラは立ち上がった……。
「ククッ、そろそろ飽きてきたな。
さあ、闇の欲望に魅入られし者よ――遊びは終わりだ。
貴様の手でこいつらを始末するがよい――
否、貴様の好きなように処理するがよかろう――
そうとも、この世界は貴様が支配するべき世界なのだからな!
フハハハハハハ! フハハハハハハ!」
すると、ネシェラはニヤッとした顔で答えた。
「ええ……ウフフフフッ♪ この世はぜーんぶこのアタシのもの♥
とーぜん、男はぜーんぶアタシがいただくわぁん♥
女はこのアタシの美貌に未来永劫仕えなさい――当たり前でしょぉん♪ ウフフフッ♪」
ま、まさか――ネシェラは闇に完全に飲まれてしまったのか――!?
ところが――
「ようやく、この時が来たようだな――」
フレアは立ち上がった。
「ぬっ? なんだというのだ? そうか――貴様はこの世界のバグなのだな、ならば仕方があるまい。
さあネシェラよ、こいつだけはお前の支配する世界に異を唱えようという邪魔な存在だ。
どうだ? この私が始末しようか?」
”邪悪なる者”はそう言うと、ネシェラは得意げに答えた。
「ええ♪ よろしくってよ♪ もっとも……やれるもんならやってみなさいよって話だけど♥」
なっ!? どういうこと……”邪悪なる者”は耳を疑った。
するとどういうわけか、フレアは――
「さあ、すべてに対して落とし前をつけてもらおうか……!」
なんと、運命の解放を発動し、切りかかった!
「ぐはぁっ! なんだと!? どういうことだ!? この世界の理においてはその力は封じているハズ!
なのに、どうして――」
そして、さらに――
「はあああああっ! フレア! 私にもやらせて!」
なんと、ディウラまでもがリミット・ブレイクしているではないか!
「なんだと!? 一体、何が起きているというのだ――」