ネシェラの服装は以前のマザーのネシェラ同様のライトグリーンのフリルブラとフレアーなミニスカート姿のまま変わっていない、
とにかく全体的に際どい見た目である……。
「やっぱり、城に住んでいるのか?」
フレアは訊くとネシェラは嬉しそうに答えた。
「それはそうよ、当たり前でしょ。
だって……私はこの世界の女王様なんだからねぇ♪ 女王様はお城に住んでいるべきでしょうよ♪」
世界の女王と来たか……だが、堂々と言うあたりは信用してもよさそうな気がする。すると――
「あらぁ♥ ウフフッ♥ アタシのカワイイ隷たちじゃなぁい♥
出迎えてくれるだなんて嬉しいわぁ♥」
彼女の美貌の奴隷たちが次々と頭を垂れていた。
「な、なあ……やっぱり、数多の男たちと――」
フレアは恐る恐る聞くとネシェラは楽しそうに答えた。
「そりゃそうよ♪ アタシはエンプレス・アヴァリスティ族の女よぉん♥
エンプレス・アヴァリスティ族の女は男を捕まえてオンナにしてもらい、
それと同時にアタシを感じた男を幸せに導くのが仕事なのだからねぇん♥」
……やはりアバズレ尻軽ビッチであったか。
「時代は変わったのではないのか!?」
レオーネは訊いた。
「もちろん、変わったわよ。
でも、アタシがこーなってるのはエンプレス・アヴァリスの意志であり趣味でもあるからねぇん♥
いわば、このアタシ自身があのエンプレス・アヴァリスそのもの……再びあんたたちとこーして出会えたことに感謝しているのよん♥」
そ、そうですか……一行は唖然としているが、ザードは――
「でも、お姉ちゃんってカワイイね!」
こら! 見ちゃダメ!
「まあ♥ ザードクンも来てくれたのね♥ お姉ちゃん嬉しいわ♥」
おっと、常識的な反応だ。
すると――一行は玉座の前へと並ぶこととなった、やはり女王様拝観の間なのだろうか。
「ウフフッ♥ これからあなたたちに引き合わせたいお方がいるのよ♪」
え、まさか、お方って――
「そうよぉん♥ これからアンタたちに引き合わせるお方はアタシの魔王様よぉん♥」
魔王だって!? どういうことだ!? 一行は身構えていると――
「ウフフッ♥ さあ……魔王様のお出ましよぉん♥」
その魔王という存在が現れた! 緊張が走る……!
「や、やあ……どうも、魔王です――」
って! そいつはまさかのクローザルだ! しかもなんだか以前よりも妙に好青年のような印象……
「クローザルが魔王?」
カイルは訊くと、ネシェラは嬉しそうにクローザルに近づいていた。
そして、クローザルは玉座に座ると、彼女は彼に抱えられていた。
「そうなの♥ ねぇ♥ アタシの魔王様♥」
こいつはデキている! 間違いない!
「そうなんだあ! 良かったね! ネシェラお姉ちゃん! クローザル兄ちゃんと結婚したんだね!」
ザードの理解よ。
「ありがと、ザードクン♥ お姉ちゃんもザードクンに祝福されて嬉しいわぁ♥」
またしても常識的な対応か。
ザードをメロリーナとディウラに預け、それ以外の者で話をしていた。
「ああ、ちなみに言っとくけど、アタシさ、子供なんか数えきれないほど産んでるんですけど。
当然、××××だって数えきれないほどやってるし、ヤった男の数だって――」
わざわざ言わんでよろし。ったく、ザードがいなくなったからってわざわざそんなこと報告せんでも――
「大事なことだよ、私の妻がどれだけ沢山の者に幸せを与えたことか……
そう、彼女はつまり、それだけ素晴らしい存在なんだよ!
この世でまさに唯一無二の存在、それが女王ネシェラ=エンプレス・アヴァリスティ様なんですよ!」
おい、旦那まで妙なこと言ってるぞ……やはりそういう世界なのか。
「で、でも! 一応あんたたちの感覚で言うとだけど!
確かに生まれて200年ちょいぐらいは24時間フルタイムでほぼ毎日違う男4~5人ぐらいと戯れたのは間違いないわよ!」
と、はっきりと言いつつ、今度は色っぽくとても嬉しそうに続けた。
「だけど……魔王様に出会ってからのアタシは魔王様のト♥リ♥コ♥
アタシが与える幸せは魔王様だけの特別なモノ♥
そんな素敵な魔王様のために戯れる男の数だって2人までに減らしたんだからねぇ♥ ア♥ナ♥タ♥」
そこは減らすんじゃなくてゼロにしろよ。
「こらこら! 皆さん、酷いですよ! 彼女はエンプレス・アヴァリスティです! 彼女にとってそれは大事なことなんです!
男に幸せを与えることは当然ですが、それをやめてしまったら彼女は飢え死にしてしまいますよ!」
……まさかの食事を兼ねている件! 言われてみれば確かに前回の未来でも何かを食している光景を見なかった気がする!
「だからネシェラ、無理をしたらダメだぞ。私はキミが無理をしていないのか心配なんだ。
だから4~5人なんて控えめに言わなくたっていい! 今まで通り12~13人と戯れていればいいんだよ!」
妙に多いな!
「そ、そんな、あなた……」
「さあ、ほら! まずは元気を出そう! 私が探してこようか!? キミが好きそうな男をね!」
他所の男との”行為”を勧める夫……エンプレス・アヴァリスティを伴侶とする者の宿命ということか。
「いいえ、私は目の前で私のために心配してくださる素敵な方を味わってみたいですわ♥」
「何!? 私か!? なんと! キミのような素晴らしい女性のエモノになれるなんて、私はなんて幸せ者なんだろう――」
「ウフフッ♥ さあ、ア♥ナ♥タ♥ 早くアタシをアナタのオンナにしてくださいな♥」
彼女はクローザルを誘惑、最後はノロケでした。