翌日――エターニスにて、リシェルナはフレアとディウラ、そしてレオーネと話をしていた。
「ディウラもリミット・ブレイクしたの!?」
レオーネは驚いていた。リシェルナが言った。
「生命の運命を司る者がリミット・ブレイクしたからですね。
しかもそれが強制発動によるものと訊いていますので、その力は絶大です――」
そうだな、私のせいだな、フレアは悩んでいた。
「フレアは悪くないよ! あの時の精霊様! どう考えてもおかしいよ!
だからあれは正解だったと思うし、私だって――あれを切り抜けられたのだから、
むしろ良かったと思ってるぐらいだし!」
そう言ってもらえると――フレアはなんとも安心した表情で示していた。
「そうそう! フレアは美人なんだからその表情をしているほうがいいって!」
と、ディウラをはじめ周りは沸いているが、フレアは戸惑っていた。
それから数時間後、エメローナが呼んでいるというので再び精霊界へとやってきたフレアたち。
すると――
「まさか、これはゲートか!? また未来に通じているのか!?」
フレアはそう訊くとエメローナは頷いた。
「どうやら今度はネシェラから直接自分の時代に来てほしいっていうご指名のようね。
恐らくだけど、彼女としてはこれで最後にするつもりなのかもしれないわよ。
つまり――”邪悪なる者”と直接対峙してヤツの封印を完成させるってこと、
だから、くれぐれも覚悟していくことね――」
そうか、いよいよ最後の戦いとなるわけか――一行は決意した。
「そうだね! お姉ちゃん、滅茶苦茶にされちゃって、最後にしてあげようよ!」
ザードがそう言った。
「これで未来冒険も最後ってわけだな」
バルファースは得意げに言った。
「ネシェラ! 待ってて! すぐに行くから!」
ディウラは強く訴えていた。
「”邪悪なる者”ー! そろそろいい加減にしろぉー!」
パティは腹を立て気味に訴えていた。
「よし、じゃあ……行くか!」
カイルはそう言った。
「うん! 行こ!」
メロリーナは嬉しそうに答えた。
「いよいよだな――」
レオーネは決意を新たにしていた。
「ええ、行ってらっしゃいな。
私はアヴァリスのご指定通りにシステムを改良する計画を練っているわね。
幸いにもそのための情報もあるし――これなら何とかなりそうよ。」
エメローナは得意げに一行を見送っていた。
「ただねぇ……どーしたもんかしら、封じられている以上はいつか破られる――」
課題は多い。
そして、未来へと再びやってきた一行は――
「なあ、元に戻ったんじゃなかったっけ?」
カイルはそう訊いた。
「さあな、もはや何が何やらさっぱりだな」
フレアは呆れていた、そう、一行はその光景を見て悩んでいた、
目の前にあるのはどこからどう見てもお城……以前のネシェラ=エンプレス・アヴァリスティが支配していた城そのものであった……。
その城のある町以外には特に何があるようにも見えず、アーカネルの町すらも以前と同じ様相の廃墟となっているようだった。
すると――そこへなんともセクシーな様相の女が現れた――言うまでもなく、ネシェラ=エンプレス・アヴァリスティなのだろう……。
「あら、やっと現れたわね、いつ来るのか待ちくたびれたわよ。
まあいいわ、とにかく――まずは話でもしましょ、ついてきて――」
あれ、彼女の態度はいつものシルグランディア節のようだ、これはこれで正解のはずだが――大丈夫だよな!?
例によって罠とかじゃないよな!?