闇ネシェラまでもが立ちはだかっていた――
「マザーならなんとかならないものだろうか……」
レオーネは訊くがネシェラは言った。
「無理ね、欲望を抑える手立てはないのよ、だから私もこれからまたヤりたい気分なのよね――」
そ、そうか――それもそうだ、手立てがあればこの彼女だって四六時中やっていたりしていないハズである。
「クククククッ……この女の欲望はとても深い……
なんといってもまさに欲望を満たすためだけに生まれ出た存在なのだからな!
そしてその欲望はまさに闇によってさらに大きくなっている!
もはや闇から抜けてくることはないであろうな! フハハハハハハハハ! フハハハハハハハハ!」
こいつ……一行は身構えていた。
「さあ、ゆけ! こいつらを殺すのだ!
さすれば貴様は思いのまま! 好きなだけ好きなことをやるとよろしかろう!
さあ……やつらを殺せ!」
”邪悪なる者”は闇ネシェラに命じた! これはヤバイ!
……だが、闇ネシェラはまったく動こうとしない……。
「どうした!? 早くさっさとやらぬか!?」
それに対し、闇ネシェラは――
「なにようるさいわね! お前一体なんなんだよ! あぁん!?」
ブチ切れていた。
「オメーみたいに××××できそうな体をなしてねぇ物体には興味ねぇんだよ!
アタシはただ男を物色しに来ただけ!」
その反応に”邪悪なる者”を含む他の者たちはポカーンとしていた、マザー・ネシェラ以外。
「物色……いや、それなら好きなだけやるがよいと言っておるのだ、こやつらを斃した暁にな。
さすればお前にはもっと深い闇を与え、この世のさらなる快楽を――」
だが、闇ネシェラは――
「テメェ……躾がなってねぇようだなぁ?
どういう教育してるんだぁ!? 何様のつもりだぁ!?」
もはや穏やかには済まされないほどにキレていた。
するとその場にムチを取り出すと、激しくその場にたたきつけた!
「おい! テメーら! このエラッソーにしている勘違い野郎に仕置きをすることが決定した!
男の分際で女王である私に楯突くなど言語道断!
なんでこのアタシが男とヤんのにわけのわからねー制約を受けなきゃなんねぇんだよ!
アタシがヤりたいっつったらつべこべ言わずにヤるんだよ!
殺人? 知らねーよ! テメェで勝手にやれや! そうだろ! テメーら!」
すると、なんと、周りの闇の眷属たちは――
「はい……すべては女王ネシェラ様の意のままに――」
「素晴らしい……美しい女王ネシェラ様――」
「女王ネシェラ様の言い分は圧倒的に正しい――」
なんと、闇ネシェラの言いなりだった!
「ば、ばかな――こやつらは古の時代より潜む闇ばかり、何故貴様の支配下に――」
「ほぉ……? そんなこともわかってねぇのかぁ……? こいつはつくづくだなぁ?
例えどんな闇だろうと、男が男である以上、
女王ネシェラ=エンプレス・アヴァリスティ様の美の奴隷でしかねえんだよ!
無論、このアタシに楯突くような男は”わからせ”てやったけどな!」
なっ……!
「さあ、躾の時間だ……テメーら! こいつにこのアタシの美しさと素晴らしさ、そしてどんな存在であるかを徹底的に”わからせ”てやれ!」
はい、女王様、仰せのままに――闇の眷属たちはなんと、”邪悪なる者”を寄ってたかってボコボコにしていた……。
「チャンスだ! このまま山を登り切ってしまおう!」
フレアはそう言うと、一行は山を昇って行った!
「オノレェ……オノレェ! シルグランディアめ! はかりおったな!」
”邪悪なる者”は悔しそうにしていた。
「ウフフッ♥
そうそう、××××はやりたいときにやる、そのためには他の何物からの干渉さえも許されるものではない……
エンプレス・アヴァリスティの掟を生まれながらにしてちゃぁんと守っているだなんて、我が子ながら感心するわねぇ♥」
ネシェラはそう言った、××××はやりたいときにやる――
エンプレス・アヴァリスティのその考えに真っ向から異なることを語った”邪悪なる者”はエンプレス・アヴァリスティによって”わからせ”られている。
フレアたちの攻撃は有効ではないようだが同じ闇同士なら有効らしく、
”邪悪なる者”は闇ネシェラの隷たちにボコボコにされていた……。
無論、女王エンプレス・アヴァリスティ様からのお力により、闇ネシェラの隷たちの力は増大……
”邪悪なる者”は完全に身動きが取れないでいた……。