一方のカイルたち、エメローナによると”アトレーニア”へと行く必要があるらしいが、
何とも艶めかしくてセクシーな彼女の見た目と動作には参っており、なるべく目を背けていたが……
「なんとも素晴らしい”女神脚”ですねぇ……デヘヘ――」
クローザルは彼女の姿に見惚れ、鼻の下を伸ばしていた、彼が見ているのはもはや脚だけではなくなっていた。
さらには彼女の行為自体も度が過ぎており、メンバー間でもぎくしゃくし始めていた。
「ねえカイル! こっちに来て!」
メロリンちゃんがカイルの胸に飛び込んできた。
「お、おう……どうした? 大丈夫か!?」
「だ、だって、お姉様がなんか変だから――」
まったくだ――どうかならないものだろうか、カイルもまた悩んでいた。
「カイルも注意して! お姉様、カイルに手を出したりしているからさ!」
それは……カイルも悩んでいた、エメローナには正直困っていた。
それもそのはず、夕べの宿場町にて。
「うおっ! ネエチャン! すっげえイイ女じゃねえか!」
またしてもエメローナの周りには悪漢共が集っていた。
「あらん♥ もしかしてアンタたち、このアタシとイイコトしたいのかしらぁん♥」
だが、エメローナはむしろ男たちに対して嬉しそうにセックスアピール……
お色気たっぷりに答えていた――
「マジか! イイコトさせてくれんのか!」
「なら、早速やろうぜ……デヘヘ!」
「今日は宴だぜ! グヘヘヘヘ!」
まさか――!
……一応ギリギリだった。
「ほぉら♥ これがアタシとのエ○チよぉん♥ 気持ちいイイでしょぉん♥」
言っていることはヤバイことだがやっていることは安定のエメローナ、
エ○チと称して男共を1人ずつシバき斃すといつもの通り足蹴にしている……いや、その際は――
「ウフフッ♥
まぁったく――このアタシとエ○チしたいだなんてお前ら相当の物好きだよなぁ? この……ヘンタイ共が!」
……そう、ドSの女王様がドMでヘンタイの奴隷たちを1人ずつ踏んだり蹴ったりを繰り返して幸せにしていたのである。
「はぁい! 女王様ァ! 俺は幸せです! もっとセッ○スさせてください!」
「そーでしょそーでしょ? 当たり前よねぇ?
だったらもっと幸せにしてやろうかぁ? この……ヘンタイが!」
「女王様ぁ……もっと犯らせてください……」
「大丈夫、言われなくたってたぁーっぷりとしてアゲルわ、この……ウジ虫が!」
「あぁ……女王様とのセッ○ス……最高だナァ……女王様ァ……ああ、女王様ァ……」
「そうよねぇん♥ アンタが一番幸せよねぇん♥
なんたってアンタはアタシのスカートの中を覗いているからなぁ!
誰の許可得て覗いてんだこの……世界の廃棄物野郎がよぉ!」
……とまあ、そんな感じ。
だが、今までの彼女とは違ってあくまでドSの女王様、今まではぶち殺す気満々で男共を1人ずつ処していたが、
ドSの女王様となった彼女は今度は下等生物を蔑む様な眼で見下ろしており、
とても嬉しそうに楽しそうに男共を1人ずつ快楽を与えているかのように振舞っていた。
「ウフフッ♥ さあ、このアタシとにエ○チがしたいやつらはどこのどいつかしらぁん♥」
そして、そんな彼女に対して何人かの男共が次々と集まる……
1人ずつ順番に”エ○チ”という名の暴行で奴隷共を幸せにしていた。
そんな様子をとりあえず見ているのはフレアとバルファースのみ、どうしたもんだかひたすら悩んでいた。
無論、子供には見せられないのでディウラがザードを連れて速攻退場である。
「もはや彼女には誰もついていけないか――」
「元々Sっ気強い性格だが、とうとう行くところまで行ってしまったか。
逆にこうじゃなければ犯されていたんだろうが、そっちじゃなくてつくづく良かったと思う」
バルファースは悩みつつ言うとフレアは首を振った。
「エメローナがそんな女だとは想像したくないな」
そういえば――フレアは気になって訊いた。
「他の者は耐えられずにどっか行ってしまったがお前は平気なのか?」
バルファースは答えた。
「そういうあんたこそ。
俺は別にどうだっていい、確かに犯されるほうだったら見ている気にはなれんが、そうじゃなければまだ許せるところだ。
そもそも問題は彼女自身にはないからな、だから彼女に万が一のことがあればと思ってこうして見張っているだけだ」
意外なことを考えているな。
「それにしても色気が強いな……そうか、これが”妖の香”というやつか、それで一定の男を取り込んでいるんだな。
あんまりそんな性格してないクセしてちゃんと女やっているんだな」
冷静に言うバルファースに対してフレアは頷いた。
「そのようだな、だんだん男たちが集まってくる。
お前はディウラのおかげで”妖の香”に耐性があるのだな」
「図らずもな。取り込まれそうにはなるが、慣れってやつなんだろうな」
「それもあるが、恐らくお前の言う通り、エメローナが”あんまりそんな性格してない”せいだな。
これが続くようなら”妖の香”の力も高まる、そのうちさらに大勢の男が集まってくるだろうな。
それこそカイルもクローザルも、それこそお前ですら彼女を前にして正気ではいられまい――」
バルファースは腕を組んで悩んでいた。
「早いところなんとかしねえとやばいってことだな――」