エンドレス・ロード ～ディクショナリ～

ディスタードのガレアに自らの管轄に拠点を置く帝国の四将軍の一人。 しかし、その正体は言わずともがな。
そのため、ここではアール将軍としての内容のみを主軸とし、それ以外については正体のところに譲る。

帝国の将軍としてのし上がり、帝国の優れた情報網を利用して、 自らの目的遂行を達成することがあるというように、並々ならぬ決意を秘めているようだ。

さらにはフェミストで女性に対してはとことん優しい。 が、その一方で男忌みな性格があり、とにかく反応が厳しい――と、かなり極端な性質も持つ。
容姿端麗な優男はいつも両手に華な状態であり、他の帝国の管轄などに対しては女たらしであることはとにかく有名。 さらに帝国の中でも他の将軍たち(特にダイム)からあまり印象が良くないことから、 女たらしなら女に対してはとにかく甘いだろうということで、 その点をついた攻撃を何度か受けることになる。

しかし、それはあくまで本人の策略のうちなのでしばしば返り討ちにしているのが実情。 女たらし度をゆうゆうにアピールしている様から、どう考えても付け入るスキはそこばかりになりがちで、 しかも女スパイは狙った通りにこいつから情報を奪い取ってきているので絶対に女スパイに対して脆弱――
とまあそんな風に錯覚してしまうのは無理もないのだが触れられている通り、 当の本人は言うほど女たらしではなく、純粋に女性陣とは仲が良いだけの関係というだけのことで、 女スパイ対策についてはわざとそういうふうに付き合っているだけに過ぎない。
それこそ女スパイに与えた情報というのもわざと漏らしている節があり、
情報操作や情報戦術に長けたこいつらしい一面が垣間見えるなど、 敵に回すと絶対にアカンやつ具合に拍車をかけているといえる。
そして女スパイは帝国内でも屈指の居心地の良さでもあるガレアに惚れこんでしまい、 鞍替え希望者が殺到するというコンボを食らい、スパイを放った帝国の他の将軍たちは愕然とするのが様式美なのである。 それがどうしてそんなことがあっさりと起こりえるのかが帝国の他の将軍たちにとっては最大の謎であり、 なんとも理解しがたいところと言えるのだが、 それについては将軍のみならず他の男性陣からも言われていることであるのだが、 それはすべて当の女性陣たちのヒミツらしく、永遠の謎とされている。

人の死が苦手であるということに関連するところで、自らが指揮するユニットが被害を被ることを嫌う性格であるがゆえに、 情報こそが武器という考え方を王道的に堂々とこなしているほど情報をうまく利用した戦術が得意で、 軍備の扱いにもそれが表れている。
戦車のような接近攻撃兵器の扱いは苦手な反面、遠隔攻撃兵器の扱いがずば抜けて得意で、 戦いの最前線にいち早く引っ張り出してくることはお手の物。
情報こそ武器ということで、偵察車のような情報収集メカや潜水艦やステルスのような隠蔽兵器の扱いにもたけている。 敵にとってみればかなりいやらしい攻め方をしてくるタイプの指揮官で、 防御力が高く、籠城されるとなかなか崩せない上、攻めるのにもたついていると簡単に形成を逆転されかねないという特徴。 速攻タイプではないが相手からは攻められにくいのに相手の牙城を崩しやすいという、 ある意味堅実かつ安全な攻め方を展開する。
しかし、どの軍備よりも指揮官本人が一番強いというのは秘密。

名前の由来はそのまま、正体である名前をコードネームとして使用してるに過ぎない。

魔法らしき能力で変装を行っているがために、 素顔を出しているにも関わらず、どの変装形態とも顔が一致しないという不思議な現象を引き起こしている。 それがたとえ女装だとしても、元がいけめそということもあって、違和感がないほどである。

ただのいけめそならまだしも、とにかく、女性からの評判は最上級。 クレンスの様子を見てもわかる通り、ちょっとやそっとの魅力ではないことがあげられる。 いや、魅力というよりも、”次元の異なる何か”と認識したほうが早く、女性との距離がとにかく近いことも挙げられる。 女性とは仲がいいというよりも、普通に馴染んでいる点でも、ただの女友達の多いやつだということもわかるだろう。
アールの態度を見てもわかる通り、女たらしをわざと公言している点において、狙ってやっていることが容易に想像できる。 そのため、ガレアの外からの評判に関しては、確かに、女たらしのプレイボーイ肌以外の何者ではないにしろ、 ガレアの中に入ってしまえば、評判ほどの女たらしではないということがよくわかる。

正体