エンドレス・ロード ~プレリュード~

最後の奇跡 第1部 光を求めて 第2章 再起への誓い

第35節 支配

 ”シュリーア”は邪悪な笑みを浮かべると、服装がだんだんとセクシーな装いへと変わっていった。 服装のシルエットについてはほぼ変わっていないのだが、レース地であった生地の透け感がさらに透明化していき、 隠すところは隠しているということ以外はもうほとんど裸みたいな感じだった。 また、シュリーアへの完全起動により身体つき自体もこれまで以上のセクシーな身体つきとなり、 胸も大きさと腰の括れ、お尻の大きさに至るまで拡張されていった…… まさに男にとって都合の良い姿を体現せし存在である……。
「うふふふふっ、すべてはドライアス様の仰せのままに――。 ”悩殺破壊女神・ヴィーナス・シュリーア”はドライアス様の従順なる隷にございますわ。 さあ、このわたくし目に何なりとお申し付けくださいませ、愛しのド・ラ・イ・ア・ス・さ・ま♥」
 と、シュリーアはドライアスのことを猫なで声で色っぽく言うと、ドライアスは興奮しながら言った。
「シュリーア! やはりお前はとても美しい! 最高の女だ! さあ、そうと決まったら早速宴を開くとしよう!」
「はい♥ ドライアス様♥」
 と、シュリーアはドライアスの腕にがっしりとしがみつきながら猫なで声でそう言った。 そして、辺りはその女の色香が充満し、シェトランドの男たちは再び彼女の毒香に包まれ――
「やっ、やっぱりダメだ……エレイアちゃん、やばすぎる――」
 エイゼルをはじめとする男連中は、完全に彼女の美の奴隷となっていった。

 こうしてドライアスの恐怖政治が始まったのだ。 そう、シュリーアの能力を使い、先ほどのセイバルのお偉方は片っ端から――
「ふっ、あの能無し共には人生から退場してもらおう、 しかもシェトランドにはやつらの宿敵たるセイバルの上層部の連中を一網打尽にさせているのだ、 我ながら何とも広い心の持ち主ではないか――」
 ドライアスはモニタ越しに上層部の連中がシェトランドたちによって殺害されている様を見てご満悦だった。
「わたくしの美の奴隷にしなくてよろしいのですか?」
 ドライアスの腕に収まったままのシュリーアはそう訊いた。
「お前の素晴らしさの何たるかを良く知ろうとしない、 感覚がブチ壊れた年寄り共にお前の色香を与えるなどもったいない以外の何物でもない。 だから年寄りは年寄りらしく、いい加減引退してもらうことにしたのだ、人生からな――」
 ドライアスはイラついていた、こいつがやっていること自体はともかく、中間管理職はつらい。
「心得ました――」
 ていねいにそう言うシュリーアに対し、ドライアスは満面の笑みで嬉しそうに言った。
「だがしかし! お前は実に優秀な女だ! メリュジーヌではこうはいくまい!  お前だからこそ、ここまで実現できたのだ!」
 シュリーアは照れた様子で嬉しそうに答えた。
「そんな……すべてはドライアス様があればこそ――ドライアス様が私を作り変えてくださったからこそですわ――」
 言われてドライアスはご満悦だった。すると、シュリーアはほほを赤らめながら嬉しそうに訊いた。
「あ……の……ドライアス様……わたくし……早速ご褒美がほしいですわ……その…… シュリーアとなったからにはメリュジーヌの時の5倍もドライアス様を感じることができると……」
 彼女はそう言いつつ、その手をドライアスの膝から……
「おお、我が妃シュリーア! 確かにその通りだ!  すべての男の欲望の塊たるお前をこの私が支配してやろう! さあ、こっちに来るがよい!」
 と、いきなりドライアスはシュリーアを乱暴に……
「あぁん♥ ドライアスさまぁん♥」
 そして……!
「おお! そういえば言い忘れていたぞ、万人斬り!  かつて貴様のものだったこの女! 今ではすっかりと私のものとなっているぞ!  お前には私の知らぬ間に散々やられていたが、今度はお前の知らぬ間に面白いことをしようと考えている!  そう――この女! 今からこの私のオンナにしてやろうということだ! グハハハハハハ!  しかし安心するがよい! 貴様がもしまだ生きているのであればこの女で楽しむ権利を与えてやってもいいぞ…… 私のオサガリの女でよければなぁ! グハハハハハハ!」
 なんて下品な奴……
「ですが……ドライアス様ほど楽しめるお方はこの世にはおりませんわ♥」
 シュリーアもまた滅茶苦茶嬉しそうに言った。
「だが、万人斬りは色男だぞ?」
「ウフフッ♪ 例え色男といえど、所詮はわたくしの美の奴隷に過ぎませんわ♥  もちろん……そこまでイイ男だというのであれば…… わたくしの”とっておきの美の奴隷コレクション”に加えて差し上げてもよくってよ♪ フフ♥  でもそんなことより……アタシを早くあなたのオンナにしてくださいなぁん♥」

 その後はお互いに汗びっしょりとかいていた……まさにディルフォードも見たあの状態である。
「さて、我が妃シュリーアよ、次は――わかっているな?」
「はぁい♥ ドライアスさまぁ♥  そろそろあの女に連れられて私から離れてったボウヤたちがそろそろこの私の色香が恋しくなってきている頃♥  抜かりはございませんわ♥」
 離れて行ったボウヤ――そう、ガレア軍によって一旦救助されている者たち!
「あの女……もう少しでアタシの美貌を損ねるところだったわよねぇ♥  でも、アタシは女神様♥ そんなアンタでもちゃぁんと慈悲を与えてあげるわ♥  そう……この私の色香が恋しいボウヤたち♥  このアタシのオサガリの男共が寄ってたかってアンタのことをオンナにしてやんのよ♥  アタシのオサガリを恵んでやるんだから身も心もボロボロになるまで味わい続けなさいな♥  そしたらその後はこのアタシがアンタのことをいいようにこき使ってやるからさぁ♥  さあ、私の従順なる美の奴隷共♥  私とドライアス様のために死ぬまで働き続けなさぁい♥  キャハハハハ♥ キャハハハハ♥」
 ローナフィオルが危ない!