運命の黄昏 ~エンド・オブ・フェルドゥーナ~

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 3階のその部屋に入った一行、そこにもまた何人かが集まっているようだ。
「あ! ロイド! やっぱりここに来ると思った!」
 褐色の肌の可愛らしい女性がそう言った、シュタルという女性のようだ。
「当たり前だろ? 俺たちの絆はまさにここから始まったんだ、忘れるわけないだろ?」
 そう言われた彼女は嬉しそうだった。
「そうだね! じゃあ――この先だからね! 頑張って!」
 彼女はそう言いつつ道を開けるとそこにはなにやら奥へと通じる道が――
「ロイドさん! 彼女をよろしくお願いします!」
 背の高い優男風の男……サイスはそう言った、それはシェリアのことだった。
「えっ、私!?」
 それに対してロイドは頷いた。
「ああ、俺に任せておけ」
 任せろって何を――すると、今度は先ほどのシュタルとよく似たような女性が現れた。
「うんうん♪ ロイド君に任せておけば何もかも安心だ♪」
 ナナルという女性にそう言われてロイドは頷いた。
「フェイタリスはすぐに復活する――あれはそういう存在だ」
 フェイタリスって――
「ロイドさん! 私の娘をどうしたのですか!」
 恐らくプリズム族の女性……どことなくアグメイアによく似たような女性がなんだか怒ったような様子でそう訊いてきた。
「申し訳ない、俺がそばにいておきながら――」
 申し訳なさそうに言うロイド、するとその女性、アムレイナという女性は優しそうに答えた。
「うふふっ、冗談ですわ。あの子のことですからきっと考えあってのこと、さあ……早くあの子のもとへと言ってあげてくださいな♪」
 ロイドは頷いた。
「もちろんだ、今度こそ!」
 すると、そこへネシェラが現れた。
「どうやら懐かしい顔ぶれに会えたみたいね。早速行く?」
 ロイドは頷いた。
「ああ、早くライアのいるところに案内してくれ」

 しかし――何人かが欠けているな……ロイドはそう思っているが、その理由は――
「訊かないの?」
 ネシェラは訊くとロイドは頷いた。
「リアントスは俺と同じで現精霊界の住人、だからこことは別にやつが眠っているハズだ。 シルルは現精霊界における運命の精霊様、つまりアリフローラ=フェイタリスその人であり、 一方のアルクレアは運命の精霊様の片割れだからな。 フェイタリスならもちろん別に眠っていることは確実で、そして片割れについては今一緒にいるのがそうだしな――」
 そう言われてシェリアは驚いていた。
「まさか……!」
 ロイドは頷いた。
「そう、そのまさかだ、あんたがまさしくアリフローラ=フェイタリスの片割れなんだよ」
 そんな、どうして!? シェリアは訊いたが――
「あのアリフローラ=フェイタリスが何を思ってそうしているのかは知らんが―― でも、あんたにはあのアリフローラ=フェイタリスらしさが一切ないところから見るに―― なんか特別な事情があるんじゃないのか?」
 答えは彼女当人のみぞ知る……か。
「もう一人、忘れてない?」
 ネシェラはそう催促するとロイドは首を振った。
「忘れてないぞ、セレイアだろ? 彼女ならそこにいるだろ?」
 と、まさかのフェルメリアに促した。
「私が――なんです?」
 ネシェラが言った。
「セレイアの精神はフェリシアに受け継がれている、つまり――そういうことだな」
 なんと!

 だが、いきなりそう言われたとて、当事者としては何が何やらである。 ただ、少なくとも、当事者たちはむしろ前向きになっていた。 悪く言えば自棄だが、それでも世界の未来を紡ぐために頑張ろうという心持ちである。
「そういや、シュタルも精霊界に昇ったんじゃなかったっけ?」
 ロイドはそう訊くとネシェラは頷いた。
「彼女、汎用精霊だからね。こっちのほうが居心地がいいからここにいたんじゃないの?」
 それもそうか、ロイドは頷いた。
「ユグドラへの道を切り開いてくれたもんな、彼女の役割としてはそれで十分か」
 その道はいつの間にか城の内装だった景観からいつの間にか木の中のような場所へと変化していた。
「これが……ユグドラの内部なのか!?」
 アルドラスは驚いていた。
「そうだ、そして……ライアはこの奥に――アグメイアはきっとそこにいる!」
 ロイドは強くそう言った。