彩りの大地 Dragon Quest II

ぺぇじへっどらいん

ルーラ

初代シリーズから常連として存在し続ける便利移動呪文「ルーラ」とアイテム「キメラのつばさ」。
シリーズのはじめのうちは最後に復活の呪文を聞いた場所に対してワープをするという仕様のため、 自分で任意に移動先を選べない。
ワープした場合は乗り物(船)も近くに移動するため、乗り物(船)を移動したいだけの場合も使える。

主に復活の呪文が聞ける場所ということになる。

移動先備考
ローレシアの城 
サマルトリアの城 
ムーンペタの町 
港町ルプガナSFC版以降
ラダトームの城 
水の都ベラヌール 
デルコンダルの城月の紋章入手後
ロンダルキアのほこら船はベラヌール

携帯版・スマホ版などでは仕様が変更され、最近のシリーズのように移動先を選べるようになった。

移動先備考
ローレシアの城 
リリザの町新規
サマルトリアの城 
ムーンペタの町 
港町ルプガナSFC版より参入
ラダトームの城 
水の都ベラヌール 
山奥の村テパ新規
地下都市ペルポイ新規
デルコンダルの城 
漁村ザハン新規
ロンダルキアのほこら船はベラヌール

たびのとびら

入るとたちまち遠い所に運ばれまするでお馴染みの存在。 必ず利用しないといけない扉もあればそうでもない扉もある。 基本的には一部を除き往復可能なので、戻ってこれなくなることを気にする必要はない。
特に、ロト関連のアイテムなどを入手する際は利用したほうが時間短縮になること請け合い。 但し、金のカギが必要な場合が多いので注意。

移動元移動先備考
ローレシアの城南海のほこら 
ローラの門ベラヌール北のほこら#左金のカギが必要
ローレシア南のほこらデルコンダルの城金のカギが必要
運河のほこらベラヌール北のほこら#右金のカギが必要
ルプガナ北のほこら炎のほこら#左金のカギが必要
アレフガルドのほこら炎のほこら#右 
水の都ベラヌールロンダルキア南のほこら牢屋のカギが必要
ベラヌール北のほこら#左ローラの門金のカギが必要
ベラヌール北のほこら#中炎のほこら#中 
ベラヌール北のほこら#右運河のほこら金のカギが必要
炎のほこら#左ルプガナ北のほこら金のカギが必要
炎のほこら#中ベラヌール北のほこら#中 
炎のほこら#右アレフガルドのほこら 
デルコンダルの城ローレシア南のほこら金のカギが必要
南海のほこらローレシアの城 
ロンダルキア南のほこら水の都ベラヌール牢屋のカギが必要
ロンダルキアのほこらロンダルキア南のほこら唯一の一方通行

要点だけ言うと、序盤の地方に入手アイテムが集中していることとローラの門からワープできること。 そのうえでは当然金のカギが必須となるので予め入手しておく必要がある。
ローレシアに行った際にルーラできるようにしておけばローレシアにルーラすることで船が来るので、 そこから南下してほこらでワープすればデルコンダルで鎧も回収可能(徒歩や海路でも構わない)。

  1. 船で漁村ザハンへ移動する、金のカギを入手する
  2. 船で隣の南海のほこらへ移動する、旅の扉でローレシア城へ移動する
  3. ローレシア城でロトの印を入手する
  4. ローレシア城で復活の呪文を聞くなどしてルーラできるようにしておく(ルーラが自由なスマホ版は不要)
  5. 徒歩でサマルトリア城へ移動する、ロトの盾を入手する
  6. 徒歩でローラの門へ移動する、旅の扉でベラヌール北のほこらへ移動する
  7. ベラヌール北のほこらから旅の扉で炎のほこらへ移動する
  8. 炎のほこらから旅の扉でアレフガルドのほこらへ移動する、ロトの兜を入手する
  9. ルーラでローレシア城へ移動する
  10. 徒歩か船でローレシア南のほこらへと移動する、旅の扉でデルコンダル城へ移動する
  11. デルコンダル城でガイアのよろいを入手する

別解:ペルポイで牢屋のカギまで入手して「いかずちの杖」も取る(取れる?)

  1. 船で漁村ザハンへ移動する、金のカギを入手する
  2. 船で地下都市ペルポイへ移動する、牢屋のカギを入手する
  3. 船で炎のほこらへ移動する、旅の扉でベラヌール北のほこらへ移動するする
  4. ベラヌール北のほこらから旅の扉でローラの門へ移動する
  5. 徒歩でサマルトリア城へ移動する、ロトの盾を入手する
  6. 徒歩でローレシア城へ移動する、ロトの印を入手する
  7. ローレシア城で復活の呪文を聞くなどしてルーラできるようにしておく(ルーラが自由なスマホ版は不要)
  8. 徒歩でローラの門へ移動する、旅の扉でベラヌール北のほこらへ移動する
  9. ベラヌール北のほこらから旅の扉で炎のほこらへ移動する
  10. 炎のほこらから旅の扉でアレフガルドのほこらへ移動する、ロトの兜を入手する
  11. ルーラでローレシア城へ移動する
  12. 徒歩か船でローレシア南のほこらへと移動する、旅の扉でデルコンダル城へ移動する
  13. デルコンダル城でガイアのよろいを入手する
  14. ルーラでローレシア城へ移動する、地下牢で地獄の使い(悪魔神官)を倒していかずちの杖を入手する

各機種間の違い

  • バックアップ保存機能がなく、復帰時には「復活の呪文」を利用する。
  • イベントアイテムが「どうぐ」欄を圧迫している場合は売却するしかない。 売却可能なイベントアイテムはもとの場所へいけば再度入手可能です。

  • 操作感や環境周りなどのシステムがSFC版DQ5ベース。 グラフィックやサウンド・便利ボタンなど。 戦闘もオートターゲットチェンジ(撃破済の魔物を狙わない)システムを搭載。
  • バックアップ保存機能搭載。「復活の呪文」でなくなった。
  • 種系のドーピングアイテム追加。 それにより、パラメータが固定ではなくなった(但し、ランダム上昇ではない)。
  • 「せかいちず」が追加された。
  • パラメータ「みのまもり」追加。「すばやさ」が「守備力」に依存しなくなった。
  • 預り所の追加。 イベントアイテムは売却できなくなったので、「どうぐ」欄を圧迫している場合は預けましょう。
  • 消費アイテムの価格が安くなった。宿屋代もお安く。
  • キャラのパラメータに若干の変更。
  • 装備品は逆に性能が良くなった。 武器は特に「まどうしのつえ」「いかずちのつえ」が顕著。
  • サマルトリアの王子が装備のバリエーションが増えた関係で大幅に強化。 これでサマルサマルと蔑まされることもなくなれば……(いずれにしてもFC版のせいで蔑まされる運命にある)。 「てつのやり」攻撃力が上位化した「まどうしのつえ」に加え、新たに「ロトのつるぎ」「ひかりのつるぎ」「はかいのつるぎ」が装備可能になった。
  • 「ベギラマ」の威力が大幅に強化。これはサマル強化にもつながる。 加えて「スクルト」「ルカナン」もSFC版DQ5と同じ仕様ということで、有効的に使える呪文へと変更されている。
  • 王女が「ザオリク」を使えるようになった。 その代り、王女の「トラマナ」削除、「トラマナ」役は2人もいらない。 また、「ザオリク」が戦闘中でも使用可能になっており、HPの回復量は完全回復になっている。
  • 状態異常の判定としてすでにかかっている状態異常は100%命中するが、 「ザラキ」は「マヌーサ」状態を参照するため、”マヌーサザラキ”と呼ばれるバグが追加されてしまった。 「マヌーサ」はラスボスにも有効であるけれども、その結果、「サラキ」は内部で254の固定ダメージを与える効果とわかる。 つまり、「マヌーサ」に完全な耐性のないラスボスには非常に有効な技となってしまった。
  • 魔物のパラメータに変更。 増減はあるものの、全体的には低下。行動パターンにも変化(最終2ボスがベホマを使わない、バカCPUのラスボスが賢くなった、など)。 特に、FC版では数値が255までしか扱えなかったためにメタルスライム系の敵にダメージが普通に通り好戦的で経験値も低め(他の魔物に比べたらやや高い)だった仕様が、 従来通りダメージが通りにくく、戦闘に消極的な仕様に変更され、経験値も従来通り高くなった。 また、ラスボスのHPも低かった255から変更されたために、ほかのパラメータも255から大幅に低下修正されている。 今時の子がFC版のラスボスにバグを使わずに挑んだら発狂するかも。
  • 「あくましんかん」の使う「ザオリク」の効果が、 「使用したあくましんかんと同じパラメータになる(恐らく、仲間を呼ぶのと同じ扱いなため)」から「元の魔物と同じパラメータ」に変更されている。
  • 宝箱アドレスが初期化しないように修正されている(=一度洞窟や城を出ると宝箱が復活しない)。
  • 一部の宝の入手フラグが連動している。 つまり、片方の宝を取ると、連動しているもう片方の宝は取れなくなるものがあるということ。 参考
  • 通称「はかぶさのけん」バグが修正されている。 これでもしないとラスボスを倒せなかったFC版のためにあるようなバグだった。
  • 「みずのはごろも」入手フラグが追加されているため、1個限定になった。
  • ローレシアの地下牢の固定敵が「じごくのつかい」から「あくましんかん」へと変更されたため、難易度が上昇。 「あくましんかん」は「ラリホー」は効かないけど「マホトーン」が効くため、戦い方さえわかれば撃破はそう難しくない。 なお、落とすアイテム「いかずちのつえ」を必ず入手できる仕様は変更されていない。
  • ローレシアの地下牢の固定敵「あくましんかん」の出現フラグが追加されたため、戦えるのは1回限定になった。 「いかずちのつえ」入手→換金……による大量G入手ができなくなっている。 また、このフラグにより全滅した場合に再戦ができないため要注意。
  • 敵がドロップするアイテム(装備品)をすでに持っている場合、 Gをドロップする仕様だったのがきちんと既定のアイテムを落とすように変更されている。 これによって「ふしぎなぼうし」の2個以上入手が実現可能になった。
  • 一部ダンジョンの構造が変化。入手アイテムも変更されている宝箱も一部存在する。 特に、「ふしぎなぼうし」が確実に1個入手できるという話は有名。 そのほか、一部の場所での落下アイテムも存在。 さらに、タンス・つぼ・地面などには落下アイテムが追加されている。
  • 「~のかぎ」や「アバカム」でカギ開けを行う場合、 キャラの向きを考慮するようになったので、扉の方向を向いてカギを開けてください。
  • ロンダルキアへのほこらの構造に変化。 階段を上っても外に出られなくなりました。 FC版でもほこらの外観に出られるが、FC版以外ではこちらから出るように。
  • 「すいもんのかぎ」を持つラゴスのいる場所の形状が微妙に変更されている。 FC版と同じ感覚で画面外から話しかけてもそこにはいないため、きちんと画面を切り替えて確認すべし。
  • 竜王の城の構造が変更。 FC版では入っていきなり洞窟だったのが廃屋からの侵入に。 さらに最下層の扉が金の鍵の扉から銀の鍵の扉に変更されている。
  • 教会で生き返らせてもらうとHPが1で復活する仕様が完全回復になった。 神父は「ザオリク」で復活させている説は有力。
  • ダメージ床のダメージが低下。ほとんど半減。 また、ダメージ床を抑える防具が適応するダメージ床の種類にも一部変更。
  • ベラヌールでサブイベント追加。やらなくても問題はない。 このイベントにより王女と二人旅が実現できる。
  • ルプガナにセーブポイント追加。
  • 武器・防具屋でもアイテムの売却ができるようになった。
  • 各種バグフィックス。
  • ムーンペタの道具屋に売られている「かわのたて」の不具合追加。詳細は後述。

  • 難易度や環境周りなど、システム的にはSFC版と同じ。中断セーブができる程度の追加。
  • ”マヌーサザラキ”バグなどの各種フィックス。
  • 入手フラグの連動している宝がなくなった。
  • 中断セーブができるためか、「ふっかつのたま」がなくなっている。

  • 難易度や環境周りなど、システム的にはSFC・GBC版とほとんど同じ。
  • 取得Gと比較して獲得経験値が多い模様。
  • キャラのレベルキャップに変更。 変更といっても、従来は主人公50、王子45、王女35だったのが、全員一律50に変わっただけのこと。 レベル上昇のタイミング(次期経験値や得られる経験値)に変更があり、 いわゆる”攻略適正レベル”的なものもそれに対応している。 それに伴って、能力の上昇値や呪文修得レベルに変更。 ただし、レベルキャップに変更があっただけで、能力値に変更はない。
  • 「ルーラ」「キメラのつばさ」でワープ先が選べるようになった。
  • 「ギラ」の効果範囲が単体からグループに強化した。 「まどうしのつえ」の道具効果も同様のため、値段が高騰している。 もちろん、敵からもらう「ギラ」もグループ化しているので「ギラ」使いには注意。
  • 逆に「ベギラマ」の効果範囲が全体からグループに弱体化。 敵からもらう分には脅威度が変わっていない。
  • 「命の紋章」の入手場所が変更された。 ローレシアの地下牢で入手先を聞けるのはそのままだが、当然変更された先を教えてくれる。
  • 「ルビスのまもり」を先に入手しないとロンダルキアへの洞窟に入れなくなった。 「命の紋章」が先に手に入るので、抜け防止のためにロンダルキアへの洞窟へ入る前に回収して来いということらしい。

  • FC版とSFC版の同伴版。 操作感・環境周り含めたシステム全般においてFC版・SFC版とまったく同じ設計。 つまり、バグ技などもそのまま流用可能。
  • 中断セーブ搭載。時間のない現代人にとってうれしい設計。
  • ただし、中断セーブは 説明書にもあるとおり、再開時は中断時点での内容すべてを反映する。 分かる人にはエミュレータのステートセーブと同じと言えば伝わるか。 つまり、冒険の書の状態も中断記録時点でのものを反映するので注意。 別なデータを開始する場合は現在中断中のデータを正規の方法で記録するなりしてからはじめること。 特に、「復活の呪文」のFC版はともかく、SFC版はDQ1・2同伴版だったので、 SFC版はDQ1・2の2つで中断セーブデータが1つしかなく、 中断記録も両方に影響するため、中断セーブを利用する際には注意。 公式サイトにも
  • 中断セーブの性質上、「みずのはごろも」の完成フラグは立たない。

入手フラグが連動している宝

SFC版では一部の宝の入手フラグが連動しているものがある。 これにより、連動している宝同士ではどちらかしか入手することができない。
SFC版だけの仕様のため、ほかの版は関係なくどちらも入手できる。

フラグ宝の内容宝の場所
Aふくびきけんローレシア城・1階 西のタンス
Aすばやさのたねローレシア城・地下1階 神父の前
Bまほうのよろい海底の洞窟・地下3階 西の宝箱
Bまよけのすず海底の洞窟・地下4階 中央の宝箱

福引きについて

 景品
1等賞太陽×3ゴールドカード
2等賞星×3いのりのゆびわ
3等賞月×3まどうしのつえ
4等賞水×3まよけのすず
5等賞命×3やくそう
残念賞2つだけ同じふくびきけん

メタル系スライム

バブルスライム系登場によってはぐれメタルも登場。
さらに、FC版ではHPが多めで守備力が低いという特徴だけれども、 その理由はラスボスと一緒で、能力値の表現が8ビット内(255まで)でしかできないことによる弊害となっている。

上記ゆえか、守備力はメタルスライムで180、はぐれメタルで255までしか設定されていない。
その都合で経験値も前者は135、後者は1050と非常にマズイ。
マズイとはいえ、メタルスライムは初登場時点での経験値としては回りよりも高く、 はぐれメタルに至っては全モンスター中最高値なので狩りに適していないわけでもない。
それに、この作品では経験値割り増し仕様(戦闘開始時の敵の数に応じて倍率補正が適用されて経験値が多くなる)を搭載しており、 主にアレフガルドのほこらなどで集団で出てきた際には経験値が増えるため、複数体で出た場合はお得に稼ぐことができる。

さらにメタルスライムについてはドロップアイテムが装備としてはほとんど役に立たないが高く売れる「てつかぶと」であるため、金策目的に狩られることが多い。
そしてはぐれメタルは激レアアイテムの「ふっかつのたま」持ちのため、それ狙いで狩られることもある。

問題の倒し方についてはメタル系スライムのセオリーに基づいていて、物理攻撃のダメージか会心の一撃で一撃必殺のみ。 守備力の問題で「ロトのつるぎ」程度ならローレシアの王子でも普通にダメージが通せるため、ほぼ一撃必殺。 「ひかりのつるぎ」ならレベル11程度でも一撃必殺の模様。
初登場時のはぐれメタルのHPの高さ(38)に驚愕しがちだけれども、仕様が仕様なので仕方がない。

注意点として、その能力の都合か知らないけれども戦闘には積極的で、メタルスライムは「ラリホー」まで使うため、全滅しないように注意が必要。

ハードが進化した関係か、仕様がほかのシリーズと同様になったのでHPが減って物理攻撃が通りにくくなった。 伴い、経験値も1015と10050に増加。
「ラリホー」も「マヌーサ」も使わなくなり、逃げる確率も増えたけれども、 メタルスライムの攻撃力がマンドリルに匹敵するような危険な数値になってしまったので、いずれにしても、返り討ちに合わないように注意する必要がある。

特にハーゴンの神殿3階ははぐれメタルがほぼ確実に出現するゾーンとなっているため狩りには最適だけれども、 お供のモンスターが当然のように強いのでやっぱり返り討ちに合わないように注意。

スマホ・携帯版ははぐれメタルのドロップが「ふしぎなぼうし」に差し替えられているうえ、 「ギラ」が集団攻撃化している関係で「メタルスライム」にはさらに注意する必要が出てきた。