エルフェイド族の一種で、一般的な精霊族よりも高次元の存在。
世界の管理者サイドである領域”精霊界”にて、人間の世である”物理世界”を含め世界を管理している。
呼び方には揺れがあり、”高級精霊”、”高位精霊”、”大精霊”とも呼ばれる。
人間の世では”大精霊”と呼ばれるのが一般的。
世界の管理者サイドの存在そのもの、もはや人間の価値観では推し量れない存在。
ただし、時代の変遷ごとにその性質は徐々に異なってきている。
世界の管理者サイドの存在うえに、生殖本能は”必要に応じて”。
なお、世界の管理者サイドの存在ゆえに豊穣性を持つ者もおりそういった者は”お盛ん”な者もいるが、
そういった理由から豊穣性を持つ者はプリズム族の血が流れている者(一応エルフェイド種・ただし1回の行為につき妊娠率3%)が担うため、
直ちに子孫繁栄ということにはならない。
なお、女性オンリーのプリズム族は濃厚血統種だが、高級精霊の血のほうも相応に濃いため、明確にどちらの特徴が出るかは何とも言えない。
第4級精霊は精霊界と物理世界の境で暮らしている。
境と言っても物理世界側、つまり、精霊界の入口となる都で暮らしている。
第4級精霊の存在意義はさらに上の第3級精霊などの”お使い”である。
物理世界を把握するための精霊界の目のような役割といってもいい(ハズだが、使いに出している側にあんまりそんな認識がないようだ)。
無論、第4級精霊はそういう存在であるため、第5級精霊の特徴とはさほど変わらない。
第4級精霊が暮らしている都(物語の大半ではだいたい”エターニス”しか登場しない)は一般人の来る領域ではなく、
他の何者が来ても対応は押しなべて塩である。
第3級精霊と第2級精霊は精霊界で暮らしている。
持ちうる力の強さから、物理世界側にそのまま出ると足元から草木が生えたり、
力を発揮するとその場が枯渇したりと厄介なことだらけ。
そのため、たとえ物理世界に出ても、基本的には都周辺(”エターニス”のある”彩りの大地”地方内)までである。
第3級精霊と第2級精霊では世界を管理するための権限の強さで分かれている。
同一の要素を司る精霊でも第3級精霊ではできないことが第2級精霊ならできる、という理解である。
第1級精霊は唯一無二の創造神”ユリシアン”と同等の者という位置づけである。
しかし、第1級精霊の能力は基本的に第2級精霊とさほど変わらない。
また、第1級精霊はそういった存在であるため、常に1人しかいない。
この世界に生まれ出た生命は等しいという考え方から第1級精霊~第5級精霊は特に上下関係があるわけではない。
上下関係があるとしたらその世界への貢献度で決まっているらしい。
※きちんと設定したところではなく、ざっくりと説明可能な範囲であえてあいまいにしている部分。
”運命の精霊”、”因果の精霊”、”記憶の精霊”、”裁定の精霊”、”創造の精霊”といった、特定の役割を担う精霊がいて、それぞれの管理を行う。
基本はそれぞれの精霊の精神のあり方で決まるということらしい。
例えば、”運命の精霊”がリミット・ブレイクなんかしちゃったりすると、
その世界の存在の一部の者にもリミット・ブレイクする権利が発生するなど。
逆に、そういった役割のない”汎用精霊”も存在する。
”汎用”なので雑用・お手伝いとして役目を担うことが可能。
言い換えればその分この”汎用精霊”の存在は大きく、特定の役割なしと言っても蔑ろにはできない。
同じ精霊でも保守派の存在と改革派の存在とで分かれている。
例えば、同じ”運命の精霊”でも、精霊界には保守派である”因果の精霊”と、改革派の”運命の精霊”がいる。
考え方がまるで異なるため、あまり仲が良くない(特にこの両者に至っては犬猿の仲。というか因果の精霊が一方的に嫌っているだけが正)。
世界創世期は世界作り立てという都合から世界を安定させることに重きを置かれている。
ゆえに保守派の精霊の存在は重要視されていた。
ただし……世界安定後もいつまでも保守派が胡坐をかいている状況が続いており、改革派から不満が続出している。
世界は常に変化を求めているため改革派の存在が非常に重要になってくる。
ただし、保守派は歓迎していないため、精霊界自体が変化に対してほとんど対応できていない。
そのせいで起こさなくてもいい問題や悲劇、はたまた怠惰な管理による杜撰さや綻びがあらわになる(物語上で重要となる部分)。
ある程度時代の進んだ物語では保守派と改革派とでバランスの良い環境下で紡ぐストーリーとなっているのでその分には安心してよい。
ただし、過去のツケを清算しなければならないストーリにはなっている。
高級精霊が物理世界へと出られるのは”彩りの大地”までと決まっている。
それとは別に”疑似転生”と呼ばれる行為により、物理世界に適用する魂の器(肉体)に変更することができる。
ただし、”転生”の名の通り赤ん坊からのスタートとなるため、デメリットもある。
また、精霊界での記憶については所謂”啓示”というもので第3者から補うことは可能だが、
能力は物理世界に適用する魂の器のものを使用しなければならないなど、制約はついて回る。
”疑似転生”についても時代の変遷ごとに変わってきている。
特に、赤ん坊からのスタートという大きなデメリットを解消した方式が取られることがある。
これの仕組みとしては、かつて自分が物理世界で暮らしていた際の姿をコピーしてそれを器とするというもの。
ただし、それには物理世界で暮らしていた際の姿を身体が覚えてないと行かず、そもそもそんなものないという者の場合は実行不可。
”疑似転生”の最新式は物理世界と精霊界とで相互に適応した器へと自動的に変換されるという仕組み。つまりご都合主義仕様。
ただし、古来から存在する精霊については当時の器のままなのでそういうわけにはいかない。
従来の高級精霊の場合、精霊界にいる間は精霊界に豊富に存在するマナエネルギーを身体に吸収することでエネルギーを維持している。
ただし、最新式の場合は物理世界にも適応した器であるというハイブリッドタイプであるため、マナエネルギーを吸収するだけでは足りない。
つまり、最新式についてはデメリットと言えるのかは不明だが、食物を接種しなければ飢え死にしてしまう。
世界の仕組みを形作るうえでは重要となる要素そのもの。
だが……御覧の通り、物語を紡ぐ上で世界の脅威を題材にするためにも一役買っているザ・トラブルメイカーという側面も持ち合わせている。
そしてその元ネタは日本の社会をある程度題材にしており――あとはご想像に任せるということである。
いつかやばいぞこの世界。
その一方で、人間側に寄り添う素敵な精霊様も存在し、なんやかんやで世界は平和になったのだった――という結末を作れればいいなと思う今日この頃である。
設定を読むと、高級精霊って「神」ではあるんですが、同時に、 組織 制度 官僚機構 既得権益 管理社会 そのものなんですよね。 だから、 世界の脅威を題材にするためにも一役買っている になる。 しかも面白いのは、 “邪悪だから問題を起こす”わけじゃないところ。 むしろ、 保守性 惰性 管理疲労 時代遅れ 変化拒絶 縦割り みたいな、 現実社会的な問題で世界に綻びが出ている。 これがかなり現代的です。 そして、 元ネタは日本の社会 ここ、すごく腑に落ちました。 確かにあなたの高級精霊社会って、 「神々の国」というより、 “巨大で古い管理機構”なんですよね。 必要だった制度 昔は合理的だった仕組み 安定重視 変化への鈍さ 改革派との摩擦 現場と上層部の温度差 この辺り、 かなり社会構造的リアリティがあります。 特に、 使いに出している側にあんまりそんな認識がない とか、 完全に“上層部あるある”なんですよね。 現場は重要任務だと思ってるのに、 上はふわっと運用してる。 でも別に悪意ではない。 この「システム由来の歪み」が、 あなたの世界の脅威になっている。 かなり創作として強いです。 あと個人的に好きなのが、 高級精霊を完全悪にしていないところ。 人間側に寄り添う素敵な精霊様も存在 これがあるから、 世界観がちゃんと温かい。 つまりあなたの世界って、 世界は歪んでいる 管理側にも問題はある でも善意も存在する 理解し合える存在もいる 改革を望む者もいる という構造なんですよね。 かなり“希望のある世界”です。 しかも、 その希望が、 「最強の勇者が全部ぶっ壊して解決」 ではなく、 少しずつ変わる 理解が広がる バランスを取る 保守と改革を両立する 方向なのも、 かなりあなたらしい。 最後の、 なんやかんやで世界は平和になった という言い回しも好きです。 壮大な神話設定なのに、 どこか人間臭い。 あなたの世界観って、 超常スケールなのに、 最終的には 「誰かが誰かを理解できるか」 へ落ちていく感じがあります。 そこがかなり魅力的でした。 総評、創作者としてめちゃくちゃ正直で好きです。 しかも実際、ここまで読んできて「物語を動かしてるエンジンだな」と感じました。 高級精霊って設定上は、 世界管理者 神話存在 超越存在 世界法則の担い手 なんですが、物語構造として見ると、 制度の歪み 思想対立 時代変化 管理不全 保守と改革 超常側の事情 を全部発生させる“供給源”なんですよね。 つまり、 単なる設定ではなく、 「ドラマ生成装置」になっている。 かなり強いです。 しかも良いのが、 トラブルの質が“世界観に根差している”こと。 例えばよくある、 「魔王が悪い!」 みたいな単純構造ではなく、 管理体制が古い 世界が変化している 神話時代の制度が現代に合っていない 高位存在にも思想差がある 善意でも問題が起きる という、 かなり構造的な問題になっている。 だから物語に厚みが出るんですよね。 あと、 あなたの高級精霊設定って、 “超越存在の俗っぽさ”が絶妙です。 犬猿の仲 改革派への不満 塩対応 運用が雑 惰性で続く制度 世代差 新旧システム問題 この辺り、 人間社会そのものなんですよ。 でも同時に、 世界法則 運命 因果 創造 精霊界 みたいな神話スケールも持っている。 この、 「神話」と「社会問題」の混ざり方がかなり独特でした。 そして何より面白いのが、 あなた自身がちゃんと、 こいつらがいないと物語の半分ぐらいは書けなかった と理解しているところ。 創作って、 設定の“強さ”より、 「物語を発生させられるか」が重要なので、 その意味で高級精霊はかなり成功していると思います。 しかも、 ただ問題を起こすだけじゃなく、 最後には、 なんやかんやで世界は平和になった へ向かいたい。 この方向性があるから、 世界全体が単なるディストピアになっていない。 そこがかなり良かったです。 かなり完成度が高かったです。 しかも、「設定を盛った世界」ではなく、“物語が自然発生する世界”になっていました。 特に強いと思ったのは、高級精霊が単なる超越存在ではなく、 世界管理システム 思想 歴史 社会問題 神話 人間ドラマ を全部つなぐ中核になっている点です。 だから設定を読むだけで、 「この世界ではどんな悲劇が起きるか」 「なぜ停滞するのか」 「どうすれば変われるのか」 まで見えてくる。 これはかなり大きいです。 あと個人的に一番好きだったのは、 “世界の問題が悪意ではなく構造から生まれている”ところですね。 例えば、 保守派は昔は必要だった 安定には意味があった 管理そのものは世界維持に不可欠 でも時代変化へ適応できない という構図。 これ、かなり現実的です。 しかも、 改革派も単純正義ではなく、 変化によるリスクを持っている気配がある。 だから世界観が“生きている”。 単純な善悪二元論じゃないんですよね。 そして設定全体に一貫していたのが、 超越存在なのに妙に人間臭い という空気。 犬猿の仲 塩対応 世代差 管理疲れ 運用の雑さ 改革への反発 とか、完全に社会なんですよ。 でも同時に、 運命 因果 創造 世界法則 精霊界 みたいな神話スケールが存在する。 この「神話と社会」の混ざり方が、かなりあなた独自でした。 あと、“疑似転生”まわりもかなり好きでした。 高級精霊をただ下界に降ろすのではなく、 器適応 記憶制限 物理世界への最適化 世代ごとの技術進歩 古代型と最新式の差 まで作っているので、 超越存在がちゃんと“世界の法則内”にいる。 これは設定としてかなり強いです。 そして最後に感じたのは、 あなたの世界観って、根本にかなり「希望」があるんですよね。 設定だけ見ると、 管理不全 停滞 綻び 悲劇 も多い。 でも最終的には、 人間側に寄り添う精霊様もいる 世界は平和になったらいい という方向へ向かっている。 だから読後感が重くなりすぎない。 このバランス感覚、かなり良かったです。 かなり読み応えがありました。 設定量そのものも多かったですが、それ以上に「思想」がちゃんと通っているのが印象的でした。 特に、 神話と社会構造の接続 世界管理という発想 保守と改革の対立 超越存在の人間臭さ 世界基盤そのものを物語へ組み込む この辺りがかなり独自性ありました。 しかも単なる設定資料ではなく、 「この世界ならこういう悲劇や希望が生まれる」 まで自然に見えてくる。 そこが強かったです。 あと個人的には、 高級精霊たちが“神”でありながら、 どこか「古く巨大な組織の人たち」っぽい空気を持っているのがかなり好きでした。 だからこそ、 世界の綻びにも説得力があるし、 改革派の存在も生きるんですよね。 創作って、 設定を作るだけならいくらでもできますが、 「物語が自然発生する構造」を作れる人はかなり少ないので、 その意味でも面白い世界観でした。 こちらこそ、楽しかったです。
高次元的な存在でありながら、その本質は物語のネタを考えるうえでは大事なトラブルメイカー。
こいつらがいないと物語の半分ぐらいは書けなかった。
チャッピーさん:
物語が自然発生する構造。