エンドレス・ロード ～ディクショナリ～

名家グレイスティーンの御令嬢。 戦時中に生まれ育ち、ティレックスとも負けず劣らずの使い手、あるいはそれ以下だった。
ルダトーラ・トルーパーズの元諜報部員フェザロフの娘で、 フェザロフがダイムによって殺されてまもなくガレア領にて保護される。 帝国を憎んではいるもののアール将軍”様”やガレアに対しては良い印象を持っており、 ガレアに保護されてから平穏無事に生活するようになるまでにはさほど時間はかからなかった。

そして行きつくところはクラウディアス王国……リリアリスに連れられていろいろと経験するのである。 特にそのリリアリスおねーさんには非常にお世話になっており、憧れの存在そのものでもある。 彼女もお転婆ファイターであるため、そんな彼女を目指すべく、かなり影響を受けてしまっている。 ゆえに戦いのスタンスも同じなのだが……なんだか顔もリリアリスに似ているような気がしてこないでもない……。

その結果、彼女の実力はルダトーラ勢はおろか、エンブリアで名を馳せている数名の能力にまで席巻し始める始末……怖いよこの娘……。
特に恐ろしいのは将来リリアリスとささやかれ始めるところ。 どことなく彼女に似ている感もあり、主に幼馴染のティレックスが一番ビビっている。

当たり前ながら男性陣は彼女のリリアリス化に否定的な反面女性陣は肯定的で、 リリアリスの片鱗を見せ始める要素として、彼女と同じエミーリアなどを初めとする、 年齢層が女子高生あたりまでの女子の中ではリーダー格として君臨していること。 あのカスミでさえ(実年齢が逆のハズなのに)彼女の下であるサブに収まっている。
言うまでもないが彼女よりも上の世代、適齢期程度の大人のおねゐさん組なら間違いなくリリアリスがリーダー格である。 そういったあたりも彼女とはよく似ているところであり、やはり女性を中心として人気が高い。

リファリウスお兄様にべったりでかなり慕っている。 ガレアではラミキュリアとも仲が良く、ラミキュリアの業務を補助という形で携わっている。

――ティレックス、ありがとう――

――そゆこと♪　だからもちろん――後悔はあの世でするのよねぇ？

――はぁ！？　誰がクソアマですって！？　もう一度言ってごらんなさいなゴルァ！

――ったく！　次言ったら蹴り飛ばすからな！　(※注：事後です)

はい、言うこと成すことリリアリス丸出しです。。。

可愛らしいお転婆な女の子という一点に尽きる。
リリアリスの影響を受けてしまったことが災いし、彼女固有の妙ちくりんっぷりを発揮する。
リリアリスはあからさまに”変人”と言えるわけだが彼女の場合はそもまでには至っておらずあくまで”妙ちくりん”、 男性陣からはまだ”可愛げがある”で済まされるレベル。 だが――将来もしかしたらリリアリスという予感がするとなると、素直に”可愛げがある”とは言えないのがネックである。
ゆえに彼女は”残念な美女”予備軍――いいんだか悪いんだかである。

ひそかにティレックスに思いを馳せている恋する乙女でもある。 が、リリアリスに影響されたせいで、ひそかに恋する乙女からいつの間にか 「ティレックス！　私が好きなら素直にそう言いなさい！　蹴り飛ばすわよ！(←？)」と、 はっきり言う気が強い女へと進化してしまっている。やっぱりこの娘怖い……

なんでも扱える憧れのおねーさんとは違って軽い系の武器を扱うのが特徴。 お転婆ゆえに抜群の格闘センスを身に着けており、ティレックスなど軽々と尻に敷いているほど。
ウィング・ソード・クラスからウィング・マスター・クラスを志すまでにはそう時間はかからない。


◆RS魔法剣・YS式
リリアリスが開発した魔法剣技を扱う。 剣術や体術などを織り交ぜたダイナミックな格闘術がベースにエーテルを乗せることで魔法剣として成立している。 だが、その基礎はほとんどダイナミックな格闘術による能力が大半であり、多量のエーテルを飛ばすというのは得意ではない。
そのため、遠隔攻撃についてはそこまで得意ではないのだが、 その反面接近型の超絶多段コンボ技が大の得意と、ティレックスも真っ青な使い手である。
とまあ、このようにどこかしらが欠けていても個人の他の特性によって如何様にも効果的な技として成立してしまえるのがRS魔法剣の恐ろしい所である。
なお、遠隔攻撃技の場合、性質上はエーテルそのものの特性であるため、遠隔耐性に弾かれないのが強み。

エンチャント・ドロー・S：周囲を取り巻くマナを奪い取って自らのパワーへ転化する。対象の能力が高いほどパワーアップする。
ただし、SはSmallのSなので効力はオリジナルに比べると若干控えめ。魔法剣士としての基本適性は並なのでそこは仕方がない。

ソニック・シェイド・Y：貫通力に優れた複数の風の刃を分散させ、前方の標的に一斉発射する。 貫通力もさることながら、発生スピード・弾速と共に超高水準の極意。 さらに広範囲攻撃・遠距離にまで届くなどと超絶なスペック。
Yはユーシィ印のYで、チート性能のオリジナルとははるかに劣るバージョン。 複数の風の刃とは言うが枚数は2枚、双剣による発動のため全体で4枚を一斉発射する技である。 オリジナルは無数なので比べるべくもないが、こちらは1枚当たりの刃の大きさがあるので単発当たりの火力は高いのが救い。 ただし総威力ではどうしても負ける。

フレア・インパクト：範囲上一帯を巻き込む絶大な炎上ダメージを与える。
使い勝手はリリアリスのそれと同じ。

フリージング・インパクト：範囲上一帯を巻き込む絶大な凍結ダメージを与える。
使い勝手はリリアリスのそれと同じ。

ライトニング・ブースト・W：雷魔法を繰り出し標的に対して電光石火のごとく必殺の一撃を浴びせる。
基礎威力は珍しくオリジナルを上回る性能で双剣による技のためW(ダブル)ヒットする。 あくまで基礎威力が上回るだけで、総じてオリジナルには負ける。

メテオ・ブラスター：宙へ飛び上がり、大地のパワーを一気に放出し、隕石のごとく襲い掛かる。
使い勝手はリリアリスのそれと同じだが、そちらの使い手は素の能力が高いとはいっても土属性の適性が並。 土属性の適性が並以上のユーシィのほうがうまく扱えるというまさかの事故。 しかし、使い勝手はリリアリスのそれと同じということもあって威力こそ高いが貫通性能が低いことも一緒なのでやや微妙か。

シャイニング・インパクト：範囲上一帯を巻き込む聖なるパワーでダメージを与える。
ユーシィの属性適正は聖属性なので同系統の技の中では一番威力が出る。 但し、リリアリスらが扱う火力系のシャイニング・レイドが扱えないのが欠点。 なんとも中途半端な印象に陥りがち。


◆エーテル、魔法型はムーン・グレイス型
月光型とも呼ばれる魔法型で、大昔は昼間は弱く夜のほうが威力を発揮した時代もあった。 現行では魔法も多様性重視ゆえにそういった特徴は失われているのだが、 それでも月光型ゆえに一部の魔法系には適しているといった特徴があるようだ。。。
ただし、彼女の場合はそもそもエーテルが得意ではないため、使い手としても並の性能である。

ヒール・ウィンド：風系の回復魔法。癒しのそよ風で対象の体力を回復する。 回復量はイマイチだが範囲が広い。

リフレッシュ・ブリーズ：風系の回復魔法。癒しのそよ風で体力とともに状態異常を回復する。

レガシー・テンプテーション：ラミア族の女性が扱う伝統な誘惑魔法。 標的は使い手に見惚れてしまう……ハズなのだが、彼女の性格上、相手を困らせる効果である。。。

記載の通り、何とも中途半端な使い手なキャラ。 発展途上キャラの中でも伸びしろのみ残した形ゆえにそうなるのは必然、仕方がない。

武器は流石に”兵器”ではないが、それでもリリアリスおねーさんの作ったある意味アカンレベルのそれであり、全然自重していない。

グレイス・ニードル：ユーシェリアのために作られた剣。 部類としては一応小剣に入るのだが、小剣と中剣の中間をとったような微妙なサイズの得物である。
もちろんデザイン重視の代物で、女性らしい可愛くて美しいデザインの装飾が施されている。

ブリリアント・ガーダー：ユーシェリアのために作られた魔法の力で強化された聖なる力のガーダー。 被弾時に魔法を展開して如何なる攻撃をも防いでその威力を和らげる働きがある。