――人材は不足していないな。
もっとも、俺は”優秀な人材”だったようだからな、リーダーの後任は俺にしか務まらなかったようだ
エンブリアの世において名を馳せた若き英雄の一人。
その腕を以てあだ名すものをなぎ倒す。
項目 | プロフ |
---|---|
呼称 | クラフォード 万人狩りのクラフォード Craford |
本名 | クラフォード=レックスナート |
種族 | バラトール人(サード・ヒューマノイド系) |
性別 | 男 |
出身地 | グレート・グランド大陸/ティルア |
職業・肩書 | ティルア自衛団リーダー |
体型 | 189.8cm 74.6kg BMI20.71 股下90.4cm 比率47.62% |
年齢 | 100年寿命生物換算19歳 実年齢22歳 ”天命の刻”から23年後時点 |
誕生日 | 4月14日(牡羊座) |
血液型 | A型 |
髪 | 茶髪 |
ビジュアル | とりあえずまあまあイケメン。 |
主な服装 | 黒いスウェットスーツのような戦闘着。 |
好きなもの | |
特技 | |
攻撃力(武器など) | アリヴァール製の武器 |
防御力(防具など) | アリヴァール製の防具 |
特徴 |
一応通り名持ちの若きリーダー。戦闘能力が高い。
冷静なタイプで、いつも客観的に物事をとらえる。
他の何人かのキャラと比較すると、かなりの常識人といった印象。
グレート・グランドのティルア出身だが学校は例によってルーティス学園の出。
教育課程でセラフィック・ランドのフェアリシアへと留学していたことがあり、
その際シオラやディアナリスと知り合うこととなる。
だが、その折にフェアリシア消滅事件に遭遇し、仲間の1人であるティランドを失う。。。
通り名にも表れている通り、万人斬りディルフォードほどの腕にも近いとされている。
それもそのはず、ディルフォードとは過去に互角に渡り合えた力の持ち主だったため。
しかし、それも言ってしまえば彼は後追いであり、万人斬りがいるからこその存在ということもあり、
ディルフォードに比べると知名度もイマイチ。
そもそもディルフォードが世に知らしめたタイミングに比べると活躍時期も遅く、
ほぼ大戦末期ぐらいの最後の通り名持ちといった感じ。
そういうこともあり、野良の名声が欲しいマンに襲撃される率が低いのが彼個人としては気が楽な点と言える。
バフィンスとは血がつながっており、バフィンスは父親である。
性格に難ありとはまさに見たまんまのオヤジで離婚しているのだが、
喧嘩離れしたわけではなく、”岩鉄のバフィンス”の名を頂いたところに問題があったようだ。
その問題については先に記述した野良の名声が欲しいマンに襲撃される率が高くなることに起因しており、
性格に難ありなオヤジとは言いながらもなんだかんだで家族思いのできた人間性だったりする。
そういうこともあってか、クラフォードはバフィンスから離されることとなったのだが、一応父親であることは意識しているようだ。
しかし、母に引き取られたクラフォードだが、
その母もクラフォードが幼少のころには亡くなっており、それからは母方の親戚が引き取って育てることになった。
そしてクラフォードが大きくなると彼はティルア自衛団へと入隊、
”万人狩り”の名を頂くことで新たな自衛団のリーダーへと就任に至った。
クラフォード自身はバフィンスを武人としては”一応”尊敬しているが、
あくまでティルア自衛団の一メンバーとしてしか見ていない。
人間性としては確かに自分とバフィンスとを切り離した背景としては評価こそしているが、
普段は好き放題にやっているため人間としては最低だと思っている。
そのため、バフィンスは一応父親であるとは思っていながらも、その扱いはあくまで赤の他人である。
バフィンスは名を馳せた英雄によくいる人間としては最低というタイプの典型で、
クラフォードとしては反面教師的な側面がある。
だが、それらはバフィンスも承知の上、
赤の他人だろうと一応仲間関係であることは保っており、なんとも特殊な親子関係である。
とはいえ、バフィンスとしてはクラフォードの存在は特別であり、自慢の息子。
もともとティルア自衛団のリーダーだったバフィンスはあっさりとクラフォードにその座を引き渡した。
クラフォードもクラフォードでそれをあっさりと快諾、
こんなオヤジがリーダーやるぐらいなら自分がやるという気持ちだったようだ。
――消えちまったやつのことよりも目の前の強敵に対して集中しろ、逃がさないぞ、雑魚共め
――なんだよ、やたらと講釈の多いやつだな、やるんだったらさっさとやれよ。
もっとも、強者ほど、自らの腕を自慢したがるという典型なのかもしれんが――
――人材は不足していないな。
もっとも、俺は”優秀な人材”だったようだからな、リーダーの後任は俺にしか務まらなかったようだ
実直でマジメな武人気質であり、ゲン担ぎで信心深いところが見受けられる。
ゆえにその土地の文化を大事にしつつことにあたっているあたりはイールアーズなんかとは正反対。
しかし、そんな彼に対して革命を与えた存在がおり、彼の性格に大きな影響を及ぼした、
そう、リリアリスとリファリウスである。
実直でマジメな武人気質の存在としてこれまでやってきた彼だったが、
そんな経験をまるで真っ向から否定していくような2人の振舞いっぷりにはお手上げ。
2人は戦いのために生きているということとは無縁で、
マジメ一本でやってきた自分は単なる不器用な人間、
そんな自分と比べると、2人は戦いだけでなく生き方そのものも含めて強い人間であることを見せつけられる。
それにより、クラフォード自身も彼らの行動に影響を受けていくこととなるのである。
そして、気が付いたら過去の自分と同じ轍を踏んでいるティレックスらにアドバイスする側に……。
ということで、上記セリフは彼のマジメさを基礎にした彼ならではのネタという感じである。
万人斬りとは対をなす名ではあるが、彼はシェトランドの民ではなくバラトールの民であるため、基礎戦闘力は劣っている。
だが、それを感じさせないのは彼の戦い方にあり、比較的バランスのよい戦法を得意とする。
◆アルドーラ剣術・GG式
エンブリアでは一般的に普及しているアルドーラ剣術だが、
地方独自の改良が加えられており、剣技にはとらわれない戦技として定着したことで広義の意味でエンブリア戦技と呼ばれる。
中でも、彼が使うGG(グレート・グランド)式と呼ばれるものは戦闘民族であるバラトール人によって独自に改良されたものであり、
荒々しくも勇ましい、強敵に立ち向かうための奥義のごとき技でまとまっているのが特徴。
デュエル・スマッシュ:激しい勢いで相手を思いっきり切りつける。
バランスは整っていて威力もさることながら命中しやすいのが特徴。
ハイランダー・ストラッシュ:荒々しい必殺の剣技で相手を激しく切り上げる。
接近戦用の技としては威力・命中と共にバランスは整っている。
ダイビング・インパクト:跳び上がって振り下ろしざまに前方をまとめて攻撃する衝撃波を発する。
範囲攻撃技としてとても重宝する。
ハード・フェンシング・ピアーズ:思いっきり勢いをつけてから前方に向かってとてつもない突きを放つ。
威力だけは高いが外しやすいのでカバーが必要。
ガード・クラッシュ・トリック:相手のスキを突いて懐のナイフを用いて相手のガードを瞬時に突き崩す。
威力は低いがガードを破るのに有効。
フィート・ブレイカー:剣を豪快に振り回しつつ対象の足元を狙い、転倒させることができる。
転倒によるコンビネーションアタックを狙うのには欠かせない技。
スパーク・ブレイド:激しい火花を散らしながら強烈な斬撃を見舞う。
◆アルドーラ剣術・GG式改
リファリウスが制作した得物の特殊能力をヒントに閃いた技。
ライトニング・ソー:リファリウスが作ったウィンド・スプラッシャーの能力をヒントに編み出した技。
落雷のごとき一撃を放って相手を奈落へと導く。
ウィンド・スプラッシャー:リファリウスが作ったウィンド・スプラッシャーの能力をヒントに編み出した技。
その名のごとく、複数の風の刃を発して相手をバラバラにする。
ただし、そいつが使う似たような技のそれとは違い、1枚当たりの刃の大きさがある反面刃の枚数は4枚のみ、
しかもこちらは刃の向きはすべて縦のため横範囲はそこまで広くなく、あくまで威力を重視した性能となっている。
ソイル・ブラスト:リファリウスが作ったウィンド・スプラッシャーの能力をヒントに編み出した技。
複数の刃に似せた土を激しく飛ばして相手をボコボコにする。
ウィンド・スプラッシャーの風の刃を土の刃へと差し替えた結果の技であり、相手の出鼻をくじくのにすこぶる効果的。
◆エーテル、魔法型はシンボリック・シンプル。
名前の通りのシンプルな系統で使い手の多い派生系統でもあることから、
所謂エンチャント・グッズから魔法を抽出し、自らの魔法として行使するのが最も楽な系統。
それゆえに威力が軒並み低いことが欠点として挙げられる。
ただし、そこは使い手次第、中にはシンプル系統だろうと伝説に名を遺すような使い手もいるため、
結局は本人次第ということである。
使用魔法は省略。
ただ、案外浅く広くといった感じであらゆる手段は備えている模様。
あなどれないなこいつ。
回復魔法は範囲が弱い反面威力だけは高い炎系。やっぱりあなどれない。
パワー・スピード・防御にフォロー力と、とにかくバランスが優れた戦い方を展開するアタッカー。
普段の彼を見てもわかる通り、場を読んでからの行動を意識している感じである。
そのため、火力一辺倒のイールアーズや純粋に強いディルフォードには火力では負けるが、
馬鹿正直に正面突破せずにやるスタンスゆえの強みが彼の持ち味、
ディルフォードらとは引けを取らない実力者ということである(イールよりかは断然強いのは秘密)。
それでもリリアリスやリファリウスにはどうしても勝てないが、
そもそもあいつらバケモノなので仕方がない。
話題に触れるのは後のほうになるのだが、
アリヴァール製の武具がお気に入りらしく、愛用している。
アリヴァールはセラフィック・ランドの自治区の一つだが、ここもなくなってしまったため、
ストックの補充が大きな課題である。
アリヴァール・エッジ:特殊な金属で作られた、刃物の名産地アリヴァールの中剣。
鋭さと強度に優れており、愛用者も絶えない。
アリヴァール・ブレイド:特殊な金属で作られた、刃物の名産地アリヴァールの大剣。
鋭さと強度に優れており、愛用者も絶えない。
アリヴァール・ガーダー:特殊な金属で作られた、刃物の名産地アリヴァールの小手。
とにかく強度に優れており、愛用者も絶えない。
ウィンド・スプラッシャー:リファリウスが市販のバスタード・ソードに風の魔力を含ませつつ改造を施したもの。
ディスタード本土軍決戦の折にクラフォードが選んだ代物。
風の刃を放って離れた敵に対して攻撃を与えることが可能。