運命の黄昏 ディクショナリ

エルクザート星に住まうデーモン・カリスの一種であるリリス・ロリスティの女性。 見た目の背徳さと妖艶さを武器に世の男たちを虜にする恐るべき妖の者。

なのだが、当の本人の願いは平和である。
さらに他所の女の男には不用意に手を出さない、 不用意に誘惑魔法を用いたりしないなど、 どこぞのプリズム族ですか的な性格をしているあたりも特徴。

無論、彼女の好みといえば、言うまでもないと思うが全方位イケメンでお馴染みのフローナルである。
ただし、そんな彼に対しても最終的には”愛しのお兄様”として甘える妹キャラとして収まるのだが、 それでもどうにも諦めきれない様子……。
甘えると言えば強力無比かつ絶対最強女であるフィレイア様にはもはやお姉様を通り越してお母様の域である。 もっとも、あの人は子供まで既にいるので母親を経験してはいるのだが……。

デーモン・カリスにはリリス・ミスティと呼ばれる、 まさに妖艶さを武器に世の男たちを虜にする恐るべき妖の者がいるのだが、 彼女の場合はイタイケさが抜けきらない背徳さが残る容姿で成長がストップ、 ゆえにロリータ要素の残るリリス・ロリスティと呼ばれるようになったのじゃ。

しかもあろうことか、これでも彼女は実は男。
世の中には公式が病気とか作者が病気、しまいには公式が末期などという言葉もあるのだが、 作中でも需要と供給という一言があらわしている通り、 まさに世相を表している通りのキャラ性ゆえにあえて作者が病気路線のキャラを出したことの顛末がララミィである。 世界観が宇宙なのでこのぐらいは許容範囲じゃ。

そして種族補正がかなり利いていることもあってか、一周回って女性キャラとして成立している。 以後の彼女の立ち振る舞いは自らの美貌を利用した男性キャラへのぶりっこであり、もはやアイドルとして君臨している。 ゆえにアルドラスを初めとする男性陣は彼女に逆らえず、大体言いなりになっている。
さらには彼女に蔑んでほしいドM需要もあるようで、その際は所謂”メスガキ”っぷり全開である。

ただし、実年齢はまさかのフローナルよりも上。 フローナルに対しては最終的に妹キャラとして落ち着いている彼女だが……

――オスをたぶらかすためのイタイケさと夢を見させるためのか弱さに妖艶なボディこそが重要なのじゃ♪

――ククッ……こやつはもはやわらわの美貌の虜となったのじゃ…… さあ跪くがよい、わらわは女王なるぞ、女王の命令は絶対じゃ……

――さあ、今宵は宴じゃ♥　 お前の理性を粉々に破壊し、本能を呼び覚ませばお前はケダモノとなるのじゃ♥　 その暁には我が美貌の虜として永遠の時を刻むがよいぞ♥

――それもずいぶんと愛しているものとみた！　 なのにその者との仲を破壊するというのはどうも好かん。 となると、わらわの力程度ではお主を心の底から満足させるには至らぬのじゃ――

――うわぁ……お姉様はとってもふんわりしていて暖かくってまるでお母様みたいな素敵な人じゃ！

妖魔の女っぷりを発揮する恐るべき存在。 だが、素はただの妖魔の女ではない一面を持ち合わせるなどの夢見るお姫様。
生まれた時の性別の感性とはまるで真逆の夢見る女の子であり、 他人の恋愛への興味から自らの恋愛の対象に至るまでのすべてが女子そのもの。 何かが間違っている気がしなくもないのは公然の秘密。
だが、そんな女の心ですらあっさりと回収してしまう女がいることを忘れてはならない。

実際に話し合ってみるとなんとも奥ゆかしい女子という話し方をすることがあり、 最初に出会ったときや男を誘惑するときなどとはまったく違う一面を見せたりもする。
というか、シチュエーションごとに口調がまるで違うのも特徴。 こういったあたりはまさに妖魔の女の武器という感じである。

得意技はもちろん誘惑魔法。 それ以上に絶大な魔力を保有しており、メンバーを窮地から救う。

ビースト・キラー：強くしなる獣狩りの鞭。ララミィの標準装備
チェイン・ウィップ：金属繊維を編みこんで作った頑丈な鞭。先進惑星では一般的な代物

第4章追加
エンプレス・ビュート：フィレイナの手によって特別に作られた鞭。まさに女帝が扱うような麗しき鞭