運命の黄昏 ~エンド・オブ・フェルドゥーナ~

第3章 カルティラの黙示録

第72節 止まらぬ滅亡へのカウントダウン

 エルゲリアス、金色のスーツのような鎧に身を包み、その上から赤いローブのような衣装を身にまとっていたが――
「バルザンド帝国はもう滅びるハズだ……お前たちももう終わりだ、船ももうない――」
 フローナルの頭の中は依然として女神フェルリン様のスカートの中である。エルゲリアスは頭を抱えていた。
「ああっ、そうだな、そうだった。 おかげで母星でそっくり返っている連中も一度に死んで清々した。 そもそもやつらは傲慢すぎるのだ……銀河連邦を陥れる方法など他にもたくさんあるだろうに、 変に拘りおったからあのような目に遭ったのだ、自業自得だな……。 貴様も嬉しいだろう? さあ――大いに喜ぶがいい!」
 エルゲリアスはそう言うと――
「グヘヘ……デヘヘ!」
 なんと、女神フェルリン様が楽しそうな顔で胸元のリボンをそっとずらし、フローナルを誘惑している!  さらに追い打ちをかけるようにあの大きなバストが揺れ動かしフローナルの下心を操作している!  そんな様相に対してフローナルは鼻の下をだらーんと伸ばして嬉しそうな顔をしていた……。 そんな彼の様子にエルゲリアスは呆れたような態度だった。
「フハハハハ! なんとも情けない姿だな!  だが……そんな情けない貴様らなんぞにあの船を破壊されたのは少々痛手だな、そいつばかりは流石に堪えるな……」
 と言いつつ、エルゲリアスは不敵な笑みを浮かべながら言う。
「だから一番手っ取り早い方法として貴様らが乗ってきた船をもらうことにしたのだよ。 それならどうだ? 簡単な話だろう?」
 そんなことさせるもんか……フローナルはもがいているが、それでも目の前の絶景には逆らえていない。
「だが……バカ正直に使わせてもらえるとは流石に考えてはおらんのでな。 だからそのためにはまず貴様にも邪魔な者共の掃除を手伝ってもらいたいのだ、 どうだ、頼めるか?」
 それは……目の前の絶景に無我夢中なフローナルだがエルゲリアスは話を続けた。
「ああ、そうだったな、言われてみれば貴様もまた銀河連邦の連中の一味だったか、残念だ――」
 と言いつつも、エルゲリアスはわざとらしくはっとした態度言った。
「そうだ……時に貴様、こういう話を聞いたことがないか?  フェレストレイアの女というのはその美貌と色香を操り星を支配しているのだそうだ。 そしてその色香の源というのは彼女らに流れている血によるもの…… つまり、その血が流れているのならどんな者にも色香が自在に操れるというわけだ……」
 その話は……
「だが、だからと言ってやはり誰でもいいというわけではない…… 彼女らが自負しているのはやはり美貌……ゆえにそれもまた大事な要素というわけだ。 そこでだ……我らは彼女らの星でとあるものを奪った…… ”先代のフェレストレイア女王の子宮”だ――」
 そう、つまり――
「そして彼女らに流れる妖かしの血というのは主にその子宮があるからこそなのだそうだ。 そして、それを宿すことで如何なる生物をもの淫乱尻軽痴女に変えることができると言うからには面白い話ではないか!  だから――」
 すると……女神フェルリン様が立ち上がるとセクシーに歩き出し、 フローナルの前まで迫ってきた……バストとスカートと腰が艶めかしく妖しく揺れ動く――。
「ウフフッ、そしてこのアタシがその淫乱尻軽痴女よぉん♪ 女になるんだったらなんだっていいわぁ♪  だからそれと引き換えに彼らに勝利をもたらす女神様になることにしたってワケ♪  これはもう即決するしかないわよねぇん♥ ウフフフフ♥」
 ああ、まさに女神フェルリン様のいう通りだ、女神フェルリン様は賢明な判断を成された、 そのおかげで今目の前でとても素晴らしい絶景が拝めるのだから!  なんて、なんて、なんていい眺めなんだろう! フローナルは完全に心を奪われていた。
 すると――女神フェルリン様はフローナルに縛られている手足をほどき――
「ねぇん♥  せっかくだからこのアタシがオンナになったこと、今すぐ確かめてみたいでしょぉん♥  ねぇん♥ アンタのしたいこと……今すぐ教えてごらんなさいな♥ ウフフフフ♥」
 さらにバストとスカートと腰が艶めかしく妖しく揺れ動き、フローナルを誘惑……
「女神フェルリン様……女神フェルリン様ァ!」
「いやぁん♥ このエッチ♥ ヘンタイ♥ ケダモノ♥ どこ触ってんのよ♥」
 表現放棄!
「ねぇん♥ ついてなかったでしょぉん♥  確かめてくれたお礼にアンタについているほうはアタシ専用に作り変えてア♥ゲ♥ル♥」
 再び表現放棄! フローナルの股……いや、それも表現放棄だ!
「ウフフッ、お楽しみはここまでよぉん♥ だから早速お前に命令するわぁん♥  私ね、このいい香りが通用しない汚いメス豚には一切興味がないの♥  だからそんな家畜共はさっさと殺して♥ そして、エモノ共をこの私に献上なさい…… そしたらアンタには――アタシ専用のそれでこのアタシのことをいくらでもヤりたい放題よぉん♥  あぁん♥ 早くアタシをオンナにしてぇん♥」
 するとフローナルは――
「グヘヘヘヘ! 仰せのままにィ! 女神フェルリン様ァ!  俺は女神フェルリン様の美の奴隷! 女神フェルリン様の命令は絶対!  女神フェルリン様と××××したい! ぜひともヤらせてくれェ!  女神フェルリン様ァ! グヘヘヘヘヘヘ! デヘヘヘヘヘヘ!」
 彼女を前にして跪くと高らかにそう宣言! そしてそのままフィレイナたちのいるほうへと向かった――
「ウフフ♥ そうよぉん♥ 女神フェルリン様の命令は絶対よぉん♥  アタシを抱いて寝た暁にはアンタの理性は粉々になって二度と修復できなくなってしまうのよぉん♥  だから楽しみにしてなさいな♥ アッハハハハハハハハ! アーッハハハハハハハハ!」
 なんてことを――

 それと同時に施設内やコンテナ内にあった女神フェルリン様人形が意思を持っているかの如く次々と動き出した……。 人形から放たれる彼女の色香は男たちを虜にし、そしてすべてを奪い去って行った……。 無論、メテオ・ナイツにもその魔の手は伸びると男たちは完全に女神フェルリン様の言いなりとなり、 女たちはなすすべもなく拘束されていく……。
 だがしかし、世界滅亡のカウントダウンは止まることはない……。