クロノーラ・クロニクル

アルゴーナスの支配者を語っていたプリズム族の女性。今後は旅の同行者として共にすることとなった。

本作と言えば、いずれのキャラも何かしらの妙なところを抱えているのが最大の特徴。
で、彼女は何を抱えているのかといえば、ラーシュリナ同様にまさかの生まれたときの性別……お前らいい加減に―― いや、それがプリズム族か。

もはや第1章の時点から完全に伏線が張られていたようで、それを友人までもが回収してしまっているという事実である。 そしてそれがアルゴーナスの支配者を語る魔女だった――どういうことだよ。

プリズム族といえばほとんどが女性で成立してる種族だが、 その実態は、基本的にどんな子供が生まれてもたいていの場合は女の子同様に育てるといった慣習があり、 さらにその際に不要なものを除去してしまう(つまり去勢してしまう)。
そもそもプリズム族は遺伝的に女の子が生まれやすいため、どんな子が生まれても女の子に育てるのがマストという文化である。 その結果、プリズム族とは女性のみで構成された種族というのが普通の認識として通っているのである。

当然その際に施されるのは第1章にも語られている通り、 プリズム族式性別変更手術といえば子宮移植術によって”身に宿るものはそれに相応しい姿へと変えてしまう”現象が発生し、 彼女らの血に潜んでいる妖かしの血を用いるのに相応しい身体へと変えてしまうのである。
それがプリズム族の実態であり、性別変更手術を実施した後も女性と何ら変わらないということになるのである。

そしてプリズム族の感性で生きているがゆえに性別の話についてはガードが甘く、 あっさりとぽろっと去勢済みなどと言ってしまう――こういうあたりもプリズム族ゆえということである。

プリズム族に関心のあるディアなんかはそんな事実は気にせず完全にシャルアンのことを気に入ってしまったようで、完全にメロメロである。 そもそも互いにその気があるようで、シャルアンはクラナから蓼食う虫も好き好きとまで言われてしまっている。
が、恐怖のレミシアお姉様の発言をまともに受け取っているところが見えるあたり、自我はきちんとしているようだ。 こういうあたりも、彼女が必ずしも魔女ではない正義感の強い普通の女子であることを示しているようだ。

――私は去勢済みですからね♪

言うの辞めなさい。

ザ・美人様。得意技はもちろん誘惑魔法。 プリズム族ではラーシュリナとは対照的に魔法タイプである。


◆格闘アーツ(接近攻撃武器用)

アイシクル・スマッシュ：氷の魔法を宿した剣の一撃を浴びせる。
アクア・スマッシュ：水の力を宿した一撃で水属性のダメージを与えることができる。
ボルティ・スラッシュ：相手のガードを打ち砕く必殺の突き放つ。
セイント・スマイト：光り輝く一撃を放って相手を翻弄する。


◆射撃アーツ(遠隔攻撃武器用)

なし。


◆エーテル(魔法)

ヒール・ライト：聖系の回復魔法。癒しの光で対象の体力を回復する。効果が強い。
フレア・ホワイト：プリズム族伝統の癒しの回復魔法。対象の体力を回復させ、それと同時に生命の活力を与えて能力を増大させることができる。
プロテクト・サークル：物理的な攻撃に対して抵抗する防護膜を張ることで、対象範囲の物理防御力を高めることができる。
マジック・バリア・サークル：エーテル系の攻撃に対して抵抗する防護膜を張ることで、対象範囲の魔法防御力を高めることができる。
レジスト・フィールド：状態異常系の攻撃に対して抵抗する防護膜を張ることで、対象範囲の状態異常抵抗力を高めることができる。
アクア・ショット：水魔法による攻撃魔法。水塊を飛ばして対象にぶつける。
ライト・アロー：聖魔法による攻撃魔法。聖なる矢を飛ばして対象を貫く。
アクア・ブラスト：中位の水魔法で、強烈な水流を飛ばして対象を押し流す。
ライト・クロス：中位の聖魔法で、聖なる十字で標的すべてを照らし出し、炸裂する。
スタン・ハザード：水系のスタン魔法。一定範囲の足元に激しい水流を巻き起こして対象の出鼻をくじくことができる。
スタニング・フラッシュ：聖系のスタン魔法。瞬間的に強烈な閃光を発して一定範囲の対象の出鼻をくじくことができる。
プリズム・ライト：自らを照らし出す温かくて優しい妖しい光を発する。
テンプテーション：プリズム族お得意の色香による誘惑魔法。受けた男児は彼女にときめくことだろう。


◆サポート・アビリティ(いわゆるパッシブスキル)

誘惑オーラ：常に誘惑オーラを身にまとう。相手が見惚れてしまう。
守護シールド：かばってもらった際に防御魔法でダメージを大きく減少する。

クラック・スタッフ：殴りつけるのに特化した形状の杖。
アイアン・バングル：一般的な腕防具。鉄で作られている。